TSPS(信号情報活用運転支援システム)

TSPS(Traffic Signal Prediction Systems

信号情報活用運転支援システム)は、ドライバーの認知・判断の遅れや誤りを低減するための運転支援機能です。信号の交通管制情報を、道路上に設置された光ビーコンから受信し、車の走行状態や受信情報から、必要に応じてドライバーに判断・操作を行うための客観的な情報を提供します。

警告

TSPS 運転支援機能はあくまでも補助機能です。案内を過信せず、常に道路標識・信号表示や道路状況に注意し、安全運転に心がけてください。

知識

  • TSPS は警察庁が推進しているプロジェクトです。2014年からサービスが始まり、2024年時点で全国46都道府県で展開されております。
  • 本サービスの対象交差点などのTSPS に関するお問い合わせについては、VICS、ETC2.0(ITS スポット)、TSPS の問い合わせ先についてをご覧ください。
  • TSPS に関する規格は、UTMS 協会によって策定されています。また、本製品はそれらに基づいて作られています。
  • 以下のような場合、TSPS 機能が作動しない場合があります。
    • 光ビーコンユニットの上に物を置いたり、窓が汚れたりして、TSPS用路側装置との通信が遮られたとき
    • TSPS 用路側装置に木の葉や雪などが付着して、通信が遮られたとき
    • 雨天時など、ワイパーが作動してTSPS 用路側装置の通信が遮られたとき
    • TSPS 用路側装置や光ビーコンユニットに太陽光などが差し込んだとき
    • TSPS 用路側装置の通信エリアに駐停車車両があり、通信できないとき
    • TSPS 用路側装置の通信エリアに他の車両と並走して進入したとき
    • TSPS 用路側装置や感知器、信号機など路側装置の機器メンテナンス作業や故障などに よって、通信ができないとき、または誤った情報がETC2.0 ユニット(VICS機能付き)に提供されたとき
    • TSPS 用路側装置通過時の速度が著しく速いとき
    • TSPS 用路側装置の近くに他の光ビーコンが設置されているとき
    • TSPS 用路側装置の向きが変わってしまっているとき(台風など)
    • 車両始動直後にTSPS 用路側装置を通過したとき
    • ETC2.0 ユニット(VICS 機能付き)に故障などがあり、受信した情報を正しく処理できないとき
    • ETC2.0 ユニット(VICS 機能付き)または車両を改造をしたとき
    • システムの誤差などでナビゲーションが現在地を特定できないとき
    • サービス対象地点の地図データが無いとき
    • ナビゲーションのソフトウェアや地図データなどを更新中のとき

信号待ち発進準備案内

案内マークは運転支援の対象区間内で表示されます。表示中の画面によっては、案内マークが表示されない場合があります。

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赤信号で停車したとき、信号の待ち時間の目安をアイコン表示と音声で案内します。

  • [‍zzin99ct509a‍]

    待ち時間が90 秒より長い場合

  • [‍zzin99ct510a‍]

    待ち時間が90 秒以下の場合

  • [‍zzin99ct511a‍]

    まもなく信号が変わる場合

知識

  • 信号待ち発進準備案内を利用するには、ナビゲーション設定の[‍TSPS信号発進待ち準備案内‍]の設定をON にします。信号待ち発進準備案内の設定
  • 信号待ち発進準備案内の音声は、ナビゲーション設定の[‍TSPS信号発進待ち準備案内音声‍]でON/OFFを設定できます。信号待ち発進準備案内の設定
  • TSPS 用路側装置から送信される信号情報には信号機のサイクルに応じた有効時間があります。有効時間が経過すると、信号待ち発進準備案内ができなくなります。
  • 以下のような場合、案内マークが表示されないことがあります。
    • 交差点付近の側道や駐車場など、TSPS 用路側装置が設置された道路と並行する場所に停車しているとき
    • 運転支援の対象区間から離れているとき
  • 以下のような場合、赤信号残時間表示が表示されないことがあります。
    • 停車していないとき
    • 停車時点で交差点から大きく離れているとき
    • 停車時点で赤信号の待ち時間が少ないとき
    • 信号機の制御方式(押しボタン式、感応式など)により、TSPS 用路側装置から送信される信号情報が不確実なとき
    • TSPS 用路側装置から停車した交差点の信号情報が配信されていないとき
    • 信号情報の有効時間を過ぎてしまったとき
  • 以下のような場合、実際の信号表示と異なる場合があります。
    • GPS などナビシステムの誤差があるとき
    • TSPS 用路側装置から送信される情報に誤差があるとき
  • TSPS 用路側装置から送信される信号情報によっては、黄信号および矢印信号も赤残秒数に含まれる場所があります。

信号待ち発進準備案内の設定

TSPSサービスを利用した信号待ち案内の設定をします。設定をONにしている間は走行情報が道路管理者に提供されます。

  1. メインメニューの[‍zzin99ct048a‍]にタッチします。
  2. サブメニューの[‍ナビゲーション‍]にタッチします。
  3. [‍案内‍]にタッチします。
  4. [‍基本‍]タブにタッチして、「TSPS信号発進待ち準備案内」を設定します。
    • [‍TSPS信号発進待ち準備案内‍]

      信号の待ち時間の目安をアイコン表示します。

    • [‍TSPS信号発進待ち準備案内音声‍]

      信号の待ち時間の目安を音声で案内します。

知識

  • [‍TSPS信号発進待ち準備案内‍]の設定がONの場合、走行履歴情報(走行位置の履歴や車両に関する情報など)をETC2.0ユニット(VICS機能付)を通じて、TSPS用路側装置へ送ります。
  • [‍TSPS信号発進待ち準備案内‍]の設定は、初期状態ではONに設定されています。
  • 本設定がOFFの場合、TSPSサービスを利用することができません。