前方カメラを使って特定の道路標識や信号などを認識し、ディスプレイ表示やブザーで運転者にお知らせします。

警告

安全にお使いいただくために
  • 安全運転を行う責任は運転者にあります。システムを過信せず、運転者は常に自らの責任で周囲の状況を把握し、安全運転に努めてください。

  • RSAは、道路標識などの情報を知らせることで運転の支援を行いますが、支援の範囲には限りがあります。

RSAを使用してはいけない状況
機能が正常に作動しないおそれのある状況

情報提供

  • 道路標識などを認識すると、ディスプレイに表示します。

  • 複数の道路標識を表示できます。

    RSA以外の機能により、表示される標識が制限される場合があります。

    RSAと他の機能(ナビゲーションシステムなど)で表示される標識情報が異なる場合があります。

知識

情報提供の作動条件

次の条件を満たしたとき、標識の表示を行います。

  • システムが標識を認識しているとき

次の条件を満たしたとき、標識の表示が消えます。

  • 車両がその標識を通過してから一定の距離を走行したとき

  • 右左折等により走行する道路が変わったとシステムが判定したとき

  • 終わりを示す補助標識を認識したとき

情報提供が正常に作動しないおそれのある状況

次のような状況では、システムが正常に標識を認識できず、正しい標識の表示がされない場合があります。

  • 標識に汚れ・色あせ・傾きや曲がりがあるとき

  • 標識に光(街灯など)や影が映り込んでいるとき

  • 電光標識のコントラストが低いとき

  • 標識の全体または一部が、木・電柱などで隠れているとき

  • 標識の後ろに木・電柱・建物・看板などがあるとき

  • 太陽光/反射光/対向車のヘッドランプ光などにより、前方カメラが標識を認識しにくいとき

  • 悪天候(雨、雪、霧、砂嵐、吹雪など)で前方カメラが標識を認識しにくいとき

  • 前方カメラが標識を認識する時間が短いとき(右左折で近距離の標識が急に見えたときなど)

  • 運転の状況(右左折・車線変更など)が誤って判断されたとき

  • 標識が高速道路の分岐した直後、または合流直前の隣の車線にあるとき

  • 標識が自車から遠く離れた位置にあるとき

  • システムが対応している標識と類似したものが認識されたとき(標識、電光掲示板、看板、構造物、先行車に貼付されたステッカー、案内標識上の数字など)

  • 側道の標識が前方カメラの認識範囲内に入ったとき

  • ロータリー(環状交差路)を走行しているとき

  • 自車以外の車両を対象にした標識を認識したとき(大型車両などを対象にした標識など)

  • 補助標識(区間の終わり、曜日、時間など)があるとき

  • 工事などの通行規制区間に標識があるとき

  • 規定外の標識、新しく導入された標識があるとき

注意喚起

次の状況では、システムが運転者に注意喚起します。

  • 速度超過:自車の車速がディスプレイに表示されている制限速度より一定の速度を超過したときには、点滅表示やブザーにより注意をうながします。

  • 車両進入禁止:進入禁止の標識を認識し、自車が進入禁止区域に進入したとシステムが判定したときには、点滅表示やブザーにより注意をうながします。

  • 赤信号:赤信号を認識している場合に、信号を見落として自車が交差点に進入する可能性があるとシステムが判定したときには、点滅表示やブザーにより注意をうながします。

知識

注意喚起の作動条件
  • 速度超過に対する作動条件

    次の条件をすべて満たしたとき作動します。

    • 最高速度を表示しているとき

    • 自車の速度が、表示している最高速度値を一定以上超過しているとき

  • 車両進入禁止に対する作動条件

    次の条件をすべて満たしたとき作動します。

    • 進入禁止標識を2つ以上認識しているとき

    • 進入禁止標識の間を通過するとき

  • 赤信号に対する作動条件

    次の条件をすべて満たしたとき作動します。

    • システムが信号機や路面ペイントを認識しているとき

    • 車速が約20~70km/hのとき

    • 一定以上の減速がないとき

    • 方向指示レバーを操作していないとき

    • 一定以上のハンドル操作をしていないとき

    • 先行車がいないとき

注意喚起が正常に作動しないおそれのある状況
  • 情報提供の項目に加えて、次のような状況では注意喚起対象があるのにシステムが作動しないおそれがあります。

    • 右左折等により標識が検知できないとき

    • 信号機が矢印信号のとき

    • 信号機が点滅信号のとき

    • 信号機の庇で発光部の一部が隠れているとき

    • ルーバー信号機で発光部が見えづらいとき

    • 停止線などの路面ペイントが先行車などで隠れているとき

    • 停止線などの路面ペイントがかすれているとき

    • 停止線に対し信号機が遠くにあるとき

    • 交差点間の距離が近いとき

  • 情報提供の項目に加えて、次のような状況では注意喚起対象がないのにシステムが作動するおそれがあります。

    • 標識が通常とは異なる大きさのとき

    • 標識や信号機が多数あるとき

    • 自車が走行するレーンではない側道や分岐地点などの標識や信号機を認識したとき

    • 作動対象の標識、信号機や路面ペイントとは区別がつきにくい模様・光源・ペイントがあるとき

    • 信号機の灯色が黄色のとき

    • 信号機が矢印信号のとき

    • 予告信号があるとき

情報提供および注意喚起される道路標識などの種類

  • 次の種類の対象を表示します。

最高速度

はみ出し通行禁止

車両進入禁止

一時停止

赤信号