マルチインフォメーションディスプレイには、システムの故障や誤った操作をしたときの警告、メンテナンスが必要であることをお知らせするメッセージが表示されます。メッセージが表示されたときは、メッセージの内容に従って対処してください。処置後に再度メッセージが表示されたときは、トヨタ販売店へご連絡ください。また、メッセージと同時に専用警告灯が点灯・点滅する場合があります。その際は、各警告灯が点灯・点滅したときの対処方法(→警告灯がついたときは)に従ってください。
警告メッセージが表示されたときは
知識
- 警告メッセージについて
文中の警告メッセージの表示は、使用状況や車両の仕様により実際の表示と異なる場合があります。
- 警告ブザーについて
メッセージの内容によってブザーが鳴る場合があります。
状況によっては、外部の騒音やオーディオの音などにより、ブザー音が聞こえない場合があります。
- “FCシステム停止のためハンドルが重くなります”が表示されたときは
走行中にFCシステムが停止したときにメッセージが表示されます。
ハンドル操作が通常より重いときは、ハンドルをしっかりと持ち、通常より強く操作してください。
- “FCシステム高温出力制限中”または“高負荷継続のため出力制限中”が表示されたときは
- 安全を確認しながら、速度を低下させ数分間走行をする
- 表示が消えた場合は一時的な過熱のため、そのまま走行可能です
負荷の高い走行状況(例えば、長い上り坂を走行)のときにメッセージが表示される場合があります。
- “大幅に出力制限中”が表示されたときは
FCシステムの出力を大幅に制限しています。頻繁に表示されるときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。
- “凍結によりFCシステム停止安全な場所に停車して取扱書を確認”が表示されたときは
FCシステムが凍結し、始動できない状態となっています。トヨタ販売店に連絡してください。
- “安全な場所に停車してPスイッチを押してください”が表示されたときは
FCシステムの異常、またはシフトポジションが長時間Nになっていることが考えられます。ただちに安全な場所に停車し、表示が消えるまでシフトポジションをPにしてください。表示が消えないときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。
- “Nレンジです アクセルを緩めて希望レンジに切りかえてください”が表示されたときは
シフトポジションがNで、アクセルペダルを踏んだときにメッセージが表示されます。
アクセルペダルから足を離し、シフトポジションをDまたはRにしてください。
- “FCシステムが高温になるため停車時はブレーキを踏んでください”が表示されたときは
上り坂などでの停車時にアクセルペダルを踏んで車両を保持するとメッセージが表示される場合があります。
そのままの状態を続けるとFCシステムが過熱するおそれがあります。アクセルペダルから足を離し、ブレーキペダルを踏んでください。
- “バッテリー保護のため自動で電源をOffしました”が表示されたときは
自動電源OFF機能が作動したときにメッセージが表示されます。次回FCシステム始動時に、約5分間FCシステムが作動した状態を保持し、補機バッテリーを充電してください。
- “ヘッドランプシステム故障 販売店で点検してください”が表示されたときは
次のシステムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
LEDヘッドランプ
ヘッドランプオートレベリングシステム
AHS(アダプティブハイビームシステム)
AHB(オートマチックハイビーム)
★:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
- “クルーズコントロール一時使用不可 取扱書を確認ください”が表示されたときは
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)のシステムが一時的、または対処を行うまで使用できません。(要因および対処方法→マルチインフォメーションディスプレイに警告メッセージが表示されたとき)
- “クルーズコントロール現在使用できません”が表示されたときは
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)のシステムが一時的に使用不可と判断されています。しばらく走行してからレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)を再度設定してください。
- 前方カメラの異常を示すメッセージが表示されたときは
メッセージに表示された異常が解消されるまで、以下のシステムは作動しない可能性があります。(→マルチインフォメーションディスプレイに警告メッセージが表示されたとき, 警告灯がついたときは)
PCS(プリクラッシュセーフティ)
LTA(レーントレーシングアシスト)
AHS(アダプティブハイビームシステム)
AHB(オートマチックハイビーム)
RSA(ロードサインアシスト)
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)
先行車発進告知機能
ドライバー異常時対応システム
★:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
- レーダーの異常を示すメッセージが表示されたときは
メッセージに表示された異常が解消されるまで、以下のシステムは作動しない可能性があります。(→マルチインフォメーションディスプレイに警告メッセージが表示されたとき, 警告灯がついたときは)
PCS(プリクラッシュセーフティ)
LTA(レーントレーシングアシスト)
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)
先行車発進告知機能
- “アクセルを戻してください”が表示されたとき
次の機能が作動したときに表示されます。アクセルペダルから足を離し、ブレーキペダルを踏んでください。
ドライブスタートコントロール(→急発進および後退速度の抑制(ドライブスタートコントロール))
プラスサポート(→プラスサポート(販売店装着オプション))
★:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
- “シフトシステム故障 シフト切りかえ不可 安全な場所まで走行し 停車”または“シフトシステム故障走行を継続できません”が表示されたときは
シフト制御システムが故障しています。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
- シフト操作に関するメッセージが表示されたときは
誤ったシフトポジションの選択や、停車中の意図せぬ車両の動き出しなどを防止するため、自動的にシフトポジションが切りかわったり、シフトレバーの操作が指示されたりすることがあります。その場合は、画面の指示に従ってシフトポジションを変更してください。
- 販売店での点検をうながすメッセージが表示されたときは
警告メッセージで名称が表示されたシステム、または部位などに問題が発生しています。すみやかにトヨタ販売店で点検を受けてください。
- 取扱書の確認をうながすメッセージが表示されたときは
次のメッセージが表示されたときは、故障している可能性があります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
“スマートエントリー&スタートシステム故障 取扱書を確認”
“シフトシステム故障 駐車時はパーキングブレーキをかけ 取扱書確認”
“Pスイッチ故障 駐車時はパーキングブレーキをかけ 取扱書確認”
“シフトシステム不作動 駐車時パーキングブレーキをかけ 取扱書確認”
“シフトシステム故障 取扱書確認”
“シフトシステム故障 安全な場所に停車して 取扱書確認”
“バッテリ充電不足シフト切りかえできません 取扱書確認”
“FCシステム故障”
“バッテリー系故障”
“アクセル系故障”
次のメッセージが表示されたときは、故障している可能性があります。ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してください。走行を続けると危険です。
“故障のため ブレーキ力が低下 安全な場所に停車して 取扱書を確認”
“水素漏れにより システム停止 安全な場所に 停車して 取扱書を確認”
“FCシステム停止”が表示されたときは、燃料の残量が少なくなっている可能性があります。ただちに安全な場所に停車し、燃料の残量が少ない場合は充てんしてください。(→燃料切れになったとき)
“補機バッテリー (始動用) 充電不足 取扱書を 確認してください”が表示されたときは、次の対処方法に従ってください。
数秒後に表示が消えたときは:
FCシステムが作動した状態を約15分以上保持し、補機バッテリーを充電してください。表示が消えないときは:
「補機バッテリーがあがったときは」(→補機バッテリーがあがったときは)の手順でFCシステムを始動してください。
※:約6秒間表示されます。
“駆動用電池の冷却部品のメンテナンス必要 取扱書を確認”が表示されたときは、フィルターが目づまりしている、冷却用の吸入口がふさがれている、またはダクトにすき間があるなどが考えられますので、次の対処方法に従ってください。
駆動用電池冷却用吸入口を清掃する(→駆動用電池冷却用吸入口の清掃)
駆動用電池冷却用吸入口を清掃してもメッセージが表示されたときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。
- “イオンフィルタ交換時期販売店で交換”が表示されたときは
イオンフィルタの交換が必要です。トヨタ販売店へご連絡ください。
注意
- “補機バッテリー(始動用)充電不足 取扱書を確認してください”がひんぱんに表示されるときは
補機バッテリーが劣化している可能性があります。その状態で放置しておくと、補機バッテリーのバッテリーあがりを起こすおそれがあるため、トヨタ販売店で補機バッテリーの点検を受けてください。
- “駆動用電池の点検を販売店で受けてください”が表示されたときは
駆動用電池の点検・交換時期になったときにメッセージが表示されます。すみやかにトヨタ販売店で点検を受けてください。
点検を受けないままお車を使用し続けると、FCシステムを始動できなくなるおそれがあります。
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