この車は、次の方法で駆動用電池を充電することができます。

充電方法の種類

普通充電(→普通充電のしかた

AC コンセント(200V または100V)と車両に付属している普通充電ケーブル、または普通充電器(スタンド)などで行う充電方法です。

充電開始時刻(または出発時刻)・曜日を設定しておくことで、ご希望の日時にタイマー充電を行うことも可能です。(→タイマー充電機能を使う(普通充電)

CHAdeMO( チャデモ)規格に準拠した急速充電器(スタンド)を使用して行う充電方法です。普通充電にくらべて短時間で駆動用電池を充電できます。

※:

CHAdeMO はチャデモ協議会が提案する商標名です。

車両とV2H 機器双方向に電源供給することを、「V2H(ヴィーツーエッチ)」といいます。V2H 機器から車両へ充電を行うことを「V2H充電」、V2H機器を経由して車両から自宅へ電源供給することを「V2H給電」といいます。
このシステムを使用するには、V2H 機器が必要です。(車両には付属していません)
V2H の詳細については、各V2H 機器の取り扱い説明書などをご確認いただくか、V2H 機器の製造元へお問い合わせください。

※:

車両から自宅へ電力を供給するために、車両から取り出したDC(直流)電力をAC(交流)電力に変換する機器。
一般社団法人電動車両用電源供給システム協議会が発行する電動自動車用充放電システムガイドラインV2H DC 版に準拠したもの。

バッテリーチャージモード(→バッテリーチャージモード

プラグインハイブリッドシステムをバッテリーチャージモードに切りかえることにより、ガソリンエンジンの作動によって発電した電気で、駆動用電池を充電することができます。

バッテリーチャージモードでの規定充電量は、満充電量の約80%になります。

充電に連携する機能について

この車両には、充電に連携する各種の機能が搭載されています。

マイルームモード(→マイルームモードを使う

車両に普通充電ケーブルまたは急速充電ケーブルを接続した状態のとき、外部電源からの電力で、車両のエアコンやオーディオなどの電装品を使用できます。

※:

状況により、駆動用電池の電力が消費される場合があります。

駆動用電池ヒーター

外気温が低い場合、車両に普通充電ケーブルが接続されていると、駆動用電池が一定以上の温度になるように、自動で昇温します。

マルチインフォメーションディスプレイの「充電設定」で「電池昇温」がONに設定されているときに作動します。(→車両設定

駆動用電池冷却

駆動用電池の温度が高いとき、車両に普通充電ケーブルが接続されていると、充電前に駆動用電池を冷却し、保護します。

  • マルチインフォメーションディスプレイの「充電設定」で「電池冷却」がONに設定されているときに作動します。(→設定について

  • 高速道路で高い速度で連続運転するときや急速充電中・V2H 充電中などの場合には、作動することがあります。

  • 100V での充電時には作動しません。

知識

駆動用電池の温度調整システム(駆動用電池ヒーター・駆動用電池冷却)について
  • 充電開始の時点で駆動用電池の温度が低いまたは高い場合にのみ、作動します。

  • 充電中以外でも作動する場合があります。

  • タイマー充電時(→タイマー充電機能を使う(普通充電))は、タイマー設定内容に応じて作動します。

駆動用電池ヒーターについて
  • 駆動用電池ヒーターの作動中は、充電インジケーターが点灯します。

  • 車両から普通充電ケーブルをはずす、または普通充電ケーブルを接続したまま、およそ3日が経過すると、システムが自動で停止します。

  • 充電中に駆動用電池ヒーターが作動すると、通常よりも充電時間が長くなる場合があります。

  • 駆動用電池ヒーターの作動中に外気温が高くなったときは、充電モード(→充電モードの選択)で「出発」または「出発設定」に設定した時刻よりも、充電が早く完了する場合があります。

  • 駆動用電池ヒーターの作動中に次の操作を行うと、駆動用電池ヒーターの作動が停止します。

    • シフトポジションをP 以外にしたとき

    • リモートエアコンシステムを作動させたとき

  • 駆動用電池が満充電の状態であっても、駆動用電池の温度によっては駆動用電池ヒーターが作動する場合があります。

    • 駆動用電池ヒーターが作動すると、駆動用電池の残量が低下するため、駆動用電池の残量を補うために再度充電を行うことがあります。

    • 再充電中に普通充電コネクターを取りはずすと、「充電結果のお知らせ 充電コネクター操作により充電停止しました」と表示されることがあります。(→「充電コネクター操作により 充電停止しました」と表示されたとき

★:

グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

駆動用電池冷却について
  • 駆動用電池冷却の待機中、または作動中のときは、充電インジケーターが点灯します。

  • 駆動用電池冷却は、最大で約30 分作動します。ただし、充電モード(→充電モードの選択)を「出発」または「出発設定」に設定したときは、現在時刻から充電完了までの所要時間に十分な余裕がない場合、駆動用電池冷却の作動時間が短くなります。

  • 駆動用電池の残量が少ないときは、駆動用電池が高温であっても、駆動用電池冷却が作動しない場合があります。

  • 駆動用電池が満充電に近い場合、駆動用電池冷却が作動しない場合があります。

  • 駆動用電池冷却の作動中に次の操作を行うと、駆動用電池の冷却作動が停止します。

    • ボンネットを開けたとき

    • パワースイッチをOFF 以外にしたとき

    • リモートエアコンシステムを作動させたとき

    • 「今すぐ充電」(→「今すぐ充電」のON /OFF)を実施したとき

    ★:

    グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

    ※:

    普通充電時のみ

  • 駆動用電池冷却は、駆動用電池と外部電源からの電力を利用します。

    • 駆動用電池冷却の作動中は、駆動用電池残量が一定の幅で増減し、通常の充電時のように駆動用電池残量が増加しません。

    • 駆動用電池冷却の作動中も、普通充電器(スタンド)からは充電中と認識されます。
      よって、充電時間に応じて課金される普通充電器(スタンド)では、駆動用電池冷却の作動中にも課金が発生します。

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