ドライブレコーダーの概要

ドライブレコーダーは、車両前後のカメラで撮影した映像を自動防眩インナーミラー内のmicroSDカードに録画します。

お使いになる前に

  • 本機はパワースイッチがONのあいだ常時映像を録画する装置ですが、すべての状況において録画することを保証したものではありません。正常に録画できなかった場合や、録画データが破損していた場合による損害については、トヨタは一切の責任を負いません。

  • 本機は、事故などの検証時に役立つことを目的の一つとしていますが、証拠としての効力を保証するものではありません。

  • 本機は常時録画型の映像録画装置です。

  • microSDカードがセットされていることを必ず確認してください(→microSDカードについて)。microSDカードがセットされていないと、映像が録画されません。また、microSDカードの保存容量をこえると、映像が上書きされます。必要な映像については、パソコンに保存するなどして保護してください。

  • 本機で録画した映像は、その使用目的や使用方法によっては、被写体のプライバシーなどの権利を侵害する場合がありますのでご注意ください。いたずらなどの目的のためには使用しないでください。これらの場合についてはトヨタは一切責任を負いません。

  • 録画した映像から信号機の状態が必ず確認できることを保証した装置ではありません。環境によって信号機の状態が確認できない場合は、前後の映像や周辺の車両の状況からご判断ください。信号機の状態が確認できない場合があっても、トヨタは一切の責任を負いません。

  • LED式信号機の場合は目に見えない速さで点滅しているため、点滅して録画される場合があります。信号が映っていない場合は前後の映像や周辺の車両の状況からご判断ください。LED式信号機が映らない場合があっても、トヨタは一切の責任を負いません。

  • 免責事項について

    お客様または第三者が、本機の誤使用、使用中に生じた故障、その他の不具合または本機の使用によって受けられた損害については法令上の賠償責任が認められる場合を除き、トヨタは一切その責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。

  • 著作権について

    • 録画・撮影したものは、個人として楽しむほかは、著作権法上、権利者に無断で使用できません。

    • 鑑賞・興行・展示物など、個人として楽しむ目的でも撮影を制限している場合がありますので、ご注意ください。

知識

ドライブレコーダーの作動条件

パワースイッチがONのとき、かつドライブレコーダーをONにしているとき

いったんドライブレコーダーをON/OFFすると、次回パワースイッチをONにしたときにも、そのままの状態が続きます。

駐車時録画をONに設定している場合は、パワースイッチがOFFのときも作動します。(→駐車時録画

録画された映像が見えにくかったり、鮮明な映像が撮影できなくなる状況について
  • 自動車のフロントウインドウガラス、リヤウインドウガラスにコーティング剤が使用されている場合は、録画品質に影響が出る可能性があります。

  • フロントウインドウガラスまたはリヤウインドウガラスに水滴が付いているときや、汚れているときなどは、鮮明な映像を表示や録画できない場合があります。フロントウインドウガラスまたはリヤウインドウガラスの外側に水滴が付いていたり汚れているときは、ワイパーやウォッシャー(→ワイパー&ウォッシャー(フロント), ワイパー&ウォッシャー(リヤ))で水滴や汚れを取り除いてください。

  • 映像への不要な映り込みが発生しないように、フロントウインドウガラスおよびリヤウインドウガラスのカメラ周辺やダッシュボード上には何も取り付けたり、貼り付けたり、置いたりしないで下さい。正常な映像が録画できないおそれがあります。

  • バックドアが開いているときは、映像を正しく撮影できません。走行前に必ずバックドアが閉まっていることを確認してください。

  • 夜間など暗いところでは、次のような現象が発生することがありますが、異常ではありません。

    • 映像の色と実際の色が異なって見える

    • 後続車のライトの高さなどによっては、後続車の周囲が白くぼやけて見える

    • 周辺を明るく見せるために映像が自動的に調整されることにより、特有のちらつきが発生する

ご留意いただきたいこと
  • 太陽光やヘッドライトなど高輝度の被写体がカメラに映ると、その光源周辺に白飽和が発生したり、光源中心部分が黒く映ることがありますが、映像素子特有の現象によるもので異常ではありません。

  • 自動防眩インナーミラー本体が発熱することがありますが、異常ではありません

  • 高温、低温でのご使用は、誤動作や故障の原因になります。夏期については車内が高温になることがありますので、窓を開けるなど車内の温度を下げてからご使用ください。

  • カメラレンズの特性により、画面に映る人や障害物は、実際の位置や距離と異なって見えることがあります。

  • カメラレンズの近くに反射物を置かないでください。

警告

次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

ドライブレコーダーをお使いになる前に
  • 安全のため、ドライブレコーダーはできるだけ走行中に操作しないでください。ドライブレコーダーは、安全な場所に停車して操作してください。走行中に操作すると、ハンドル操作を誤るなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

  • 故意に危険な運転をすることによって、ドライブレコーダーの作動をテストしないでください。思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

各部の名称

  1. カメラインジケーター
    ドライブレコーダーシステムの作動状態を示します。
    白色点灯及び点滅時:ドライブレコーダーシステムが正常に作動していることを示します。
    橙色点灯及び点滅時:ドライブレコーダーシステムに異常が発生していることを示します。(→が橙色点灯または点滅しているとき
  2. Wi-Fiインジケーター
    スマートフォンとWi-Fi接続中であることを示します。
  3. ドライブレコーダースイッチ
    ドライブレコーダーのON/OFF、手動録画操作や各種設定の切り替えを行います。
  4. Wi-Fiスイッチ
    スマートフォンとのWi-Fi接続や各種設定の切り替えを行います。
  5. microSDカード挿入口
    microSDカードの出し入れを行います。

ドライブレコーダーについて

車両の前後に装着されているカメラで撮影した映像がmicroSDカードに録画されます。本機は、次の4種類の録画機能を備えています。

  • 常時録画(→常時録画

    パワースイッチがONのあいだ常時録画されます。

  • 衝撃検知録画(→衝撃検知録画

    一定以上の衝撃を検知したとき、自動的に録画されます。

  • 手動録画(→手動録画

    手動操作により、任意のタイミングで録画できます。

  • 駐車時録画(→駐車時録画

    パワースイッチがOFFのあいだ、駐車時に録画されます。

    初期設定はOFFにされています。設定変更よりONに切り替えることで使用できます。(→各種設定について

録画するには

録画中は自動防眩インナーミラーにカメラインジケーター(→各部の名称)が表示されます。

常時録画

パワースイッチをONにすると、自動的に録画が開始されます。

常時録画中はインナーミラーにが白色点灯表示されます。

パワースイッチをOFFにすると、録画が停止されます。

  • 常時録画の録画時間は、約80分です。
    録画状態によっては、録画時間が短くなったり長くなったりする場合があります。

  • 録画データは、前方映像と後方映像が別ファイルとしてそれぞれ1ファイル約1分の長さで保存されます。

  • microSDカードの録画領域がなくなると古い日時のファイルから順に消去され、録画が継続されます。
    録画した映像を残しておきたい場合は、パソコンに保存しておくなどの対応をお願いします。

  • 必要に応じて、録画機能を停止することもできます。(→常時録画のON/OFFの切り替え

衝撃検知録画

常時録画中に、一定以上の衝撃や衝撃に近い状態(SRSエアバッグの作動および急ブレーキ、急ハンドルなど)が発生した時に録画が開始されます。

衝撃検知録画中はインナーミラーにが白色点滅表示されます。

  • 衝撃検知録画は、衝撃検知前の約16秒間、衝撃検知後の約8秒間の最大約24秒間の映像が保存されます。

  • 衝撃検知録画は前方映像と後方映像が別ファイルとしてそれぞれ10件まで保存できます。10件をこえると古いファイルから順に消去され、録画が継続されます。録画した映像を残しておきたい場合は、パソコンに保存しておくなどの対応をお願いします。

手動録画

常時録画中にドライブレコーダースイッチを押すことで、任意のタイミングで録画できます。

手動録画中はインナーミラーにが白色点滅表示されます。

  • ドライブレコーダースイッチを押す前の約16秒間、押したあとの約8秒間の最大約24秒間の映像を保存します。

  • 手動録画が終了すると、常時録画にもどります。

  • 衝撃検知録画中(→衝撃検知録画)は、手動での録画は行えません。

  • 手動録画は前方映像と後方映像が別ファイルとしてそれぞれ20件まで保存できます。20件をこえると古いファイルから順に消去され、録画が継続されます。録画した映像を残しておきたい場合は、パソコンに保存しておくなどの対応をお願いします。

駐車時録画

パワースイッチOFF後、自動的に録画が開始されます。

初期設定はOFFにされています。設定変更よりONに切り替えることで使用できます。(→駐車時録画のON/OFFの切り替え

駐車時録画中はインナーミラーにが白色点滅表示されます。

  • 駐車時録画の録画時間は、最大約120分です。
    録画状態によっては、録画時間が短くなったり長くなったりする場合があります。

  • 録画データは、前方映像と後方映像が別ファイルとしてそれぞれ1ファイル約10分の長さで保存されます。

  • microSDカードの録画領域がなくなると古い日時のファイルから順に消去され、録画が継続されます。
    録画した映像を残しておきたい場合は、パソコンに保存しておくなどの対応をお願いします。

  • 補機バッテリーの電圧低下などにより、駐車時録画が作動しない、もしくは途中で録画が停止する場合があります。

  • 駐車時録画作動中は衝撃検知録画は行いません。

  • 必要に応じて、録画機能を停止することもできます。(→常時録画のON/OFFの切り替え

知識

録画機能全般について
  • 補機バッテリーの低下などによって、駐車時録画が作動しない場合があります。

  • ドアを閉めた時や開けたときなど、本体が振動を検知した場合、衝撃検知録画が作動することがあります。

  • 振動の多い場所など、お客様のお車の停車する環境によっては、衝撃検知録画が頻繁に作動する場合があります。

録画データについて(microSDカード)

録画データを再生するには

本機から取り出したmicroSDカードをパソコンに挿入し、各ファイルの形式(→microSDカード)に対応した動画プレイヤーで再生できます。

  • 動画プレイヤーの使用方法については、ご使用になる動画プレイヤーに付属の取扱説明書をお読みください。

  • ご使用になる動画プレイヤーによっては、再生できない場合もあります。

  • microSDカードの取り出し方については、microSDカードを取り出すを参照してください。

再生時の情報表示について

録画データを字幕対応の動画プレイヤーで再生すると、次の情報が表示されます。

ご使用になる動画プレイヤーによっては、再生時の情報表示位置が上図と異なる場合があります。

  1. 位置情報表示部
    GPS測位した情報から録画時の位置情報を表示します。
  2. 日付/時刻表示部
    録画時の年/月/日と時刻を表示します。
  3. 車速表示部
    録画時の車速を表示します。

録画データのファイル形式について

録画データ

ファイル形式

常時録画映像

MP4(MPEG-4)

衝撃検知録画映像

手動録画映像

駐車時録画映像

各録画データのフォルダ構成について

microSDカードに録画されたデータは、録画機能ごとのフォルダに保存されます。ファイル名は年月日と時間が自動的に付与されます。

  • フォルダの構成について

    • DRIVE:
      常時録画(→常時録画)による映像を保存します。

    • DRIVE_EVENT:
      衝撃検知録画(→衝撃検知録画)による映像を保存します。

    • USER:
      手動録画(→手動録画)による映像を保存します。

    • PARK:
      駐車時録画(→駐車時録画)による映像を保存します。

  • ファイル名の表記について

    • 常時録画により保存されたファイル

      1. F:前方カメラ
        R:後方カメラ
    • 衝撃検知録画により保存されたファイル

      1. F:前方カメラ
        R:後方カメラ
    • 手動録画により保存したファイル

      1. F:前方カメラ
        R:後方カメラ
    • 駐車時録画により保存したファイル

      1. F:前方カメラ
        R:後方カメラ

知識

録画データについて
  • ドライブレコーダーは常時録画型の映像録画装置です。microSDカードに保存された録画データがいっぱいになると古い録画データから削除して新しい録画データを上書きします。事故などで録画データの保存が必要な場合は、すみやかにパワースイッチをOFFにしてからmicroSDカードを取り出してパソコンに録画データを保存してください。駐車時録画機能をONにしているときは、設定変更より機能をOFFにしてから取り出してください。(→駐車時録画のON/OFFの切り替え

  • 前方カメラと後方カメラで、それぞれ映像のサイズは異なります。

ドライブレコーダーを正常に作動させるために
  • 録画したデータの日時や位置情報を定期的に確認してください。日時がずれているときや位置情報が正しくないときはGPS情報を正しく受信できていない可能性があります。トヨタ販売店にご相談ください。

  • 次のような場合は、録画データが保存されていないことがあります。

    • 本体にmicroSDカードを挿入していない場合やmicroSDカードを抜いた場合

    • 古い録画データが新しい録画データによって上書きされてしまった場合

    • 大きな事故や水没などでドライブレコーダー構成部品(自動防眩インナーミラー、カメラ、ケーブル、microSDカード)が損傷を受けた場合

    • 大きな事故などで補機バッテリーとドライブレコーダー構成部品(自動防眩インナーミラー、microSDカード)の電源コードが断線した場合や、補機バッテリーが損傷を受けた場合

    • フロントウインドウガラス、リヤウインドウガラスのくもりや雪などでカメラの視界がふさがれた場合

    • カメラの前に撮影をさえぎるものを設置した場合

    • カメラインジケーター(→各部の名称)が表示されていない場合。

補機バッテリーを脱着したとき

補機バッテリーをはずしたあとは、録画データのファイル名や位置情報でGPS情報を正しく受信できているか確認してください。

microSDカードについて

本機からmicroSDカードを出し入れするときは、必ずパワースイッチをOFFにしてください。駐車時録画機能をONにしているときは、設定変更より機能をOFFにしてから取り出してください。(→駐車時録画のON/OFFの切り替え

microSDカードを取り出す

microSDカードを押して、microSDカードが少し飛び出たら引き抜きます。

microSDカードを入れる

microSDのロゴ面を図のように車両後方側にして、挿入口にまっすぐ奥まで挿入します。

microSDカードを初期化(フォーマット)するには

次の操作により、microSDカードを初期化できます。(すべての録画データが消去されますのでご注意ください。)

  1. ドライブレコーダースイッチを約10秒以上(20秒未満)押し続ける
    が点滅します。
  2. ドライブレコーダースイッチを押す(3秒未満)
    初期化をキャンセルするときは、Wi-Fiスイッチを押す、または10秒以上待機してください。

知識

microSDカードについて
  • 必ず自動防眩インナーミラー(ドライブレコーダー付)にmicroSDカードを正しく挿入して使用してください。microSDカードが正しく挿入されていないと録画機能が作動しません。

  • microSDカードは、正しい向きで挿入してください。(→microSDカードを入れる

  • 自動防眩インナーミラー(ドライブレコーダー付)に付属のmicroSDカードを使用してください。市販のmicroSDカードを使用すると、システムが正常に作動しないおそれがあります。microSDカードの購入にあたっては、トヨタ販売店にご相談ください。(microSDカード品番:8780A‑52010)

  • 本機で使用するmicroSDカードは本機・パソコン・スマートフォン以外では使用しないでください。他の機器で使用すると本機で正しく動作しなくなるおそれがあります。

  • 本機で録画される映像以外のデータをmicroSDカードに保存しないでください。映像が正しく保存されないおそれがあります。

  • 本機でmicroSDカードの初期化(フォーマット)を実施する場合は、必ずmicroSDカードを初期化(フォーマット)するにはの手順で行ってください。本機以外で初期化すると、本機で使用できない、または、映像が正しく保存されないおそれがあります。

  • 新しいmicroSDカードまたは、パソコンやスマートフォンで初期化したmicroSDカードを使用するときは、はじめに本機でmicroSDカードを初期化してください。(→microSDカードを初期化(フォーマット)するには

警告

次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

microSDカードの取り扱いについて
  • お子さまにさわらせないでください。部品が小さいため、誤って飲み込むと、のどなどにつまらせ重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • microSDカード挿入口に指などを挟まないように注意してください。

注意

microSDカードの取り扱いについて

破損を防ぐために次のことをお守りください。
microSDカードが破損し、映像を録画できなくなるおそれがあります。

  • microSDカードを出し入れする際は、microSDカードを落として紛失しないようにご注意ください。万が一、車内の隙間に落ちた場合は、トヨタ販売店にご相談ください。

  • カメラインジケーター(→各部の名称)が表示されているときにmicroSDカードを抜かないでください。

  • microSDカード挿入口に異物を入れないでください。

録画データについて(Wi-Fi機能を使用したスマートフォンでの再生)

録画データを再生するには

Wi-Fi機能を使用して、お持ちのスマートフォンで映像の確認が出来ます。以下のQRコードを読み取るか、App Store、またはGoogle Playで「TOYOTA SMART VIEWER」を検索し、インストールしてご使用ください。(スマートフォンへのインストールにはインターネット接続環境が必要です)

  • Android

  • iOS

初期パスワード:
ToyotaDVR1440

TOYOTA SMART VIEWERアプリへのログイン後、任意のパスワードに変更してご使用ください。

Wi-Fi®について

知識

  • Wi-Fi®はWi-Fi Alliance®の登録商標です。

  • Wi-Fi®や無線LAN圏内から出た場合は、通信は切断されます。

  • お客様のご利用環境(無線アンテナの設置場所、近隣での各種無線機器利用など)により、通信速度が低下したり、通信ができないことがあります。

警告

  • Wi-Fi®通信用の車両側アンテナは本機内に内蔵されています。
    植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータおよび植込み型除細動器以外の医療用電気機器を使用される場合は、電波による影響について医師や医療用電気機器製造業者などに事前に確認してください。

各種設定について

常時録画のON/OFFの切り替え

常時録画作動時にドライブレコーダースイッチを3秒以上(10秒未満)長押しする。

常時録画ON時:白色点灯

常時録画OFF時:消灯

駐車時録画のON/OFFの切り替え

パワースイッチをOFFにし、5分以内にドライブレコーダースイッチを押す。

駐車時録画ON時:白色点滅

駐車時録画OFF時:消灯

初期設定はOFFです。

衝撃検知録画検知感度の確認

Wi-Fiスイッチ()を3秒以上長押しし、Wi-Fiアイコンが点灯したらWi-Fiスイッチを押したままドライブレコーダースイッチ()を押す。

低感度設定時:白色点滅

高感度設定時:点滅

衝撃検知録画検知感度の切り替え

  1. Wi-Fiスイッチ()を3秒以上長押しし、Wi-Fiアイコンが点灯したらWi-Fiスイッチを押したままドライブレコーダースイッチ()を押す。
  2. スイッチから指を離し、現在設定されている衝撃検知録画検知感度を表示後(約1秒)、設定したい衝撃検知録画検知感度に合わせスイッチを押す。

低感度設定:ドライブレコーダースイッチ()を押す

高感度設定:Wi-Fiスイッチ()を押す
初期設定は低感度です。

知識

インジケーター照度自動調整

自動防眩インナーミラーに連動し、インジケーターの照度も自動で調整されます。

センサーの誤作動防止

センサーの誤作動を防ぐため、センサーにふれたりセンサーを覆ったりしないでください。

警告

次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

走行中の留意事項

走行中は、ドライブレコーダーの設定を調整しないでください。スイッチの操作は、安全な場所に停車して操作してください。走行中に操作すると、ハンドル操作を誤るなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

安全にお使いいただくために

煙が出る、異臭がするなど異常な状態で使用すると、発火の原因になります。ただちに使用を中止してトヨタ販売店にご相談ください。

お手入れについて

カメラのお手入れについて

カメラのレンズが汚れていると、鮮明な映像を表示および録画できません。

水滴やほこりなどが付着したときは水で湿らせたやわらかい布でカメラレンズを清掃してください。

清掃しにくい場合は綿棒を使用してください。
また、清掃する際はフロントウインドウガラスまたはリヤウインドウガラスの内側も同様に清掃してください。

ガラス外側に水滴、雪、泥などの異物や汚れが付着していると、鮮明な映像を見ることができません。この場合、ワイパーを作動して汚れを払拭してください。(→ワイパー&ウォッシャー(フロント), ワイパー&ウォッシャー(リヤ)

知識

カメラについて

ドライブレコーダーのカメラは、図の位置にあります。

  • 前方カメラ

  • 後方カメラ

注意

ドライブレコーダーの故障や誤作動を防ぐために
  • 自動防眩インナーミラー(ドライブレコーダー付)の取りはずし・改造・分解・塗装などをしないでください。システムが正常に作動しなくなるおそれがあります。

  • 自動防眩インナーミラー(ドライブレコーダー付)構成部品間のケーブルにキズをつけないでください。キズ部分からカメラ内部に湿気や水が吸い込まれ故障や火災、感電の原因になります。

  • ミラーをふくときはシンナー・ベンジン・アルコールなどの溶剤を使用しないでください。変色・劣化・故障の原因になります。

  • ミラーの近くでは、喫煙したりマッチやライターなどで火を起こしたりしないでください。故障や車両火災につながるおそれがあり危険です。

カメラの故障や誤作動を防ぐために
  • カメラ部を強くたたいたり、ものをぶつけるなど、強い衝撃を与えないでください。カメラの位置・取り付け角度がずれるおそれがあります。

  • カメラ部は取りはずし・分解・改造をしないでください。

  • 有機溶剤・ワックス・油膜取り剤・ガラスコーティング剤などが付着したときはすぐにふき取ってください。

  • カメラレンズをふくときは水で湿らせたやわらかい布を使用してください。
    カメラレンズを強くこするとレンズが傷付いて、鮮明な映像の表示や録画ができなくなるおそれがあります。

  • リヤウインドウガラスに着色フィルム(含む透明フィルム)などを貼る場合は、カメラ前部に貼らないでください。
    カメラ前部に貼り付けた場合、映像の表示や録画が正しくできなくなる場合があります。

  • カメラ部をぶつけたときは、カメラの故障などのおそれがあります。早めにトヨタ販売店で点検を受けてください。

検査標章(車検シール)を貼りかえる際は

カメラの撮影範囲内にステッカー(透明なものを含む)などを貼らないでください。撮影した映像や画像が欠けるなどの原因になります。

  1. カメラの撮影範囲内

故障とお考えになる前に

次のような症状で気になったときやお困りになったときは、考えられる原因と処置を参考に、もう一度確認してください。

処置をしても直らないときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。

ドライブレコーダーが正常に作動しないとき

症状

考えられる原因

処置

常時録画映像が記録されていない

設定でドライブレコーダーがOFFになっている

ドライブレコーダースイッチを使用して、ドライブレコーダーをONにしてください。(→常時録画のON/OFFの切り替え

microSDカードを初期化(→microSDカードを初期化(フォーマット)するには)できない

衝撃検知録画(→衝撃検知録画)または手動録画(→手動録画)による録画機能が作動しているとき(最優先動作)

衝撃検知録画または手動録画の終了後に再度microSDカード初期化操作を行ってください。

ドライブレコーダーの電源が入らない

システムに異常が発生している

トヨタ販売店で点検を受けてください。

microSDカードに録画データが保存できない

microSDカードが正しく挿入されていない

microSDカードを正しく挿入してください。(→microSDカードを入れる

microSDカードに異常が発生している

microSDカードを初期化してください。(→microSDカードを初期化(フォーマット)するには

市販のmicroSDカードを使用している

本機に付属のmicroSDカードを使用してください。

自動防眩インナーミラー(ドライブレコーダー付)の温度が非常に高い

エアコンで車内の温度を下げてください。(→オートエアコン

事故の映像が保護されていない

事故時の衝撃が小さい

事故時の衝撃によっては衝撃検知録画がされない場合があります。常時録画映像が保存されていないかご確認してください。

衝突がないのに頻繁に衝撃検知録画をする

段差や悪路の走行等により衝撃を検知した

「衝撃検知録画検知感度」を低感度に調整してください。

駐車時録画がされない

バッテリ電圧が低下している

車両のバッテリをメンテナンスしてください

設定で駐車時録画がOFFになっている

ドライブレコーダースイッチを使用して設定をONにしてください。

前方及び後方の録画映像が見にくい/不鮮明

カメラのレンズに水滴などの異物や汚れが付着

カメラレンズを清掃してください。

が橙色点灯または点滅しているとき

それぞれ、次のように対処してください。

の表示状態

考えられる原因

処置

橙色点灯

microSDカードが入っていない

microSDカードを挿入してください。(→microSDカードを入れる

microSDカードの読み込みエラーが発生している

挿入したmicroSDカードを本機で使用する場合は、microSDカードを初期化(フォーマット)してください。(→microSDカードを初期化(フォーマット)するには
ただし、microSDカード内にデータがある場合は消去されます。

microSDカードの空き容量が不足している

microSDカードを初期化する(→microSDカードを初期化(フォーマット)するには)か、新しいmicroSDカードに交換してください。

microSDカードの性能が低下している

新しいmicroSDカードに交換してください。

パワースイッチがONのままmicroSDカードを本体から取り出した

再度microSDカードを挿入してください。

橙色点滅(1回点滅が継続)

リヤカメラに異常が発生している

トヨタ販売店で点検を受けてください。

橙色点滅(2回点滅が継続)

フロントカメラに異常が発生している

橙色点滅(3回点滅が継続)

通信に異常が発生している

橙色点滅(4回点滅が継続)

炎天下の環境などで、自動防眩インナーミラー(ドライブレコーダー付)が作動可能範囲外の温度になっている

エアコンを使用して車内の温度を調節してください。(→オートエアコン
保護機能が解除され録画ができるようになります。

動作環境について

microSDカード

  • 録画映像の確認はパソコンまたはスマートフォンで行ってください。自動防眩インナーミラー(ドライブレコーダー付)では録画映像を再生することができません。

  • 録画映像はパソコンに内蔵されている一般的な動画プレイヤー(例:Windows Media Player, QuickTime)にて再生可能です。

  • 録画データのファイル形式は一般的なmp4になります。microSDカードが挿入可能な機種であれば、スマートフォンやタブレットのアプリからでも録画映像を再生できる場合もあります。

  • パソコンでmicroSDカードの初期化をする場合はexFATファイルシステムをサポートするOSであることをご確認ください。

    次のOSがexFATをサポートしています。

OS

exFATサポート

Windows Vista

サービスパック1以降でサポートされています。

Windows 7

サポートされています。

Windows 8

サポートされています。

Windows 10

サポートされています。

Windows 11

サポートされています。

Mac OS X

High Sierraか、それ以上を必要とします。

Linux

更新用ドライバーを必要とします。

2021年12月時点のものであり、変更される場合があります。

スマートフォン

以下の仕様を満たしたスマートデバイスで専用アプリケーションを使用することができます。

  • iOS:Ver.13, 14, 15

  • Android;Ver.8, 9, 10, 11, 12

2021年12月時点のものであり、変更される場合があります。

知識

お車を手放すときや、microSDカードを交換したときは

microSDカードに保存された録画データには個人情報が含まれている可能性があります。

個人情報保護のため、microSDカードの管理について次のことをおすすめします。

  • お車を手放すときは、本機からmicroSDカードを取り出しておく

  • microSDカードの交換などで本機から取り出したmicroSDカードは、お客様自身で保管する

  • microSDカードが不要になった場合は、保存されている録画データを完全に消去、もしくは、microSDカードをハサミなどで切断した上で処分する

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