動作確認済のBluetooth携帯電話(以下「携帯電話」)を本機に接続することで、携帯電話を直接操作することなく、「電話をかける」「電話を受ける」という電話機能を使用できます。これをハンズフリー機能と呼びます。

本機に接続する携帯電話は、本機の仕様に対応した携帯電話を使用してください。(→Bluetoothの仕様、対応プロファイルについて)ただし、携帯電話の機種により、一部機能が制限される場合があります。

Apple CarPlay接続中、本機のハンズフリー機能は、Apple CarPlayのハンズフリー機能になります。

※:

本機で携帯電話を利用する際には、必ず動作確認済携帯電話をトヨタ販売店またはWebサイト(https://toyota.jp/tconnectservice/の「ご利用になるには」の「サービスのご利用方法」)でご確認ください。なお、動作確認は、一定の条件下で確認したものです。そのため、携帯電話の仕様変更などにより、動作確認済機種でも、確認内容が変更になることがあります。

知識

  • 本機に対して、すべてのBluetooth機器において動作を保証しているわけではありません。

警告

  • 携帯電話をハンズフリーで使用する場合、安全のため、運転者は運転中に携帯電話本体の操作をしないでください。

  • 安全な場所に停車して電話をかけてください。運転中に電話がかかってきたときは、安全運転に留意し、通話は手短にしてください。

注意

  • 携帯電話は車室内に放置しないでください。
    炎天下など、車室内が高温となり、故障の原因となります。

Bluetooth携帯電話について

Bluetooth携帯電話は、本機と携帯電話との間の通信を無線(Bluetooth)を使用して行う携帯電話です。

例えば、ポケットなどに携帯電話を入れたままでも、そのままの状態でハンズフリーがご利用いただけます。

知識

  • Bluetooth携帯電話と他の無線機器を同時に使用すると、それぞれの通信に悪影響をおよぼすことがあります。

  • 同じ2.4GHz帯の無線通信を行うWi-Fi®、Miracast®とBluetooth携帯電話を本機で同時に使用すると、それぞれの通信に悪影響を及ぼすことがあります。この場合は、本機のWi-Fi®機能を利用しない設定にすると快適にご利用できます。

  • Bluetooth携帯電話は、Bluetooth接続により、携帯電話の電池が早く消耗します。

  • Bluetooth携帯電話の使用周波数帯では、電子レンジ等の産業・科学・医療用機器のほか、工場の製造ライン等で使用されている移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)及び特定小電力無線局(免許を要しない無線局)並びにアマチュア無線局(免許を要する無線局)が運用されています。
    (上記3種の無線局を以下「他の無線局」と略します)
    Bluetooth携帯電話を使用する前に、近くで「他の無線局」が運用されていないことを確認してください。
    万一、Bluetooth携帯電話から「他の無線局」に対して有害な電波干渉事例が発生した場合には、速やかに使用場所を変更して電波干渉を回避してください。

  • Bluetooth携帯電話の使用周波数帯は2.4GHz帯です。
    変調方式としてFH-SS変調方式を採用しています。
    想定与干渉距離は10m以下です。
    Bluetooth携帯電話は全帯域を使用し、かつ移動体識別装置の帯域を回避可能です。

Bluetoothオーディオと同時に使用するとき

  • Bluetoothオーディオとハンズフリーで異なるBluetooth機器(携帯電話)を同時に使用すると、以下のような場合があります。

    • 携帯電話のBluetooth接続が切断される。

    • ハンズフリーの音声にノイズが発生する。

    • ハンズフリーの動作が遅くなる。

  • Bluetoothオーディオを再生中にハンズフリーで使用する携帯電話の選択を変更した場合、再生音声が途切れることがあります。

  • 電話帳データ転送中は、ポータブル機の接続が切断されることがありますが、転送が終了すると再接続されます。(機種によっては、再接続できないことがあります。)

  • ハンズフリー接続とオーディオ接続の両方に対応している携帯電話でも、ハンズフリー接続とオーディオ接続を同時にできない場合があります。

  • 本機で携帯電話を利用する際には、必ず動作確認済携帯電話をトヨタ販売店またはWebサイト(https://toyota.jp/tconnectservice/の「ご利用になるには」の「サービスのご利用方法」)でご確認ください。

ハンズフリーが使用できないとき

  • 次の場合は、ハンズフリーを使用することができません。

    • 通話エリア外のとき

    • 回線が混雑しているなど、発信規制中のとき

    • 緊急通報中のとき

    • 携帯電話から電話帳データを転送中のとき

    • 携帯電話がダイヤルロックされているとき

    • データ通信中など、携帯電話が使用中のとき

    • 携帯電話が故障しているとき

    • 携帯電話が本機に接続されていないとき

    • 携帯電話のバッテリー残量が不足しているとき

    • 携帯電話の電源がOFFのとき

    • 携帯電話の設定が、ハンズフリーモードでないとき

    • 本機側でデータ通信や電話帳転送からハンズフリー通話に切り替えているとき
      (切り替え中は本機のBluetooth接続状態表示が表示されません。)

    • その他、携帯電話自体が使えないとき

知識

  • 三者通話を契約しているときは、携帯電話本体で三者通話を解除してからお使いください。

緊急通報(ヘルプネット)を利用中のとき

緊急通報(ヘルプネット)をご利用の場合は、次のような制限があります。

  • 緊急通報(ヘルプネット)動作中はハンズフリーを使用できません。また、緊急通報(ヘルプネット)動作中は電話を切る操作による回線切断ができません。ただし、呼び返し待機中は、ハンズフリーで発信できます。

  • 呼び返し待機中、ハンズフリー通話中は、救援機関からの着信は受けることができません。

  • 着信中、応答保留中または通話中画面表示中に緊急通報(ヘルプネット)が起動すると、ハンズフリーは強制終了されます。

お車を手放すとき

ハンズフリーを使用すると、多数の個人情報が登録されます。

お車を手放すときには、個人情報の初期化を行ってください。(→個人情報を初期化する

なお、個人情報の初期化を行うと、登録した情報や変更した設定が初期設定の状態になります。

間違えて初期化してしまわないよう、ご注意ください。

  • ハンズフリーでは、次の情報が初期化されます。

    • 電話帳データ

    • 画像データ

    • 発信または着信の履歴データ

    • ワンタッチダイヤル

    • Bluetooth電話機の登録情報

    • ハンズフリー関連の設定・編集項目

通話について

通話には、マイクを使用します。

  • 着信通知や通話時などの音声出力は、前席両側のスピーカーから出力されます。

  • ハンズフリーで音声や呼び出し音などが出力されると、オーディオ音声などはミュート(消音)されます。

知識

  • 通話時は通話相手と交互にお話しください。通話相手と同時に話した場合、こちらの音声が相手に、相手の音声がこちらに聞こえにくくなることがあります。

  • 受話音量はできるだけ小さく調整してください。音量が大きいと、通話相手の音声が車外にもれたり、通話相手側にエコーが聞こえることがあります。

  • 音声は大きくはっきりとお話しください。

  • 次のような場合は、通話相手側にこちらの音声が聞こえにくくなることがあります。

    • 悪路走行時

    • 高速走行時

    • 窓を開けているとき

    • エアコンの吹き出し口をマイクの方に向けたとき

    • エアコン送風の音が大きいとき

    • 携帯電話をマイクに近づけたとき

  • 使用する携帯電話やネットワークの影響により、音質が悪化(ノイズ、エコーなど)することがあります。

  • 本器でWi-Fi®機能を利用する設定にしていると、ハンズフリーの音声にノイズが発生することがあります。

注意

  • マイクに触れたり、先の尖った物を入れないでください。故障の原因となります。

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