デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)の概要

デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)で次のことができます。

デジタルインナーミラー

車両後方カメラの映像をミラー内のディスプレイに表示する運転補助装置です。ディスプレイスイッチを操作することで、光学ミラーモードとデジタルインナーミラーモードに切りかえることができます。
ヘッドレストや荷物などで視界をさえぎられずに後方を確認することができます。また、リヤ席を映さないことで乗員のプライバシーを保護することができます。

前後方録画機能

車両前後のカメラで撮影した映像をデジタルインナーミラー内のmicroSDカードに録画します。

お使いになる前に

  • 本機はパワースイッチがONのあいだ常時映像を録画する装置ですが、すべての状況において録画することを保証したものではありません。
    正常に録画できなかった場合や、録画データが破損していた場合による損害については、トヨタは一切の責任を負いません。

  • 本機は、事故などの検証時に役立つことを目的の一つとしていますが、 証拠としての効力を保証するものではありません。

  • 本機は常時録画型の映像録画装置です。

  • microSDカードがセットされていることを必ず確認してください(→microSDカードを入れる)。microSDカードがセットされていないと、映像が録画されません。また、microSDカードの保存容量をこえると、映像が上書きされます。必要な映像については、パソコンに保存するなどして保護してください。

  • 本機で録画した映像は、その使用目的や使用方法によっては、被写体のプライバシーなどの権利を侵害する場合がありますのでご注意ください。いたずらなどの目的のためには使用しないでください。これらの場合についてはトヨタは一切責任を負いません。

  • 録画した映像から信号機の状態が必ず確認できることを保証した装置ではありません。
    環境によって信号機の状態が確認できない場合は、前後の映像や周辺の車両の状況からご判断ください。信号機の状態が確認できない場合があっても、トヨタは一切の責任を負いません。

  • LED 式信号機の場合は目に見えない速さで点滅しているため、点滅して録画される場合があります。信号が映っていない場合は前後の映像や周辺の車両の状況からご判断ください。LED 式信号機が映らない場合があっても、トヨタは一切の責任を負いません。

  • 免責事項について

    お客様または第三者が、本機の誤使用、使用中に生じた故障、その他の不具合または本機の使用によって受けられた損害については法令上の賠償責任が認められる場合を除き、トヨタは一切その責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。

  • 著作権について

    • 録画・撮影したものは、個人として楽しむほかは、著作権法上、権利者に無断で使用できません。

    • 鑑賞・興行・展示物など、個人として楽しむ目的でも撮影を制限している場合がありますので、ご注意ください。

知識

デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)の作動条件

パワースイッチがONのとき、かつ前後方録画機能をONにしているとき(→ディスプレイの調整・機能の切りかえ

いったん前後方録画機能をON / OFF すると、次回パワースイッチをONにしたときにも、そのままの状態が続きます。

パワースイッチをON からOFFにすると、数秒後に表示が消えますが、前後方録画機能はパワースイッチをON からOFFにした直後に停止します。

ディスプレイに表示される映像が見えにくかったり、鮮明な映像が撮影できなくなる状況について
  • ミラーの反射や汚れ、カメラに水滴やほこりが付いているなどでディスプレイに表示される映像が見えにくい場合や、後続車のライトのちらつきや圧迫感が気になる場合は、光学ミラーモードに切りかえてください。

  • フロントウインドウガラスまたはリヤウインドウガラスに水滴が付いているときや、汚れているときなどは、鮮明な映像を表示や録画できない場合があります。フロントウインドウガラスまたはリヤウインドウガラスの外側に水滴が付いていたり汚れているときは、ワイパーやウォッシャー(→ワイパー&ウォッシャー(フロント), ワイパー&ウォッシャー(リヤ))で水滴や汚れを取り除いてください。

  • 映像への不要な映り込みが発生しないように、フロントウインドウガラスおよびリヤウインドウガラスのカメラ周辺やダッシュボード上には何も取り付けたり、貼り付けたり、置いたりしないで下さい。正常な映像が録画できないおそれがあります。

  • バックドアが開いているときは、デジタルインナーミラーの映像が正しく表示されなかったり、映像を正しく撮影できません。走行前に必ずバックドアが閉まっていることを確認してください。

  • パノラマムーンルーフ装着車:太陽光等が反射して、ディスプレイが見えにくい場合は、電動サンシェードを閉めてください。

  • 夜間など暗いところでは、次のような現象が発生することがありますが、異常ではありません。

    • 映像の色と実際の色が異なって見える

    • 後続車のライトの高さなどによっては、後続車の周囲が白くぼやけて見える

    • 周辺を明るく見せるために映像が自動的に調整されることにより、特有のちらつきが発生する

    映像が見えにくい場合や、ちらつきが気になる場合は、光学ミラーモードに切りかえてください。

ご留意いただきたいこと
  • デジタルインナーミラー本体が発熱することがありますが、異常ではありません。

  • 体調・年齢などにより、ディスプレイに表示される映像に焦点が合うまで時間がかかる場合があります。焦点が合わせづらいと感じたときは、光学ミラーモードに切りかえてください。

  • カメラレンズの特性により、画面に映る人や障害物は、実際の位置や距離と異なって見えることがあります。

  • 主に同乗者がディスプレイを凝視すると、車酔いを起こすおそれがあります。

システムに異常が発生したとき

デジタルミラーモード時に、図で示すシンボルが表示されます。シンボルの表示は数秒後に消えます。ディスプレイスイッチを操作し、光学ミラーモードに切りかえて、トヨタ販売店で点検を受けてください。

ミラー内のディスプレイにメッセージが表示されたときは

鏡面にメッセージが表示されたあとが点灯しているとき

お車を手放すときや、microSDカードを交換したときは

microSDカードに保存された録画データには個人情報が含まれている可能性があります。

個人情報保護のため、microSDカードの管理について次のことをおすすめします。

  • お車を手放すときは、本機からmicroSDカードを取り出しておく

  • microSDカードの交換などで本機から取り出したmicroSDカードは、お客様自身で保管する

  • microSDカードが不要になった場合は、保存されている録画データを完全に消去、もしくは、microSDカードをハサミなどで切断した上で処分する

警告

次のことをお守りください。お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)をお使いになる前に
  • 走行前に必ずミラーの調整を行ってください。(→調整するには

    • 光学ミラーモードに切りかえて、鏡面を後方が正しく映る位置に調整する

    • デジタルミラーモードに切りかえて、ディスプレイに表示される映像を調整する

  • 安全のため、デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)はできるだけ走行中に操作しないでください。
    デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)は、安全な場所に停車して操作してください。走行中に操作すると、ハンドル操作を誤るなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。また、走行中はディスプレイを見続けないでください。

  • ディスプレイに表示される映像と光学ミラーに映る範囲は異なりますので、あらかじめ違いを確認してください。

  • 故意に危険な運転をすることによって、前後方録画機能の作動をテストしないでください。思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

各部の名称

  1. カメラインジケーター
    デジタルインナーミラーシステムの作動状態を示します。
    点灯時:デジタルインナーミラーシステムが正常に作動していることを示します。
    点灯時:デジタルインナーミラーシステムに異常が発生していることを示します。(→故障とお考えになる前に
  2. REC インジケーター
    正常に録画していることを示します。
  3. アイコン表示エリア
    調整アイコン(→ディスプレイの調整・機能の切りかえ)・調整ゲージが表示されます。
  4. 選択/調整スイッチ
    調整項目の設定を変更します。
  5. メニュースイッチ
    調整アイコンの表示や、調整項目の移動を行います。
  6. ディスプレイスイッチ
    デジタルミラーモードと光学ミラーモードの切りかえを行います。
  7. microSD カード挿入口
    microSD カードの出し入れを行います。

モードを切りかえるには

ディスプレイスイッチを操作することで、デジタルミラーモードと光学ミラーモードを切りかえることができます。

  1. デジタルミラーモード
    車両後方の映像を表示します。
    ディスプレイにが表示されます。
  2. 光学ミラーモード
    映像が消え、光学ミラーとして使用できます。

前後方録画機能について

車両の前後に装着されているカメラで撮影した映像がmicroSD カードに録画されます。本機は、次の4種類の録画機能を備えています。

  • 常時録画(→常時録画

    パワースイッチがON のあいだ常時録画されます。

  • 衝撃検知録画(→衝撃検知録画

    一定以上の衝撃を検知したとき、自動的に録画されます。

  • 手動録画(→手動録画

    手動操作により、任意のタイミングで録画できます。

  • 静止画撮影(→静止画撮影

    手動操作により、任意のタイミングで静止画の撮影ができます。

録画するには

録画中はディスプレイにREC インジケーター(→各部の名称)が表示されます。

常時録画

パワースイッチをONにすると、自動的に録画が開始されます。

パワースイッチをOFFにすると、録画が停止されます。

  • 常時録画の録画時間は、約230分です。
    録画状態によっては、録画時間が短くなったり長くなったりする場合があります。

  • 録画データは、前方映像と後方映像が別ファイルとしてそれぞれ1ファイル約1分の長さで保存されます。

  • microSD カードの録画領域がなくなると古い日時のファイルから順に消去され、録画が継続されます。
    録画した映像を残しておきたい場合は、パソコンに保存しておくなどの対応をお願いします。

  • 必要に応じて、録画機能を停止することもできます。(→ディスプレイの調整・機能の切りかえ

衝撃検知録画

常時録画中に、一定以上の衝撃や衝撃に近い状態(SRSエアバッグの作動および急ブレーキ、急ハンドルなど)が発生した時に録画が開始されます。

衝撃検知録画中はディスプレイにが表示されます。

  • 衝撃検知録画は、衝撃検知前の約12秒間、衝撃検知後の約8秒間の約20秒間の映像が保存されます。
    衝撃検知のタイミングによっては、合計録画時間が最大約80秒になる場合があります。

  • 衝撃検知録画は前方映像と後方映像が別ファイルとしてそれぞれ10件まで保存できます。10件をこえると古いファイルから順に消去され、録画が継続されます。録画した映像を残しておきたい場合は、パソコンに保存しておくなどの対応をお願いします。

  • 衝撃検知録画開始時、静止画も同時に保存されます。

手動録画

常時録画中に選択スイッチのを押すことで、任意のタイミングで録画できます。

  • を押す前の約12 秒間、押したあとの約8秒間の約20 秒間の映像を保存します。
    手動録画のタイミングによっては、録画時間が最大約80秒になる場合があります。

  • 手動録画が終了すると、常時録画にもどります。

  • 手動録画中はディスプレイにが表示されます。

  • 衝撃検知録画中(→衝撃検知録画)は、手動での録画は行えません。

  • 調整アイコン(→ディスプレイの調整・機能の切りかえ)の表示中は、手動での録画は行えません。

  • 手動録画は前方映像と後方映像が別ファイルとしてそれぞれ20件まで保存できます。20件をこえると古いファイルから順に消去され、録画が継続されます。録画した映像を残しておきたい場合は、パソコンに保存しておくなどの対応をお願いします。

  • 手動録画開始時、静止画も同時に保存されます。

静止画撮影

常時録画中に選択スイッチのを押し続けると、ディスプレイにが表示されます。が表示されているあいだにから手を離すと静止画を撮影します。

  • 衝撃検知録画中(→衝撃検知録画)は、静止画撮影は行えません。

  • 調整アイコン(→ディスプレイの調整・機能の切りかえ)の表示中は、静止画撮影は行えません。

  • 静止画は前方映像と後方映像が別ファイルとしてそれぞれ500枚まで保存できます。500 枚をこえると古いファイルから順に消去されます。撮影した静止画を残しておきたい場合は、パソコンに保存しておくなどの対応をお願いします。

録画データについて

録画データを再生するには

本機から取り出したmicroSD カードをパソコンに挿入し、各ファイルの形式(→動作環境について)に対応した動画プレイヤーで再生できます。

  • 動画プレイヤーの使用方法については、ご使用になる動画プレイヤーに付属の取扱説明書をお読みください。

  • ご使用になる動画プレイヤーによっては、再生できない場合もあります。

  • microSDカードの取り出し方については、microSDカードを取り出すを参照してください。

再生時の情報表示について

録画データを字幕対応の動画プレイヤーで再生すると、次の情報が表示されます。

ご使用になる動画プレイヤーによっては、再生時の情報表示位置が上図と異なる場合があります。

  1. 位置情報表示部
    GPS 測位した情報から録画時の位置情報を表示します。
  2. 日付/時刻表示部
    録画時の年/月/日と時刻を表示します。
  3. 車速表示部
    録画時の車速を表示します。

録画データのファイル形式について

録画データ

ファイル形式

常時録画映像

MP4(MPEG-4)

衝撃検知録画映像

手動録画映像

静止画

JPG

各録画データのフォルダ構成について

microSDカードに録画されたデータは、録画機能ごとのフォルダに保存されます。ファイル名は年月日と時間が自動的に付与されます。

  • フォルダの構成について

    フォルダ名

    保存内容

    FRONT_CAMERA

    前方カメラ(→カメラについて)の各種映像を保存するフォルダが構成されます。

    REAR_CAMERA

    後方カメラ(→カメラについて)の各種映像を保存するフォルダが構成されます。

    NORMAL

    常時録画(→常時録画)による映像を保存します。

    EVENT

    衝撃検知録画(→衝撃検知録画)による映像を保存します。

    MANUAL

    手動録画(→手動録画)による映像を保存します。

    PICTURE

    衝撃検知記録、および手動記録(→静止画撮影)による静止画を保存します。

  • ファイル名の表記について

    • 常時録画により保存されたファイル

      1. F:前方カメラ R:後方カメラ
      2. 通し番号
    • 衝撃検知録画により保存されたファイル

      1. F:前方カメラ R:後方カメラ
      2. 録画映像全体通し番号
      3. EVENT録画通し番号
      4. ファイル番号
      ※:

      1つの衝撃検知録画に対してファイルが2つ保存される場合があります。その際にファイル番号が付与されます。(最大2つまで)

    • 手動録画により保存したファイル

      1. F:前方カメラ R:後方カメラ
      2. 録画映像全体通し番号
      3. MANUAL録画通し番号
      4. ファイル番号
      ※:

      1つの手動録画に対してファイルが2つ保存される場合があります。その際にファイル番号が付与されます。(最大2つまで)

    • 静止画撮影により保存したファイル

      1. F:前方カメラ R:後方カメラ
      2. 通し番号

知識

録画データについて
  • デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)は常時録画型の映像録画装置です。microSDカードに保存された録画データがいっぱいになると古い録画データから削除して新しい録画データを上書きします。
    事故などで録画データの保存が必要な場合は、すみやかにパワースイッチをOFFにしてからmicroSDカードを取り出してパソコンに録画データを保存してください。

  • 前方カメラと後方カメラで、それぞれ映像のサイズは異なります。
    後方カメラの録画データはデジタルインナーミラーに表示される範囲を保存します。

デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)を正常に作動させるために
  • 録画したデータの日時や位置情報を定期的に確認してください。日時がずれているときや位置情報が正しくないときはGPS情報を正しく受信できていない可能性があります。トヨタ販売店にご相談ください。

  • 次のような場合は、録画データが保存されていないことがあります。

    • 本体にmicroSDカードを挿入していない場合やmicroSDカードを抜いた場合

    • 古い録画データが新しい録画データによって上書きされてしまった場合

    • 大きな事故や水没などでデジタルインナーミラー(前後方録画機能付)およびmicroSDカードが損傷を受けた場合

    • 大きな事故などでデジタルインナーミラー(前後方録画機能付)の電源コードが断線した場合や、補機バッテリーが損傷を受けた場合

    • フロントウインドウガラス、リヤウインドウガラスのくもりや雪などで カメラの視界がふさがれた場合

    • カメラの前に撮影をさえぎるものを設置した場合

    • REC インジケーター(→各部の名称)が表示されていない場合

補機バッテリーを脱着したとき

補機バッテリーをはずしたあとは、録画データのファイル名や位置情報でGPS情報を正しく受信できているか確認してください。

microSDカードについて

本機からmicroSDカードを出し入れするときは、必ずパワースイッチをOFFにしてください。

microSDカードを取り出す

microSDカードを押して、microSDカードが少し飛び出たら引き抜きます。

microSDカードを入れる

microSDのロゴ面を図のように車両後方側にして、挿入口にまっすぐ奥まで挿入します。

microSD カードを初期化(フォーマット)するには

次の操作により、microSDカードを初期化できます。(すべての録画データが消去されますのでご注意ください)

  1. 常時録画中に選択スイッチのを約10秒以上押し続ける
    鏡面に「フォーマットしますか?」と表示されます。
  2. を押して「フォーマット」を選択する
    初期化をキャンセルするときはを押して「キャンセル」を選択してください。

知識

microSDカードについて

必ずデジタルインナーミラー(前後方録画機能付)にmicroSDカードを正しく挿入して使用してください。microSDカードが正しく挿入されていないと録画機能が作動しません。

  • microSDカードは、正しい向きで挿入してください。(→microSDカードを入れる

  • デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)に付属のmicroSDカードを使用してください。市販のmicroSDカードを使用すると、システムが正常に作動しないおそれがあります。 microSD カードの購入にあたっては、トヨタ販売店にご相談ください。(microSD カード品番:8780A-42010)

  • 本機で使用するmicroSDカードは本機・パソコン・スマートフォン以外では使用しないでください。他の機器で使用すると本機で正しく動作しなくなるおそれがあります。

  • 本機で録画される映像や静止画以外のデータをmicroSDカードに保存しないでください。映像や静止画が正しく保存されないおそれがあります。

  • 本機でmicroSDカードの初期化(フォーマット)を実施する場合は、必ずmicroSD カードを初期化(フォーマット)するにはの手順で行ってください。本機以外で初期化すると、本機で使用できない、または、映像や画像が正しく保存されないおそれがあります。

  • 新しいmicroSD カードまたは、パソコンやスマートフォンで初期化したmicroSD カードを挿入すると、鏡面に「フォーマットしますか?」と表示される場合があります。新しいmicroSDカードまたは、パソコンやスマートフォンで初期化したmicroSD カードを使用するときは、はじめに本機でmicroSDカードを初期化してください。(→microSD カードを初期化(フォーマット)するには

警告

次のことを必ずお守りください。

お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

microSD カードの取り扱いについて
  • お子さまにさわらせないでください。部品が小さいため、誤って飲み込むと、のどなどにつまらせ重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • microSD カード挿入口に指などを挟まないように注意してください。

注意

microSD カードの取り扱いについて

破損を防ぐために次のことをお守りください。

microSD カードが破損し、映像を録画できなくなるおそれがあります。

  • microSDカードを出し入れする際は、microSDカードを落として紛失しないようにご注意ください。万が一、車内の隙間に落ちた場合は、トヨタ販売店にご相談ください。

  • カメラインジケーター/REC インジケーター(→録画するには)が表示されているときにmicroSD カードを抜かないでください。

  • microSD カード挿入口に異物を入れないでください。

調整するには

ミラー本体の上下調整

運転姿勢に合わせてインナーミラーの高さを調整することができます。

光学ミラーモードに切りかえて、インナーミラー本体を持って、上下方向に調整する

ディスプレイの調整・機能の切りかえ

  • デジタルミラーモード時

    デジタルミラーモードの調整、機能のON/OFFやディスプレイ表示言語の切りかえができます。

    1. メニュースイッチを押す
      調整アイコンが表示されます。
    2. メニュースイッチをくり返し押して、調整したい項目(調整アイコン)を選択する
    3. またはを押して設定を変更する
      約5秒以上スイッチを操作しない状態が続くと、調整アイコンの表示が消えます。

      調整アイコン

      設定内容

      ディスプレイの明るさを調整することができます。

      ディスプレイの表示範囲を上下に調整することができます。

      ディスプレイの表示範囲を左右に調整することができます。

      ディスプレイの表示範囲の傾きを調整することができます。

      ディスプレイの表示範囲を拡大縮小することができます。

      自動防眩機能のON/OFF を切りかえることができます。

      ON にすることで、後続車のヘッドランプのまぶしさに応じて鏡面の反射光を自動的に低減させます。

      パワースイッチをONにしたときは、常に自動防眩機能がONになっています。

      前後方録画機能のON /OFF を切りかえることができます。

      ディスプレイ表示言語を切りかえることができます。

      ※:

      光学ミラーモード時の機能ですが、デジタルミラーモード時にも設定できます。

  • 光学ミラーモード時

    光学ミラーモードの自動防眩機能、前後方録画機能のON / OFF や、ディスプレイ表示言語の切りかえができます。

    1. メニュースイッチを押す
      調整アイコンが表示されます。
    2. メニュースイッチをくり返し押して、調整したい項目(調整アイコン)を選択する
    3. またはを押して、設定を変更する
      約5秒以上スイッチを操作しない状態が続くと、調整アイコンの表示が消えます。

    調整アイコン

    設定内容

    デジタルミラーモード時に調整できます。(→ディスプレイの調整・機能の切りかえ

    デジタルミラーモード時に調整できます。(→ディスプレイの調整・機能の切りかえ

    デジタルミラーモード時に調整できます。(→ディスプレイの調整・機能の切りかえ

    デジタルミラーモード時に調整できます。(→ディスプレイの調整・機能の切りかえ

    デジタルミラーモード時に調整できます。(→ディスプレイの調整・機能の切りかえ

    自動防眩機能のON/OFF を切りかえることができます。

    ON にすることで、後続車のヘッドランプのまぶしさに応じて鏡面の反射光を自動的に低減させます。

    パワースイッチをONにしたときは、常に自動防眩機能がONになっています。

    前後方録画機能のON /OFF を切りかえることができます。

    ディスプレイ表示言語を切りかえることができます。

知識

ディスプレイの調整について(デジタルミラーモード)
  • ディスプレイ表示の調整を行うと、映像がゆがむ場合がありますが故障ではありません。

  • ディスプレイ表示が明るすぎると、目が疲れることがあります。適度な明るさに調整してください。
    目が疲れた場合には、光学ミラーモードに切りかえてご使用ください。

  • ディスプレイ表示の明るさは、車両前方の明るさに合わせて自動でかわります。

センサーの誤作動防止

センサーの誤作動を防ぐため、センサーにふれたりセンサーを覆ったりしないでください。

警告

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

走行中の留意事項
  • 走行中は、デジタルインナーミラーの位置やディスプレイに表示される映像を調整しないでください。
    デジタルインナーミラーの操作スイッチは、安全な場所に停車して操作してください。走行中に操作すると、ハンドル操作を誤るなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

  • 必ず車両周辺の状況を直接確認してください。

    デジタルミラーモード時は、ディスプレイ上に映る車両や障害物が実際の大きさと異なる場合があります。後退時は、必ず後方や周囲の安全を直接確認しながら運転してください。また、夜間など暗いところで後続車が接近したときは、周囲が暗く映る場合があります。

安全にお使いいただくために

煙が出る、異臭がするなど異常な状態で使用すると、発火の原因になります。ただちに使用を中止してトヨタ販売店にご相談ください。

お手入れについて

デジタルインナーミラーのお手入れについて

ミラー表面が汚れていると、映像が見えにくくなることがあります。あらかじめ、乾いたやわらかい布などで汚れをふき取ってください。

カメラのお手入れについて

カメラのレンズが汚れていると、鮮明な映像を表示および録画できません。

水滴やほこりなどが付着したときは水で湿らせたやわらかい布でカメラレンズを清掃してください。

清掃しにくい場合は綿棒を使用してください。

また、清掃する際はフロントウインドウガラスまたはリヤウインドウガラスの内側も同様に清掃してください。

知識

カメラについて

デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)のカメラは、図の位置にあります。

  • 前方カメラ

  • 後方カメラ

冷却用のファンについて

デジタルインナーミラー内には、ミラー冷却用のファンがあります。デジタルインナーミラーの使用中は、冷却用のファンの音が聞こえることがあります。

注意

デジタルインナーミラーの故障や誤作動を防ぐために
  • デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)の取りはずし・改造・分解・塗装などをしないでください。システムが正常に作動しなくなるおそれがあります。

  • ミラーをふくときはシンナー・ベンジン・アルコールなどの溶剤を使用しないでください。変色・劣化・故障の原因になります。

  • ミラーの近くでは、喫煙したりマッチやライターなどで火を起こしたりしないでください。故障や車両火災につながるおそれがあり危険です。

  • ミラーの通風口をふさがないでください。ミラー内部に熱がこもり、故障や車両火災につながるおそれがあり危険です。

    1. 排気口
    2. 吸気口
カメラの故障や誤作動を防ぐために
  • カメラ部を強くたたいたり、ものをぶつけるなど、強い衝撃を与えないでください。カメラの位置・取り付け角度がずれるおそれがあります。

  • カメラ部は取りはずし・分解・改造をしないでください。

  • 有機溶剤・ワックス・油膜取り剤・ガラスコーティング剤などが付着したときはすぐにふき取ってください。

  • カメラレンズをふくときは水で湿らせたやわらかい布を使用してください。
    カメラレンズを強くこするとレンズが傷付いて、鮮明な映像の表示や録画ができなくなるおそれがあります。

  • リヤウインドウガラスに着色フィルム(含む透明フィルム)などを貼る場合は、カメラ前部に貼らないでください。
    カメラ前部に貼り付けた場合、映像の表示や録画が正しくできなくなる場合があります。

  • カメラ部をぶつけたときは、カメラの故障などのおそれがあります。早めにトヨタ販売店で点検を受けてください。

  • カメラの撮影範囲内にステッカー(透明なものを含む)などを貼らないでください。撮影した映像や画像が欠けるなどの原因になります。

    1. カメラの撮影範囲内

故障とお考えになる前に

次のような症状で気になったときやお困りになったときは、考えられる原因と処置を参考に、もう一度確認してください。

処置をしても直らないときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。

デジタルミラーモードが正常に作動しないとき

症状

考えられる原因

処置

ディスプレイに表示される映像が見にくい

ミラー表面が汚れている

乾いたやわらかい布などで汚れをふき取ってください。

パノラマムーンルーフから強い光(太陽やヘッドランプの光など)がデジタルインナーミラーにあたった

電動サンシェードを閉めてください

  • 夜間など暗いところで使用した

  • テレビ塔・放送局・発電所など、強い電波やノイズが発生する場所の近くで使用した

  • カメラ付近の温度が高い、または低い

  • 外気温が低い

  • 雨天時など湿度が高い

  • 太陽やヘッドランプの光が直接カメラのレンズにあたった

  • 蛍光灯・ナトリウム灯・水銀灯などの照明の下で使用した

光学ミラーモードに切りかえてください。
(カメラおよびその周辺環境が改善されてから、再びデジタルミラーモードをご使用ください)

カメラのレンズに水滴・ほこりなどの異物や汚れが付着している

水で湿らせたやわらかい布でカメラレンズを清掃してください。

ラゲージルームの荷物がガラス等に反射して映り込んでいる

  • 光学ミラーモードに切りかえてください。

  • 荷物を映り込まない位置に移動するか、黒い布等で覆いガラスへの反射を抑えてください。

ディスプレイに表示される映像が見にくい

リヤウインドウガラスが曇っている

光学ミラーモードに切りかえてください。

リヤウインドウデフォッガー(→リヤウインドウデフォッガー&ミラーヒーター)を使用し、曇りが取れてから再びデジタルインナーミラーモードでご使用ください

リヤウインドウガラスの外側が汚れている

リヤワイパーで汚れをふき取ってください。

リヤウインドウガラスの内側が汚れている

水で湿らせたやわらかい布で清掃してください。

ディスプレイに表示される映像がずれている

バックドアが完全に閉まっていない

バックドアを閉めてください。

カメラ部に強い衝撃が与えられた

光学ミラーモードに切りかえて、トヨタ販売店で点検を受けてください。

ディスプレイ上にが表示され、ディスプレイに表示される映像が暗くなった

システムに異常が発生した

光学ミラーモードに切りかえて、トヨタ販売店で点検を受けてください。

ディスプレイ上のが消灯した

ディスプレイ上にが表示された

デジタルインナーミラーの温度が非常に高い
(徐々にディスプレイが暗くなり、その後も温度が上がり続けると映像が消えます)

ミラーの温度を下げるために、車室内の温度を下げることを推奨します。
(ミラーの温度が下がるとが消えます)

ミラーの温度が下がってもが消えない場合は、光学ミラーモードに切りかえて、トヨタ販売店で点検を受けてください。

ディスプレイスイッチが正常に作動しない

ディスプレイスイッチに異常が発生した

光学ミラーモードに切りかえて、トヨタ販売店で点検を受けてください。
(メニュースイッチを約10秒間押し続けることで、光学ミラーモードに切りかえることができます)

★:

グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

前後方録画機能が正常に作動しないとき

症状

考えられる原因

処置

手動録画・静止画撮影ができない

  • 衝撃検知録画(→衝撃検知録画)による録画機能が作動しているとき(最優先動作)

  • 調整アイコンが表示されているとき(→調整するには

衝撃検知録画の終了後に再度手動録画・ 静止画撮影の操作を行ってください。

調整アイコンの表示が消えてから再度手動録画・静止画撮影の操作を行ってください。

microSD カードを初期化(→microSD カードを初期化(フォーマット)するには)できない

  • 衝撃検知録画(→衝撃検知録画)による録画機能が作動しているとき(最優先動作)

  • 調整アイコンが表示されているとき(→調整するには

衝撃検知録画の終了後に再度microSDカード初期化操作を行ってください。

調整アイコンの表示が消えてから再度microSDカード初期化操作を行ってください。

デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)の電源が入らない

システムに異常が発生している

光学ミラーモード(→モードを切りかえるには)に切りかえて、トヨタ販売店で点検を受けてください。

microSDカードに録画データが保存できない

microSDカードが正しく挿入されていない

microSD カードを正しく挿入してください。(→microSDカードを入れる

microSDカードに異常が発生している

microSD カードを初期化してください。(→microSD カードを初期化(フォーマット)するには

市販のmicroSDカードを使用している

本機に付属のmicroSDカードを使用してください。

デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)の温度が非常に高い

エアコンで車内の温度を下げてください。(→オートエアコン

鏡面にメッセージが表示されたあとが点灯しているとき

それぞれ、次のように対処してください。

再度、メッセージを表示させたいときはを押してください。

メッセージ

考えられる原因

処置

SDカードを挿入してください

microSDカードが入っていない

microSDカードを挿入してください。(→microSDカードを入れる

ファイルシステムフォーマット無効
フォーマットしますか?

microSDカードの読み込みエラーが発生している

メッセージと同時に「キャンセル フォーマット」と表示されます。

挿入したmicroSDカードを本機で使用する場合は「フォーマット」を選択し、microSDカードを初期化(フォーマット)してください。ただし、microSDカード内にデータがある場合は消去されます。

SDカード容量が一杯です
新しいSDカードを挿入ください

microSDカードの空き容量が不足している

microSDカードを初期化する(→microSD カードを初期化(フォーマット)するには)か、新しいmicroSDカードに交換してください。

ミラー動作温度範囲外

炎天下や極寒の環境などで、デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)が作動可能範囲外の温度になっている

エアコンを使用して車内の温度を調節してください。(→オートエアコン

SDカードの性能が低下しているため、交換してください

microSD カードの性能が低下している

新しいmicroSDカードに交換してください。

SDカードのデータが壊れた可能性があります。再度挿入してください

パワースイッチがONのままmicroSDカードを本体から取り出した

再度microSDカードを挿入してください。

「SD カードを取り出す時は車両電源をOFF にしてください」と表示されます。

車両通信エラー

システムに異常が発生している

トヨタ販売店で点検を受けてください。

フロントカメラ未接続

リアカメラ未接続

フロント・リアカメラ未接続

オープンソースソフトウェアについて

デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)には、以下のソフトウェアが含まれています。

JPEG library version 6b

============

1. We don't promise that this software works. (But if you find any bugs, please let us know!)

2. You can use this software for whatever you want. You don't have to pay us.

3. You may not pretend that you wrote this software. If you use it in a program, you must acknowledge somewhere in your documentation that you've used the IJG code.

In legalese:

The authors make NO WARRANTY or representation, either express or implied, with respect to this software, its quality, accuracy, merchantability, or fitness for a particular purpose. This software is provided "AS IS", and you, its user, assume the entire risk as to its quality and accuracy.

This software is copyright (C) 1991-1998, Thomas G. Lane. All Rights Reserved except as specified below.

Permission is hereby granted to use, copy, modify, and distribute this software (or portions thereof) for any purpose, without fee, subject to these conditions:

(1) If any part of the source code for this software is distributed, then this README file must be included, with this copyright and no-warranty notice unaltered; and any additions, deletions, or changes to the original files must be clearly indicated in accompanying documentation.

(2) If only executable code is distributed, then the accompanying documentation must state that "this software is based in part on the work of the Independent JPEG Group".

(3) Permission for use of this software is granted only if the user accepts full responsibility for any undesirable consequences; the authors accept NO LIABILITY for damages of any kind.

These conditions apply to any software derived from or based on the IJG code, not just to the unmodified library. If you use our work, you ought to acknowledge us.

Permission is NOT granted for the use of any IJG author's name or company name in advertising or publicity relating to this software or products derived from it. This software may be referred to only as "the Independent JPEG Group's software".

動作環境について

  • 録画映像の確認はパソコンで行ってください。デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)では録画映像を再生することができません。

  • 録画映像はパソコンに内蔵されている一般的な動画プレイヤー(例:Windows Media Player, QuickTime)にて再生可能です。

  • 録画データのファイル形式は一般的なMP4/JPEGになります。microSDカードが挿入可能な機種であれば、スマートフォンやタブレットのアプリからでも録画映像を再生できる場合もあります。

  • パソコンでmicroSDカードの初期化をする場合はexFATファイルシステムをサポートするOSであることをご確認ください。

    次のOSがexFATをサポートしています。

OS

exFATサポート

Windows Vista

サービスパック1以降でサポートされています。

Windows 7

サポートされています。

Windows 8

サポートされています。

Windows 10

サポートされています。

Windows 11

サポートされています。

Mac OS X

High Sierraか、それ以上を必要とします。

Linux

更新用ドライバーを必要とします。

2023年10月時点のものであり、変更される場合があります。

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