普通充電ケーブルの機能や正しい取り扱い方法などについて説明しています。

警告

普通充電ケーブル・コントロールユニットを取り扱うとき

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、思わぬ事故の原因となり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • 普通充電ケーブルや電源プラグ・普通充電コネクター・コントロールユニットの分解・修理・改造をしない
    普通充電ケーブル・コントロールユニットに異常が認められた場合は、ただちに使用を中止してトヨタ販売店にご連絡ください。

  • 普通充電ケーブルや電源プラグ・普通充電コネクター・コントロールユニットに強い衝撃を与えたり落としたりしない

  • 普通充電ケーブルを無理に折り曲げたり、ねじったり、引っ張ったり、引きずるなどの負担をかけない

  • 普通充電ケーブルを鋭利なもので傷付けたりしない

  • 電源プラグの端子を折り曲げたり異物を付けたりしない

  • 普通充電コネクター・電源プラグを水に浸けない

  • 普通充電ケーブルを熱器具等の高温物に近付けない

  • 普通充電ケーブル・電源プラグコードに負荷をかけない(コントロールユニット・普通充電コネクターに普通充電ケーブルを巻き付けるなど)

  • コンセント・電源プラグに負荷がかかる状態で使用したり、放置したりしない(コントロールユニットが接地せず、宙吊りになっているなど)

注意

普通充電ケーブルの取り扱いに関する注意

次のことをお守りください。お守りいただかないと、普通充電ケーブルや普通充電インレットの故障につながるおそれがあります。

  • 普通充電コネクターは、斜めになったり傾いたりしないよう、普通充電インレットにまっすぐ挿し込む

  • 普通充電コネクターを挿し込んだあとは、普通充電コネクターに無理な力をかけたり、こじったりしない。また、体や荷物などをぶつけないように注意する

  • 普通充電ケーブルを踏んだり、つまずいたりしないように注意する

  • 普通充電ケーブルを取りはずしたあとは、すみやかに所定の位置に片付ける

  • 普通充電コネクターを取りはずしたあとは、普通充電インレットキャップを確実に取り付ける

普通充電ケーブルや関連部品などを取り扱うとき

普通充電ケーブルや関連部品などを取り扱うとき

寒冷時の注意

寒冷時は、普通充電ケーブル・電源プラグコードが通常より固くなることがあるため、固くなった状態で無理な力をかけないでください。普通充電ケーブル・電源プラグコードの損傷につながるおそれがあります。

各部の名称

  1. 普通充電コネクター
  2. ロック解除ボタン
  3. 電源プラグ
  4. 電源プラグコード
  5. コントロールユニット
※:

接続する電源電圧(200V または100V)に合わせて、電源プラグコードを交換する必要があります。(→電源プラグコードの交換

安全機能について

普通充電ケーブルに取り付けられているコントロールユニットは、次のような安全機能を備えています。

漏電検知機能

充電中に漏電を検知すると、自動的に電気を遮断し、漏電による感電や火災などを未然に防ぎます。

漏電検知機能により電気が遮断された場合は、エラーインジケーターが点滅します。(電気が遮断された場合の対処方法については、充電時に異常が発生したときを参照してください)

自動チェック機能

漏電検知機能の作動に問題がないか、充電開始前に自動でシステムチェックが実施されます。

システムチェックの結果、漏電検知機能の異常が検出されると、エラーインジケーターの点滅でお知らせします。(→充電時に異常が発生したとき

温度検知機能

電源プラグに温度検知機能が搭載されており、充電中、コンセント側のゆるみなどにより電源プラグ部が発熱した場合に、充電電流を制御することで発熱を抑制します。

車両との通電の条件

電源プラグがコンセントに挿してあっても、普通充電コネクターが車両に接続されていないと、普通充電コネクターに通電されない構造になっています。

コントロールユニット上のインジケーターについて

各インジケーターの働き

3つのインジケーターで、それぞれ次の状態を示します。

  1. 電源インジケーター
    コントロールユニットに通電しているときに点灯します。
  2. 充電インジケーター
    充電中に点灯します。
  3. エラーインジケーター
    漏電が発生したとき、またはコントロールユニットに異常が発生したとき点滅します。

充電時に異常が発生したとき

コントロールユニット上のインジケーターの点灯・点滅状態の組み合わせにより、異常の内容をお知らせします。

エラーインジケーターが点灯・点滅したときは、いったん電源プラグをコンセントから抜き、再度コンセントに挿し込んで、エラーインジケーターが消灯するか確認してください。

エラーインジケーターが消灯していれば、そのまま充電が可能です。
消灯しない場合は、次の表に従って対処してください。

状況

電源インジケーター

エラーインジケーター

原因・対処

充電システムエラー

消灯

消灯または点灯

原因

漏電を検知して充電を中断しているか、普通充電ケーブルが故障しています。

対処法

トヨタ販売店にご相談ください。

点灯

点滅

電源プラグ温度検知異常

点滅

点滅

原因

電源プラグの温度検知部品が故障しています。

対処法

トヨタ販売店にご相談ください。

電源プラグ温度上昇検知

点滅

消灯

原因

コンセントと電源プラグとの接触不良などにより、電源プラグの温度上昇を検知しました。

対処法

電源プラグがコンセントに確実に挿し込まれているか確認してください。

普通充電ケーブル寿命予告

点灯

点滅

原因

普通充電ケーブルの充電回数が、使用可能な上限に近付いています。

対処法

トヨタ販売店にご相談ください。

普通充電ケーブル寿命

点灯

点灯

原因

普通充電ケーブルの充電回数が、使用可能な上限をこえています。

対処法

トヨタ販売店にご相談ください。

電源プラグコードの交換

電源プラグを100V 用、または200V 用に交換したい場合は、次の手順で電源プラグコードを交換してください。

  1. 普通充電ケーブル(→各部の名称)と交換用電源プラグコードを用意する
  2. 解除キーを取り出す
    取り出した解除キーをなくさないようにご注意ください。
  3. 保護キャップを取りはずす
  4. コントロールユニットの解除穴に解除キーを挿し込む
    解除キーは図の向きで挿し込んでください。
  5. コントロールユニットの解除穴に解除キーを奥まで挿し込んだまま、電源プラグコードのナット部をまわして、電源プラグコードを取りはずす
    電源プラグコードを取りはずしたら、解除キーを抜いてください。
    電源プラグコードを取りはずしたまま放置しないでください。電源プラグコードが接続されていないと、コントロールユニットの内部に水などが入り、故障につながるおそれがあります。
  6. コントロールユニット接合部の突起と、電源プラグコードコネクターの溝とを合わせて挿し込み、電源プラグコードのナット部をまわして取り付ける
    電源プラグコードを取り付ける前に、接続部に異物が付着していないか確認してください。異物が付着している場合は、必ず取り除いてください。異物が付着している状態で接続すると、水などが入り、故障につながるおそれがあります。
    “カチッ” という音がして固定されるまで、取りはずしたときと逆方向にまわします。
  7. 取りはずした電源プラグコードに、保護キャップと解除キーを取り付ける
    紛失を防ぐため、解除キーは保護キャップに確実に取り付けてください。また、解除キーが保護キャップから意図せず脱落しないよう、ご注意ください。
    電源プラグコードは、ほこりや水などがかからない安全な場所に保管してください。

警告

電源プラグコードを交換するとき

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、思わぬ事故の原因となり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • 電源プラグコードの交換作業は、ぬれた手で行わない
    また、雨や水のかかる場所で行わないでください。

  • 電源プラグ・普通充電コネクターを接続した状態で、電源プラグコードの交換作業を行わない

  • コントロールユニットから電源プラグコードを取りはずした状態で放置しない

  • 電源プラグコードをコントロールユニットに取り付けるときは、接続部に異物が付着していないことを必ず確認する

  • 電源プラグコードの交換時には、“カチッ” という音がするまで電源プラグコードのナット部をしっかりまわす

  • 電源プラグコードを交換する際は、必ず解除キーを使用する

注意

電源プラグコードについての注意

電源プラグコードは充電以外の用途で使用しないでください。電源プラグコードの損傷につながるおそれがあります。

普通充電ケーブルの点検・お手入れ

安全にお使いいただくために、日常的に次の事項を点検してください。

警告

日常点検について

定期的に次のことを確認してください。
点検をしないで使い続けると、思わぬ事故の原因となり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • 普通充電ケーブルや電源プラグ・普通充電コネクター・コントロールユニットに破損などがないこと

  • コンセントに破損がないこと

  • コンセントの挿し込みがゆるくなっていないこと

  • 充電中に電源プラグが極端に熱くならないこと

  • 電源プラグの刃が変形していないこと

  • 電源プラグにほこり等の汚れがないこと

    電源プラグはコンセントから抜いて点検してください。また、点検の結果、普通充電ケーブルに異常が見つかった場合は、ただちに使用を中止して、トヨタ販売店にご相談ください。

普通充電ケーブルのお手入れについて

汚れたときは固くしぼった布で汚れをふき取ったあと、乾いた布でから拭きしてください。

なお、水洗いは絶対に行わないでください。普通充電ケーブルを水洗いすると、充電時に火災や感電事故が発生し、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

長期間普通充電ケーブルを使用しないとき

電源プラグをコンセントから抜いておいてください。電源プラグやコンセントにほこりがたまり、過熱や発火の原因となります。

また、普通充電ケーブルは水気がない場所で保管してください。

普通充電ケーブル収納用バッグの使い方

★:

グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

普通充電ケーブルを収納できるバッグです。

各部の名称

  1. 充電ケーブル固定用テープ
  2. リング
  3. ファスナー
  4. ガイド
  5. ベルト(肩掛けベルト/ラゲージスペース固定ベルト)
  6. タグ
  7. ラベル

知識

普通充電ケーブル収納用バッグについて

標準装備の普通充電ケーブル専用品です。全長が長いタイプの普通充電ケーブル(オプション装備)を収納することはできません。

注意

普通充電ケーブル収納用バッグの損傷を防ぐために

普通充電ケーブル、および交換用プラグコード(→電源プラグコードの交換)を収納するための専用バッグです。その他のものを追加で入れないでください。

特に、バッグが閉まらなくなったり、変形したりするような大きなものや、ドライバーなどの先端が鋭利な工具類などを収納すると、バッグの内部が損傷したり、破損したりするおそれがあります。

普通充電ケーブルを収納するときは

  1. 普通充電ケーブルを充電ケーブル収納用バッグに入る大きさに巻く
  2. 普通充電ケーブル収納用バッグのファスナーを開けてバッグのフタを開ける
    充電ケーブル固定用テープをはずします。
  3. 普通充電ケーブルを普通充電ケーブル収納用バッグのフタの上に置き、充電ケーブル固定用テープで固定する
  4. 普通充電ケーブル収納用バッグのフタを持ち上げて、ファスナーをしっかりと閉める

知識

普通充電ケーブル収納用バッグを車両に搭載するときは

付属のベルトを使って、普通充電ケーブル収納用バッグをラゲージスペースに固定できます。

  1. バックドアを開く(→バックドア
  2. ラゲージスペース固定ベルトを準備して、デッキフックにかけられるようにベルトの長さを調整する
  3. 図の位置に普通充電ケーブル収納用バッグを置き、付属のベルトをバッグ表面のガイド(2箇所)に通して、ベルトの両端をデッキフック(→デッキフックを使うには)に掛ける
  4. アジャスター()を動かしてベルトを縮め、収納用バッグを動かないように固定する
    収納バッグを降ろすときは、アジャスター()を動かしてベルトをゆるめます。
付属のベルトについて

普通充電ケーブル収納用バッグ側面のリングに掛けることで、持ち運びの際の肩掛けベルトとして使用することもできます。

付属のタグについて

普通充電ケーブル収納用バッグの持ち手に取り付けて使用することができます。

  1. タグ本体に付いているひもをタグ本体からはずし、窓から絵が見えるようにして、添付されている2枚のラベルのうち、図のラベル()をポケット部分に収納する
  2. タグのひもをタグ本体に取り付けて、タグのひもを広げて、図のようにバッグの持ち手に取り付ける

普通充電ケーブル収納用バッグを清掃するときは

  • バッグ本体や収納バッグが汚れたときは、水またはぬるま湯を含ませた布で、汚れをふき取ります。

  • タグが汚れたときは、ポケットからラベルを取り出してから、本革用のクリーナーで汚れをふき取ります。

  • 革製品のお手入れ方法については、本革部分の手入れをするにはの記載も併せてご覧ください。

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