お手入れは、部位や素材に合った適切な方法で実施してください。

車内の手入れをするには

  • 掃除機などでほこりを取り除き、水またはぬるま湯を含ませた布でふき取る

  • 汚れが落ちない場合は、中性洗剤を水で約1 % にうすめてやわらかい布に含ませふき取る
    水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤・水分をふき取る

知識

カーペットの洗浄について

カーペットは常に乾いた状態を保つことをおすすめします。洗浄には、市販の泡タイプクリーナーがご利用になれます。

スポンジまたはブラシを使用して泡をカーペットに広げ、円を描くように塗り込んでください。直接水をかけたりせず、ふき取ってから乾燥させてください。

シートベルトの取り扱いについて

刺激の少ない洗剤とぬるま湯で、布やスポンジを使って洗ってください。シートベルトのすり切れ・ほつれ・傷などを定期的に点検してください。

警告

車両への水の浸入
  • 床・ラゲージルーム内・DC/DCコンバータ冷却用吸入口・ジャンクションボックス周辺などに、車内に水をかけたり液体をこぼしたりしないでください。(→DC/DCコンバータ冷却用吸入口)DC/DCコンバータや電気部品などに水がかかると、故障や車両火災につながるおそれがあり危険です。

  • SRS エアバッグの構成部品や配線をぬらさないでください。(→SRS エアバッグの配置
    電気の不具合により、エアバッグが作動したり、正常に機能しなくなり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

内装の手入れをするときは(特にインストルメントパネル)

艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。インストルメントパネルがフロントウインドウガラスへ映り込み、運転者の視界をさまたげ思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

注意

清掃するとき使用する溶剤について
  • 変色・しみ・塗装はがれの原因になるため、次の溶剤は使用しないでください。

    • シート以外の部分:ベンジン・ガソリンなどの有機溶剤や酸性またはアルカリ性の溶剤・染色剤・漂白剤

    • シート部分:シンナー・ベンジン・アルコール・その他のアルカリ性や酸性の溶剤

  • 艶出しワックスや艶出しクリーナーを使用しないでください。インストルメントパネルやその他内装の塗装のはがれ・溶解・変形の原因になるおそれがあります。

床に水がかかると

水で洗わないでください。
オーディオやフロアカーペット下にある電気部品に水がかかると、車の故障の原因になったり、ボデーが錆びるおそれがあります。

フロントウインドウガラスの内側を掃除するときは

前方カメラのレンズに、ガラスクリーナーが付着しないようにしてください。
また、レンズにはふれないでください。(→前方センサー

リヤウインドウガラスの内側を掃除するときは
  • 熱線を損傷するおそれがあるため、ガラスクリーナーなどを使わず、熱線にそって水またはぬるま湯を含ませた布で軽くふいてください。

  • 熱線を引っかいたり、損傷させないように気を付けてください。

本革部分の手入れをするには

  • 掃除機などでほこりや砂を取り除く

  • うすめた洗剤をやわらかい布に含ませ、汚れをふき取る

    ウール用の中性洗剤を水で約5 % にうすめて使用してください。

  • 水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤をふき取る

  • 乾いたやわらかい布で表面の水分をふき取り、風通しのよい日陰で乾燥させる

知識

本革部分のお手入れの目安

品質を長く保つため、年に2回程度の定期的なお手入れをおすすめします。

注意

革の傷みを避けるために

皮革の表面の劣化や損傷を避けるために次のことをお守りください。

  • 革に付着したほこりや砂はすぐに取り除く

  • 直射日光に長時間さらさないようにする
    特に夏場は日陰で車を保管する

  • ビニール製・プラスチック製・ワックス含有のものは、車内が高温になると革に張り付くおそれがあるため、革張りの上に置かない

合成皮革部分の手入れをするには

  • 掃除機などでほこりを取り除く

  • 中性洗剤を水で約1%にうすめてやわらかい布に含ませふき取る

  • 水を浸した布を固くしぼり、表面に残った洗剤・水分をふき取る

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