メーターの表示について

計器類の位置

  1. 水温計
    エンジン冷却水の温度を示します。
  2. タコメーター/アナログスピードメーター
    お好みのメーター表示タイプに変更することができます。(→設定画面について
    タコメーター:
    毎分のエンジン回転数を示します。
    アナログスピードメーター:
    車両の走行速度を示します。
  3. デジタルスピードメーター
    車両の走行速度を示します。
  4. シフトポジション・シフトレンジ・ギヤ段表示
    選択されているシフトポジションまたはシフトレンジ・ギヤ段を表示します。(→オートマチックトランスミッション
  5. 時計
    GPS の時刻情報(GPS 時計)を利用して、時刻を自動で調整します。詳しくは別冊「マルチメディア取扱説明書」を参照してください。
  6. 燃料計
    燃料残量を示します。次の場合、実際の燃料残量が正しく表示されないことがあります。
    • 少量給油(約5L以下)を行ったとき

    • 坂道など傾いた場所に停車したとき

    • 坂道やカーブを走行したとき

  7. 航続可能距離
    現在の燃料残量で走行可能なおよその距離を表示します。(→航続可能距離について
  8. マルチインフォメーションディスプレイ
    走行に関するさまざまな情報を表示します。(→マルチインフォメーションディスプレイ(7インチディスプレイ装着車)
    車両に異常が発生したときは警告メッセージを表示します。(→警告メッセージが表示されたときは
  9. オドメーター
    走行した総距離を表示します。

知識

メーター・ディスプレイの作動条件

エンジンスイッチがONのとき

航続可能距離について
  • 運転履歴から学習した燃費と現在の燃料残量から算出した走行可能な距離を表示します。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法(急発進、エアコンの使用など)に応じて燃費がかわるため、実際に走行できる距離とは異なります。

  • 燃料給油量が少量(約5L 以下)のとき、表示が更新されないことがあります。この場合、燃料計の表示と共に更新することができます。(→燃料計と航続可能距離について

  • 「給油してください」と表示されたときは、燃料残量が少ないため、航続可能距離の計算ができません。その場合は、すみやかに給油してください。

燃料計と航続可能距離について

燃料計と航続可能距離は連動しています。少量給油後に燃料計と航続可能距離の表示が更新されない場合、次の操作を行うことで表示を更新することができます。

  1. 車両を平坦な場所に停車させる
  2. エンジンスイッチをOFF にする
  3. メーター操作スイッチのを押したまま、エンジンスイッチをON にする
  4. そのまま約5秒間を押し続け、オドメーターが点滅を開始したら手をはなす

オドメーターが約5秒間点滅したあと通常の表示にもどれば、更新は終了です。

外気温度表示について
  • 外気温度を- 40 ℃~ 60 ℃のあいだで表示します。

  • 外気温度が約3 ℃以下のときは、外気温表示の横にが点滅し、そのあと点灯します。

  • 次の場合は、正しい外気温度が表示されなかったり、温度表示の更新が遅くなったりすることがありますが、故障ではありません。

    • 停車しているときや、低速走行(約20km/h以下)のとき

    • 外気温度が急激に変化したとき(車庫・トンネルの出入り口付近など)

  • “--”または“E”が表示されたときは、システム異常のおそれがあります。
    トヨタ販売店で点検を受けてください。

液晶ディスプレイについて

液晶ディスプレイについて

フリー/オープンソースソフトウェア情報について

本製品はフリー/オープンソースソフトウェアを含んでいます。

このようなフリー/オープンソースソフトウェアのライセンス情報やソースコードの両方またはどちらか片方は以下のURLで入手することができます。

https://www.yazaki-group.com/rd-tech/oss/860

警告

低温時の画面表示について

画面の温度が極めて低いときは、画面表示の切りかえが遅れる場合がありますので、車室内を暖めてからご使用ください。

例えばシフトレンジ・ギヤ段表示を使用した場合、シフト操作をしてもすぐにシフトレンジ・ギヤ段の表示が切りかわらないことで運転者がダウンシフトしなかったと誤解し、再度ダウンシフトすることによって急激に過度のエンジンブレーキがかかり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

注意

エンジンや構成部品への損傷を防ぐために
  • タコメーターの針がレッドゾーン(エンジンの許容回転数をこえている範囲)に入らないようにしてください。

  • 水温計の針がHのレッドゾーンに入ったときや、マルチインフォメーションディスプレイに“エンジン冷却水高温 安全な場所に停車して取扱書を確認してください”が表示されたときは、オーバーヒートのおそれがあるため、ただちに安全な場所に停車してください。完全に冷えたあと、エンジンを確認してください。(→オーバーヒートしたときは

インストルメントパネル照明の明るさを調整するには

ダイヤルをまわしてインストルメントパネル照明の明るさを調整できます。

  1. 明るくする
  2. 暗くする

知識

メーターの照度について(昼照度と夜照度)

メーターの照度には昼照度と夜照度があり、それぞれの明るさのレベルを調整することができます。

昼照度と夜照度は、次のときに切りかわります。

  • 昼照度:周囲が明るいときに車幅灯が点灯しているとき、または車幅灯が消灯しているとき

  • 夜照度:周囲が暗いときに車幅灯が点灯しているとき

メーター照度の減光制御について

エンジンスイッチがACCのとき、またはONの状態で周囲が暗いときに車幅灯を点灯すると、メーター照度が減光されます。

ただし、メーター照度調整ダイヤルを明るくする側へいっぱいにまわした状態で、エンジンスイッチがONのときは、メーター照度は減光されません。また、このときマルチメディアディスプレイは夜画表示には切りかわりません。