パーキングブレーキ

 
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自動または手動でパーキングブレーキをかける・解除することができます。

オートモードのときは、シフトポジションの操作に応じてパーキングブレーキが自動で作動します。また、オートモードのときでも手動でパーキングブレーキをかける・解除することができます。

操作のしかた

マニュアルモード

手動でパーキングブレーキをかける・解除することができます。

  1. パーキングブレーキ表示灯
  1. スイッチを引き、パーキングブレーキをかける
    パーキングブレーキ表示灯が点灯します。
    緊急時、走行中にパーキングブレーキをかける必要があるとき、スイッチを引き続けてください。
  2. スイッチを押し、パーキングブレーキを解除する
    • ブレーキペダルを踏みながら操作してください。

    • パーキングブレーキ自動解除機能により、アクセルペダルを踏むことでパーキングブレーキを解除することができます。アクセルペダルを踏むときはゆっくり踏んでください。(→パーキングブレーキ自動解除機能について

    解除後、パーキングブレーキ表示灯が消灯します。パーキングブレーキ表示灯が点滅した場合は、再度スイッチを操作してください。(→パーキングブレーキ表示灯

オートモードをONにする

停車中に、ブザーが鳴り、マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが出るまでスイッチを引き続ける。

オートモードをONにすると、パーキングブレーキが次のように作動します。

  • シフトポジションをP からP以外にすると、パーキングブレーキが解除され、パーキングブレーキ表示灯が消灯します。

  • シフトポジションをP 以外からP にすると、パーキングブレーキがかかり、パーキングブレーキ表示灯が点灯します。

    シフトポジションおよびPポジションスイッチは、停車した状態でブレーキペダルを踏みながら操作してください。

    急なシフト操作を行ったときやブレーキペダルが十分に踏み込まれていないときに、オートモードが作動しない場合があります。その場合は、手動でパーキングブレーキを操作してください。(→マニュアルモード

  • ハイブリッドシステムを停止すると、パーキングブレーキがかかり、パーキングブレーキ表示灯が点灯します。

オートモードをOFFにする

停車中に、ブザーが鳴り、マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが出るまでスイッチを押し続ける。

知識

パーキングブレーキの作動
  • パワースイッチがON以外では、パーキングブレーキスイッチによる解除はできません。

  • パワースイッチがON以外では、オートモード(かける・解除する)は作動しません。

パーキングブレーキ自動解除機能について

次の条件をすべて満たしたとき、アクセルペダルを踏むことによりパーキングブレーキを解除することができます。

  • 運転席ドアが閉まっているとき

  • 運転席シートベルトを着用しているとき

  • シフトポジションが前進もしくは後退の位置にある

  • エンジン警告灯やブレーキ警告灯が消灯している

    アクセルペダルを踏むときはゆっくり踏んでください。

    アクセルペダルを踏んでもパーキングブレーキが解除しない場合、手動で解除してください。

    オートモードではシフトポジションをPからP以外にすると、パーキングブレーキが自動的に解除されます。

パーキングブレーキ自動作動機能について

下記の条件をすべて満たしたとき、パーキングブレーキが作動します。

  • ブレーキを踏んでいない

  • 運転席のドアが開いている

  • 運転席のシートベルトを装着していない

  • シフトポジションがP以外の位置にある

  • エンジン警告灯やブレーキ警告灯が消灯している。

マルチインフォメーションディスプレイに“EPBが連続で操作されました しばらくお待ちください”と表示されたときは

短時間に作動をくり返すと、システムの過熱防止のために作動制限することがあります。その場合は、操作を控えてください。1分程度でもとの状態にもどります。

マルチインフォメーションディスプレイに“EPB動作が途中で停止しました”または“EPB現在使用できません”と表示されたときは

パーキングブレーキスイッチを操作してください。何度か操作してもメッセージが消えない場合は、システムに異常があるおそれがあります。トヨタ販売店で点検を受けてください。

パーキングブレーキの作動音

パーキングブレーキが作動するとき、モーターの音(“ウィーン”という音)が聞こえることがありますが、異常ではありません。

パーキングブレーキ表示灯について
  • パーキングブレーキをかけたとき、パワースイッチのモードによって、次のようにパーキングブレーキ表示灯が点灯します。
    ON:パーキングブレーキを解除するまで点灯します。
    ON以外:約15秒間点灯します。

  • パーキングブレーキをかけた状態でパワースイッチをOFFにしたとき、パーキングブレーキ表示灯が約15秒間点灯したままになりますが、異常ではありません。

パーキングブレーキスイッチが故障したとき

自動的にオートモードがONになります。

駐車するとき

駐車する

パーキングブレーキ未解除警告ブザー

パーキングブレーキをかけたまま走行すると、警告ブザーが鳴り、マルチインフォメーションディスプレイに“EPBがロックされています”が表示されます。(車速が5km/h をこえたとき)

ブレーキ警告灯が点灯したときは

ブレーキ警告灯(警告ブザー)

冬季のパーキングブレーキの使用について

駐車するとき

警告

駐車するとき

お子さまだけを車の中に残したままにしないでください。お子さまが誤ってパーキングブレーキを解除し、車が動き出して思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

パーキングブレーキスイッチについて

パーキングブレーキスイッチの周辺にものを置かないでください。ものとスイッチが干渉して、思わぬパーキングブレーキの作動につながるおそれがあります。

パーキングブレーキ自動作動機能について

パーキングブレーキ自動作動機能を日常のパーキングブレーキ操作のかわりには絶対に使用しないでください。本機能は運転者のパーキングブレーキかけ忘れによって起こる事故を軽減するための機能です。機能に頼ったり、安全を委ねて駐車をしたりすると、重大な傷害に及ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

注意

駐車するとき

車から離れるときは、シフトポジションをPにし、パーキングブレーキをかけてください。

車が動かないことを確認してください。

システムに異常が発生したら

安全な場所に車を停め、警告メッセージを確認してください。

補機バッテリーがあがったとき

パーキングブレーキシステムを作動させることはできません。(→補機バッテリーがあがったときは

故障などでかかったままになったとき

パーキングブレーキがかかったまま走行すると、ブレーキ部品が過熱し、ブレーキの効きが悪くなったり、早く摩耗したりするおそれがあります。この場合は、ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

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