目的や状況に応じてシフトポジションを選択してください。

シフトポジションの使用目的について

シフトポジション

目的および状態

P

駐車またはエンジンの始動

R

後退

N

動力が伝わらない状態

D

通常走行

M

10速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード走行(→10速スポーツシーケンシャルシフトマチックモードでの変速段切りかえ

※1:

燃費向上や騒音の低減のために、通常はDポジションを使用してください。

※2:

シフトレバーを操作して変速段を切りかえることにより、適切なエンジンブレーキ力が得られます。

知識

オートマチックトランスミッションのフェイルセーフ制御

故障診断機能によって対象商品(シフト機能のためのすべてのソレノイド)の異常を検知すると、シフト機能や変速比制御の制限などのフェイルセーフを実施します。このときエンジン警告灯が点灯します。

リバース警告ブザー

シフトレバーをRに入れるとブザーが鳴り、Rにあることを運転者に知らせます。

レーダークルーズコントロールを使って走行しているとき

エンジンブレーキを目的に走行モードをパワーモードにしても、レーダークルーズコントロールが解除されないためエンジンブレーキは効きません。(→走行モードの選択

マルチインフォメーションディスプレイに“トランスミッションオイル 高温 安全な場所に停止してください”と表示されたときは

シフトレバーをDに入れ、アクセルペダルから足を離し、減速してください。車を安全な場所に停めてから、シフトレバーをPに入れ、警告メッセージが消えるまでエンジンをかけたままにしてください。警告メッセージが消えれば、再度走行できます。警告メッセージが消えない場合はトヨタ販売店にて点検を受けてください。

急発進の抑制制御(ドライブスタートコントロール)

急発進および後退速度の抑制(ドライブスタートコントロール)

G AI-SHIFTについて

G AI-SHIFTは、運転者の運転操作と走行状況により、自動的にスポーツ走行に適切なギヤ段に切りかえます。
G AI-SHIFTは、シフトレバーをDポジションでドライブモードセレクトスイッチをパワーモードにしているとき自動的に作動します(通常走行モードにするか、シフトレバーをMポジションにすると機能が解除されます)。

警告

すべりやすい路面を走行するとき

急なアクセル操作や、シフト操作を行わないでください。エンジンブレーキ力の急激な変化が横すべりやスピンの原因になりますので注意してください。

シフトレバーの動かし方

:エンジンスイッチがONの状態で、ブレーキペダルを踏んだ状態でシフトレバーのボタンを押しながら操作します。

:シフトレバーのボタンを押しながら操作します。

:シフトレバーのボタンを押さずそのまま操作します。

PとDのあいだの操作は、ブレーキペダルを踏み、車を完全に止めてから行ってください。

※:

シフトレバーのボタンを押す前にブレーキペダルを踏んでください。シフトレバーのボタンを最初に押してもシフトロックは解除されません。

知識

シフトロックシステム

シフトロックシステムは、発進時のシフトレバーの誤操作を防ぐシステムです。
エンジンスイッチがONでブレーキペダルを踏んだままシフトレバーのボタンを押した状態でなければ、シフトレバーをPからシフトできません。

シフトレバーをPからシフトできないとき

ブレーキペダルを踏んでいることを確認してください。
ブレーキペダルを踏んだままシフトレバーのボタンを押した状態でシフトレバーがシフトできない場合、シフトロックシステムなどの故障が考えられます。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
ただし一時的な処置として、次の方法でシフトレバーをシフトすることができます。
シフトロックの解除のしかた:

  1. パーキングブレーキがかかっていることを確認する(→パーキングブレーキ, 電動パーキングブレーキ
  2. エンジンスイッチをOFFにする
  3. ブレーキペダルを踏む
  4. マイナスドライバーなどを使ってカバーを取りはずす
    傷が付くのを防ぐため、マイナスドライバーの先端に布などを巻いて保護してください。
  5. シフトロック解除ボタンを押しながらシフトレバーのボタンを押す
    シフトロック解除ボタンを押しているあいだは、レバーをシフトできます。

警告

シフトロック解除時の事故を防ぐために

シフトロック解除ボタンを押すときは、必ずパーキングブレーキをかけブレーキペダルを踏んでください。
誤ってアクセルペダルを踏んでいると、シフトロック解除ボタンを押してシフトレバーを操作したときに、車が急発進して思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

走行モードの選択

トランスミッションとエンジンの制御により、アクセル操作に対する反応を早め、力強い加速が可能です。

スイッチを押すとパワーモードになります。

パワーモード表示灯が点灯します。

もう一度スイッチを押すと、通常走行モードにもどります。

知識

パワーモードの自動解除

パワーモードを選択して走行後、エンジンスイッチをOFF にすると、自動で通常走行モードにもどります。

10速スポーツシーケンシャルシフトマチックモードでの変速段切りかえ

シフトレバーをMポジションにすると、10速スポーツシーケンシャルシフトマチックモードに切りかわります。シフトレバーの操作で思いどおりのギヤ段を選択し、運転することができます。シフトレバーの“-”側または“+”側の操作で変速段を選択することができます。

  1. シフトアップ
  2. シフトダウン
    シフトレバーを操作するごとに1速ずつ変速します。
    M1からM10の中で選択した変速段がメーターに表示されます。

Mポジションで走行しているときでも、エンジン回転数が上がりすぎそうなとき、または下がりすぎそうなときは、自動的に変速段が切りかわる場合があります。

知識

変速段機能
  • 加速力・エンジンブレーキ力は、10段階から選択が可能です。

  • ギヤ段の数字が小さい方がエンジンブレーキ力は大きくなり、エンジン回転数も高くなります。

Mポジションで走行中に停車したときは
  • 停車すると自動的にM1にシフトダウンされます。

  • 停止後走行するときはM1からの発進となります。

  • 停車後はM1に固定されます。

シフトダウン制限警告ブザー

安全や走行性能を確保するため、シフトダウン操作には制限があり、シフトレバーを操作してもシフトダウンできない場合があります。(このときブザーが2回鳴ります)

シフトレバーをMにしても、M表示灯が点灯しないときまたは点滅したときは

システム異常のおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
この場合、シフトレバーをDにしているときと同じ制御になります。

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