前方に障害物を認識している場合、停車または徐行状態から、ペダルの踏み間違いなどによりアクセルペダルが必要以上に踏み込まれたとシステムが判断したとき、エンジン出力を制限し発進を緩やかにします。
AT誤発進抑制制御が作動するとブザー(ピピピ…)が鳴り、割り込み画面を表示します。この機能はシフトレバーがDまたはMのとき作動します。
前方に障害物を認識している場合、停車または徐行状態から、ペダルの踏み間違いなどによりアクセルペダルが必要以上に踏み込まれたとシステムが判断したとき、エンジン出力を制限し発進を緩やかにします。
AT誤発進抑制制御が作動するとブザー(ピピピ…)が鳴り、割り込み画面を表示します。この機能はシフトレバーがDまたはMのとき作動します。
アクセルペダルを踏み続けたとき(約3秒以上)は、徐々に制御を解除します。
プリクラッシュブレーキOFF表示灯が点灯しているときは、AT誤発進抑制制御は作動しません。(→プリクラッシュブレーキOFF表示灯)
AT誤発進抑制制御を過信しない。
AT誤発進抑制制御は衝突を回避するものではありません。発進時はシフトレバーやペダルの位置および周囲の安全を十分に確認して操作してください。AT誤発進抑制制御のみに頼っていると、思わぬ事故につながるおそれがあります。
AT誤発進抑制制御は停止状態を保つものではありません。
AT誤発進抑制制御はあらゆる状況で発進を緩やかにするものではありません。また、衝突を回避するものではありません。
AT誤発進抑制制御は前方に障害物を認識している場合に作動するものであり、崖など対象物が見えない状況で発進を緩やかにするものではありません。
故意に対象物の近くでアクセルペダルを過剰に踏み込まない。
アクセルの調節をAT誤発進抑制制御のみに頼っていると衝突事故を起こす場合があります。
遮断機を押しのけて進む場合は、慌てずにアクセルペダルを踏み続けるか、AT誤発進抑制制御をOFFにする。
万一、自車が踏切内で閉じ込められた場合、ステレオカメラが遮断機を対象物と認識し、AT誤発進抑制制御が作動することがあります。(→AT誤発進抑制制御をOFFにするとき)
次の条件の違いにより作動しないことがあります。
対象物との距離、速度差、横方向のずれ(オフセット量)
ステレオカメラの認識状態
特に次の場合は作動しない可能性が高くなります。
悪天候(強い雨、吹雪、濃霧)のとき
砂や煙が舞い、視界が十分でないとき
夕方、朝方の薄暗いときや、夜間に対象物に接近するとき
屋内の駐車場など暗い場所で対象物に接近するとき
ヘッドランプ照射範囲外に対象物が存在するとき
前方から強い光(太陽光などによる逆光やヘッドランプの光など)を受けたとき
フロントウインドウガラスに曇りや雪、汚れ、霜、土埃などの付着や傷などがついているとき
ウォッシャーの使用中または使用後で、フロントウインドウガラスが十分に拭き取れていないとき
雨滴やウォッシャーの水滴、またはワイパーブレードがステレオカメラの視野を遮ることにより、対象物の認識が不完全になったとき
対象物の高さが低いとき(低い壁、低いガードレール、車高の低い車両など)
対象物の大きさがステレオカメラの認識限界より小さいとき(小動物、乳児、しゃがんでいる人、横たわっている人など)
対象物や前方の車両(トレーラーや対向車両など)の自車から一番近い面および最後面が小さいときや、接近しすぎたとき(自車から一番近いところではない部分を認識して、作動し効果が十分でないこともあります)
対象物がフェンス、均一な模様(縞模様やレンガなど)や模様の全くない壁やシャッターなどのとき
対象物がガラスや鏡の壁や扉などのとき
車両(二輪車、自転車含む)、歩行者などの対象物が横から割り込んだり、飛び出してきたとき
発進時に自車が進路変更を行い、対象物のすぐ後ろに接近したとき
急カーブ、急な上り坂、急な下り坂のとき
運転者のハンドル操作状態から運転者が衝突回避操作をしたと判断したとき
安全のため、お客様ご自身でAT誤発進抑制制御の作動テストを行わないでください。作動しないことがあり、思わぬ事故につながるおそれがあります。
次のような場合は、必ずAT誤発進抑制制御をOFFにしてください。AT誤発進抑制制御が予期しない作動をする可能性があります。
けん引されるとき
キャリアカーに積載するとき
シャシーダイナモメーターやフリーローラーなどを使用するとき
リフトアップし、エンジンをかけタイヤを空転させるとき
垂れ幕や旗、垂れ下がった枝、草むらなどに触れながら通過するとき
サーキットなどでスポーツ走行するとき
次のような場合は、AT誤発進抑制制御が作動することがありますので安全運転に努めてください。
前車に接近して走行するとき
ETCゲートなどを規定速度を超えるような速度で通過するとき
路面の勾配が急に変化する場所を走行するとき
水蒸気や煙のかたまりなどを通過するとき
寒いときなど先行車が排出した排気ガスがはっきり見えるとき
消雪パイプや散水車などの散水を通過するとき
大雪、吹雪など悪天候の中を走行するとき
カーブや交差点に障害物があるとき
車両や障害物の横すれすれを通過するとき
前方の壁や車両すれすれに停車するとき
メーターの設定項目でAT誤発進抑制制御をOFFすることができます。
「運転支援機能」の「PCB(プリクラッシュブレーキ)」の項目で「OFF」を選択することでAT誤発進抑制制御がOFFになります。(→ユーザーカスタマイズ機能一覧)
AT誤発進抑制制御をOFFにすると、メーター内のプリクラッシュブレーキOFF表示灯が点灯します。
AT誤発進抑制制御のON/OFF設定は、プリクラッシュブレーキおよびAT誤後進抑制制御と連動します。
AT誤発進抑制制御をOFFにしても、エンジンスイッチをOFFにしてから、再度エンジンを始動するとAT誤発進抑制制御はONになります。
エンジンスイッチをONにすると点灯し、エンジン始動後約7秒後に消灯します。
プリクラッシュブレーキ、AT誤発進抑制制御およびAT誤後進抑制制御をOFFにすると点灯します。
また、次の場合にも点灯します。
TRCとVSCを停止したとき(→TRCとVSCを停止するには)
EyeSightシステムが故障したとき(→故障(ステレオカメラの位置・角度ずれ含む))
EyeSightシステムが一時停止したとき(→一時停止)
プリクラッシュブレーキOFF表示灯が点灯しているときは、プリクラッシュブレーキ(プリクラッシュブレーキアシストを含む)、AT誤発進抑制制御およびAT誤後進抑制制御は作動しません。
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