• 運転
  • 燃料充てんのしかた

日本国内では、セルフ充てんはできません。水素ステーションの係員におまかせください。

  • 燃料の圧縮水素ガスは、水素ステーションで充てんできます。

  • 水素ステーションの設備によっては、充てん時間や充てん量が異なり、走行可能距離が短くなる場合があります。

  • 水素タンクの検査有効期限を過ぎている場合は、水素ステーションで圧縮水素ガスを充てんすることはできません。トヨタ販売店にご相談ください。

充てんする前に

  • ドアとドアガラスを閉め、パワースイッチをOFFにしてください。

  • パーキングブレーキをかけてください。

  • シフトポジションをPにしてください。

  • ヘッドランプなどのスイッチをOFFにしてください。

知識

燃料の種類について

燃料

最高充てん圧力

通常の使用圧力は70MPaになりますが、燃料充てん時の一時的な最高圧力(最高充てん圧力)として、87.5MPaもラベルに表示されています。

警告

充てんするとき

次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと火災・爆発を引き起こすなど、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • パワ-スイッチをOFFにして、水素ステーションの係員の指示に従ってください。

  • タバコなどの火気を近付けないでください。

  • 充てん時、充てんガスが冷たいため、水素ガス充てんノズルや燃料充てん口表面が冷たくなったり、霜がついたりする場合があります。充てん直後は素手で水素ガス充てんノズルや燃料充てん口にさわらないでください。凍傷になる恐れがあります。

注意

充てんするとき
  • 指定以外の燃料を使用しないでください。故障の原因になります。

  • 充てん時、水素ガス充てんノズルにぶらさがったり、大きな力をかけないでください。故障の原因になります。

  • 充てん後は必ずキャップを取り付けてください。燃料充てん口内に異物が入ると、故障の原因になります。

  • 燃料充てん口の開口部にドライバーなどの鋭利なものを入れないでください。燃料充てん口の損傷により、充てん時に水素ガスがもれるおそれがあります。

  • 燃料充てん口に凍結防止剤などを付着させないでください。燃料充てん口内に不純物が入ると、故障の原因になります。

  • 充てん時、水滴が付着した水素ガス充てんノズルを使用しないでください。付着した水滴が凍結し、水素ガス充てんノズルが外せなくおそれがあります。

燃料充てん口の開け方

  1. 燃料充てん扉オープナースイッチを押して、ロックを解除する
    燃料充てん扉はREADYインジケーターが点灯しているときや、パワースイッチがONのときは、ロックが解除されません。
  2. キャップをはずして、ホルダーに取り付ける
  3. 燃料充てん作業は、水素ステーションの係員が行います。

知識

燃料充てん扉が開かないとき

トヨタ販売店にご相談ください。

マルチインフォメーションディスプレイに“水素充填口は安全な場所でパワースイッチオフ後操作”が表示されたときは
  1. 車両を安全な場所に停車させて、シフトポジションをPにする
  2. パワースイッチをOFFにする
  3. 燃料充てん扉オープナースイッチを押す
燃料充てん中の音について

圧縮水素ガス充てんの際、気流音や水素タンクバルブの作動音が聞こえる場合があります。(→燃料電池車特有の音と振動

燃料充てん口の閉め方

  1. 充てん終了後、水素ガス充てんノズルを燃料充てん口から取りはずす
    燃料充てん作業は、水素ステーションの係員が行います。
  2. キャップを取り付ける
  3. 燃料充てん扉を閉める

知識

誤操作防止機能について

燃料充てん扉が開いているときは、安全のためFCシステムは始動しません。また、READYインジケーターが点灯しているときは、燃料充てん扉は開きません。

同様に、燃料充てん扉が開いている時は非常時給電機能(→アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)・非常時給電システム)も使用できません。

マルチインフォメーションディスプレイに“水素充填口開検知 安全な場所に停車して閉じてください”が表示されたときは

燃料充てん扉が開いています。安全な場所に駐車して、燃料充てん扉を閉めてください。

マルチインフォメーションディスプレイに“水素充填口を閉じた後 もう一度始動操作をしてください”が表示されたときは

燃料充てん扉が開いて始動できません。シフトポジションをPにして、パワースイッチをOFFにしてから、以下の手順でもう一度燃料充てん扉を閉めてください。

  1. キャップが取り付けられているか確認する
  2. 燃料充てん扉を閉める

マルチインフォメーションディスプレイの表示が消えたときは異常ではありません。ただし、表示が続く場合は、センサーの故障のおそれがあります。トヨタ販売店で点検を受けてください。

始動操作を5回繰り返す(ブレーキを踏んだ状態でパワースイッチ操作を2秒程度の間隔で9回押す)毎に1回始動できます。車両に水素充てんノズルが接続されていないことを十分確認の上、車両を走行してください。

セルフ充てんをする場合

SAE J2601に準拠した水素ステーションで充てんしてください。詳しくはトヨタ販売店にご相談ください。

水素ステーションで表示されている注意書きをご確認ください。

充てん時のご注意

2023年11月現在、日本では原則セルフ充てんは許可されていません。特例として、所定の講習を受講された方のみ、許可された車両・場所にて行うことができます。許可された方が充てん作業をする場合は、次のことをお守りください。

  • 水素ステーションの供給圧力よりも車両の水素タンク残圧が高い場合は、充てんできません。水素タンク内の水素残量が容量の半分以上ある場合は、H35水素ガス充てん機では充てんできません。満充てんするためにはH70水素ガス充てん機(供給圧力70MPa)を使用してください。

  • 水素ステーション設備の不具合で充てんが完了しない場合は、水素ステーションの係員にお知らせください。

警告

充てんするとき
  • 乗用車向け水素ステーションで充てん作業を行ってください。充てん作業方法は水素ステーションの係員の指示に従ってください。

  • 70MPaまたは35MPa乗用車用の水素ガス充てんノズルを使用し、商用車専用の水素ガス充てんノズルは使用しないでください。充てん作業方法は水素ステーションの係員の指示に従ってください。

  • 充てん前、水素ガス充てんノズルが燃料充てん口に対して、確実にロックしていることを確認し、水素ガス充てんノズルを手前に引いても外れないことを確認してください。水素ガス充てんノズルや車両が故障する原因になります。

注意

充てんするとき
  • 充てんが完了しても水素ガス充てんノズルが外れない場合、燃料充てん口が凍結している可能性があります。解凍するまで、しばらくお待ちください。無理に外そうとすると、水素ガス充てんノズルや車両が損傷し、故障の原因になります。

  • 車両の燃料充てん口に異変を見受けられた場合は、トヨタ販売店にご相談ください。

  • 水素ガス充てん機や水素ガス充てんノズルに異変を見受けられた場合は、水素ステーションの係員、または水素ガス充てん機に記載されている問合せ先へお知らせください。

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