メーターの表示について
計器類の位置
- 水温計エンジン冷却水の温度を示します。
- 外気温外気温度を-40°C~60°Cのあいだで表示します。
- ハイブリッドシステムインジケーター/タコメーター
- 時計GPSの時刻情報(GPS時計)を利用して、時刻を自動で調整します。詳しくは別冊「マルチメディア取扱書」を参照してください。
- 燃料計燃料残量を示します。次の場合、実際の燃料残量が正しく表示されないことがあります。
少量給油を行ったとき
坂道など傾いた場所に停車したとき
坂道やカーブを走行したとき
- オドメーター/トリップメーターディスプレイ(→オドメーター/トリップメーターディスプレイ)
- シフトポジション表示灯(→ハイブリッドトランスミッション)
- マルチインフォメーションディスプレイ車両に関するさまざまな情報を表示します。(→マルチインフォメーションディスプレイ(7インチディスプレイ))車両に異常が発生したときは警告メッセージを表示します。(→警告メッセージが表示されたときは)
- デジタルスピードメーター
- 航続可能距離現在の燃料残量で走行可能なおよその距離を表示します。
- 表示切りかえボタン(→オドメーター/トリップメーターディスプレイ)
ハイブリッドシステムインジケーター
- チャージエリア回生ブレーキ機能により、エネルギーを回収している状態を示します。
回生した電力は、駆動用電池を充電します。 - ハイブリッドエコエリアガソリンエンジンの動力を使用しない状況を多く含む状態を示します。
ガソリンエンジンは、各種の条件により自動的に停止・再始動します。 - エコエリアエコ運転(環境に配慮した走行)をしている状態を示します。インジケーターのバー表示をエコエリアに保つことで、エコ運転が可能です。
- パワーエリア全開走行時など、エコ運転の範囲をこえている状態を示します。
ここでの「回生」の意味は、運動エネルギーを電気エネルギーに変換することです。
知識
- エンジン回転数について
ハイブリッド車のエンジン回転数は、燃費の向上や排気ガス低減などのため、ち密に制御されています。走行条件や運転条件が同じでも、エンジン回転数が異なる場合があります。
- ハイブリッドシステムインジケーターについて
次の場合、ハイブリッドシステムインジケーターは作動しません。
ハイブリッドシステムインジケーターが点灯していないとき
シフトポジションがDまたはB以外のとき
- 燃料計と航続可能距離について
燃料計と航続可能距離は連動しています。少量給油後に燃料計と航続可能距離の表示が更新されない場合、次の操作を行うことで表示を更新することができます。
- 車両を平坦な場所に停車させる
- 表示切りかえボタンを押してオドメーター/トリップメーターディスプレイをオドメーター表示に切りかえる
- パワースイッチをOFFにする
- 表示切りかえボタンを押したまま、パワースイッチをONにする
- そのまま約5秒間表示切りかえボタンを押し続け、オドメーターが点滅を開始したら手をはなす
オドメーターが約5秒間点滅したあと通常の表示にもどれば、更新は終了です。
- 外気温表示について
次の場合は、正しい外気温が表示されなかったり、温度表示の更新が遅くなったりすることがありますが、故障ではありません。
停車しているときや、低速走行(約20km/h以下)のとき
外気温が急激に変化したとき(車庫・トンネルの出入り口付近など)
“--”または“E”が表示されたときは、システム故障のおそれがあります。トヨタ販売店で点検を受けてください。
- 液晶ディスプレイについて
- フリー/オープンソースソフトウェア情報について
本製品はフリー/オープンソースソフトウェアを含んでいます。このようなフリー/オープンソースソフトウェアのライセンス情報やソースコードの両方またはどちらか片方は以下のURL で入手することができます。
https://www.denso.com/global/en/opensource/meter/toyota/
- カスタマイズ機能
マルチインフォメーションディスプレイので、計器類の表示を変更できます。(→設定について)
警告
- 低温時の画面表示について
画面の温度が極めて低いときは、画面表示の切りかえが遅れる場合がありますので、車室内を暖めてからご使用ください。
例えばシフトポジション表示を使用した場合、シフト操作をしてもすぐにポジションの表示が切りかわらないことで運転者がダウンシフトしなかったと誤解し、再度ダウンシフトすることによって急激に過度のエンジンブレーキがかかり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
注意
- ハイブリッドシステムや構成部品への損傷を防ぐために
タコメーターの針がレッドゾーン(エンジンの許容回転数をこえている範囲)に入らないようにしてください。
水温計の針がHのレッドゾーンに入ったときは、オーバーヒートのおそれがあるので、ただちに安全な場所に停車してください。完全に冷えたあと、エンジンを確認してください。(→オーバーヒートしたときは)