レバー操作で、ワイパーの作動を自動/手動に切りかえたり、ウォッシャーを作動させたりすることができます。
次のようにレバーを操作すると、ワイパーまたはウォッシャーが作動します。
- 停止
- 雨滴感知オート作動(AUTO)雨滴量や車速に応じてワイパーが作動します。
- 低速作動(LO)
- 高速作動(HI)
- 一時作動(MIST)
が選択されているときは、次のようにツマミをまわして、雨滴センサーの感度を調整することができます。
- 雨滴センサーの感度調整(高)
- 雨滴センサーの感度調整(低)
- フロントウインドウガラス洗浄用のウォッシャー液を出すレバーを手前に引くとワイパーと連動してウォッシャーが作動します。
(数回作動したあと、液だれ防止としてさらに1回作動します。ただし、走行中は液だれ防止作動は行いません。) - カメラ洗浄用のウォッシャー液を出すレバーを前方へ押すとウォッシャーが作動して、リヤカメラとデジタルインナーミラーのカメラを洗浄します。
グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
知識
- 作動条件
パワースイッチがONのとき
- 車速による作動への影響
選択時以外でも、車速によってウォッシャー連動時のワイパー作動(液だれ防止作動が働くまでの時間)への影響があります。
低速作動選択時は停車時のみ間欠作動へ切りかわります。
(雨滴センサーの感度調整が最高に調整されているときは、低速作動を続けます)
- 雨滴感知センサー
雨滴感知センサーが雨滴量を判定します。
光学センサーを使用しているため、フロントウインドウガラスに朝日や夕日が断続的にあたるときや、虫などで汚れたときに、正しく作動しないことがあります。パワースイッチがONのときにAUTOモードにすると、動作確認のためワイパーが1回作動します。
雨滴感知センサーの温度が85℃以上または-15℃以下のときは、AUTO作動しないことがあります。その場合は、以外を選択してワイパーを使用してください。
- ウォッシャー液が出ないとき
ウォッシャー液量が不足していないのにウォッシャー液が出ないときは、ノズルのつまりを点検してください。
- ドア開連動ワイパー停止機能
選択中、シフトポジションがPの状態でワイパーが作動しているときにフロントドアを開けると、ワイパーの水しぶきが車両の近くにいる人にかかるのを防ぐためにワイパーの作動が停止します。フロントドアを閉めると作動を再開します。
- 走行中にFCシステムを緊急停止したときは
FCシステムを停止したときにワイパーが作動していた場合は、高速作動でワイパーの作動が継続します。車両停止後にパワースイッチをONにすると通常作動を再開し、運転席ドアを開けるとワイパーの作動を停止します。
- 音声対話サービスでの操作について
- ★:
グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
音声対話サービスを使用して次の操作をすることができます。
ワイパーを1回のみ作動
フロントウインドウガラス洗浄用のウォッシャー液を出す(停車中のみ操作可能)
音声対話サービスについては、別冊「マルチメディア取扱書」を参照してください。
警告
- AUTO モード時のワイパー作動について
AUTO モードでは、センサーにふれたり、フロントウインドウガラスに振動があるなどの要因で不意にワイパーが動くおそれがあります。ワイパーで指などを挟まないように注意してください。
- フロントウインドウガラス洗浄用ウォッシャーを使用するときの警告
寒冷時はフロントウインドウガラスが暖まるまでウォッシャー液を使用しないでください。ウォッシャー液がフロントウインドウガラスに凍りつき、視界不良を起こして思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
注意
- ウォッシャー液が出ないとき
ウォッシャースイッチを操作し続けないでください。
ポンプが故障するおそれがあります。
- ノズルがつまったとき
ノズルがつまったときはトヨタ販売店へご連絡ください。
ピンなどで取り除かないでください。
ノズルが損傷するおそれがあります。
- 補機バッテリーあがりを防止するために
FC システムを停止した状態でワイパーを長時間作動しないでください。
- 雨滴感知センサー
フロントウインドウガラスに撥水コーティングを行うと雨滴感知センサーが雨滴量を正確に感知できず、オート作動が正常に作動しないことがあります。
- 補機バッテリーあがりを防止するために
FCシステムを停止した状態でワイパーを長時間作動しないでください。