“AUTO”スイッチをONにすることで、設定温度に合わせて吹き出し口と風量を自動で調整します。

エアコン操作スイッチについて

  1. “ECO HEAT/COOL”スイッチ(→エコ空調モード
  2. “A/C”(冷房・除湿)スイッチ
  3. “SYNC”(シンクロ)スイッチ(各席連動モード)
  4. “AUTO”スイッチ
  5. フロントデフロスタースイッチ
  6. 内外気切りかえスイッチ
  7. ウインドシールドデアイサースイッチ
  8. リヤウインドウデフォッガー&ミラーヒータースイッチ
  9. “OFF”スイッチ
  10. 運転席側温度調整スイッチ
  11. 風量調整スイッチ
  12. 吹き出し口切りかえスイッチ
  13. 助手席側温度調整スイッチ
  14. “REAR CLIMATE”スイッチ
  15. リヤオートエアコン ON/OFFスイッチ
  16. フロント席集中送風モード(S-FLOW)スイッチ

温度を調整する

設定温度を上げるときは温度調整スイッチを上に、下げるときは下に操作します。

“A/C”(冷房・除湿)スイッチが押されていない場合は、送風または暖房で使用できます。

風量を切りかえる

風量を増やすときは風量調整スイッチを上に、減らすときは下に操作します。

“OFF”スイッチを押すと、ファンが止まります。

吹き出し口を切りかえる

吹き出し口切りかえスイッチを上下に操作します。

スイッチを操作するたびに吹き出し口が切りかわります。

  1. 上半身に送風
  2. 上半身と足元に送風
  3. 足元に送風
  4. 足元に送風/ガラスの曇りを取る

内気循環/外気導入を切りかえる

内外気切りかえスイッチを押します。

スイッチを押すたびに内気循環/外気導入が切りかわります。内気循環を選択しているときは表示灯が点灯します。

エアコン(冷房・除湿機能)を切りかえるには

“A/C”(冷房・除湿)スイッチを押します。

“A/C”(冷房・除湿)機能がON のときは、作動表示灯が点灯します。

フロントウインドウガラスの曇りを取る

フロントデフロスタースイッチを押します。

除湿機能が作動し、風量が増えます。内気循環にしている場合は、外気導入にしてください。(自動的に外気導入に切りかわることがあります)

風量を強くし、設定温度を上げると、より早く曇りを取ることができます。曇りが取れたら再度フロントデフロスタースイッチを押すと前のモードにもどります。

フロントデフロスタースイッチがON のときは、作動表示灯が点灯します。

外気温が低いときは、フロントウインドウガラスの霜を取るのに時間がかかる場合があります。

リヤウインドウデフォッガー&ミラーヒーター

リヤウインドウガラスの曇りを取るときや、ドアミラーから雨滴や霜を取るときに使用してください。

リヤウインドウデフォッガー&ミラーヒータースイッチを押します。

リヤウインドウデフォッガーを作動させると、ミラーヒーターが同時に作動し、曇りを取ることができます。

リヤウインドウデフォッガーとミラーヒーターは、しばらくすると自動的にOFFになります。

ウインドシールドデアイサー

フロントウインドウガラスとワイパーブレードの凍結を防ぐために使用してください。

  • エアコン操作スイッチ

    ウインドシールドデアイサースイッチを押します。

    ウインドシールドデアイサーがON のとき、スイッチの作動表示灯が点灯します。

  • マルチメディアディスプレイ

    1. エアコンオプション画面表示スイッチを選択します(→エアコン操作画面について
    2. “デアイサー”スイッチを選択します

ウインドシールドデアイサーは、しばらくすると自動的にOFF になります。

エコ空調モード

エコ空調モードに切りかえると、燃費を優先するために空調の効きを抑えます。

  • エアコン操作スイッチ

    “ECO HEAT/COOL”スイッチを押します。

  • マルチメディアディスプレイ

    1. エアコンオプション画面表示スイッチを選択します(→エアコン操作画面について
    2. “Eco Heat/Cool”スイッチを選択します
  • エコ空調モードでは燃費性能を優先させるため、空調が次のように制御されます。空調の効きをよくしたいときは、エコ空調モードを解除してください。

    • エンジン回転数やコンプレッサーの作動を制御し、暖房/冷房の能力を抑制します。

    • オート設定での使用時、ファンの風量を抑制します。

  • ドライブモードセレクトのエコドライブモードを選択すると、エコ空調モードに切りかわります。エコドライブモード以外を選択したときは、エコ空調モードが解除される場合があります。

  • エコドライブモード時は自動でエコ空調モードに切りかわっていますが、その場合でもエアコン操作スイッチの“ECO HEAT/COOL”スイッチを押すかマルチメディアディスプレイの“Eco Heat/Cool”スイッチを選択するとエコ空調モードを解除することができます。

知識

ガラスの曇りについて
  • 車室内の湿度が高いときはガラスが曇りやすくなります。その場合は、“A/C”(冷房・除湿)スイッチをONにすると、吹き出し口から除湿された風が出るため、効果的に曇りを取ることができます。

  • “A/C”(冷房・除湿)スイッチをONからOFFにすると、ガラスが曇りやすくなります。

  • 内気循環を使うとガラスが曇る場合があります。

外気導入・内気循環について
  • トンネルや渋滞などで、汚れた外気を車内に入れたくないときや、外気温度が高いときに冷房効果を高めたい場合は、内気循環にすると効果的です。

  • 設定温度や室内温度などにより、自動的に切りかわる場合があります。

外気温度が0 ℃近くまで下がったとき

“A/C”(冷房・除湿)スイッチを押しても除湿機能が働かない場合があります。

ナノイーXについて

エアコンにはナノイーX発生装置が搭載されています。
この装置はリヤ席中央のコンソール吹き出し口からナノイーXを放出し、車室内を快適な空気環境に導きます

  • ファンが作動すると、自動的にナノイーX発生装置が作動します。

  • ナノイーX発生装置が作動中、次の条件で効果を発揮します。
    次の条件以外では、効果が十分に得られない場合があります。

    • 吹き出し口が上半身に送風、上半身と足元に送風または足元に送風のとき

    • リヤ席中央のコンソール吹き出し口が開いているとき

  • ナノイーX発生装置作動時は、微量のオゾンが発生し、かすかに臭うことがありますが、森林など、自然界に存在する程度の量なので、人体に影響はありません。

  • ナノイーX発生装置作動中、かすかに作動音が聞こえることがありますが、故障ではありません。

    • ナノイーX発生装置が作動するまでに多少時間がかかることがあります。

    • 作動直後は作動音が大きい場合があります。

※1:

nanoe、ナノイーおよびnanoeマークは、パナソニック ホールディングス株式会社の商標です。

※2:

ナノイーXはナノイーに比べて、効果の元であるOHラジカルをより多く含む微粒子イオンです。

※3:

温湿度環境、風量・風向きによってはナノイーの効果が十分に得られない場合があります。

換気とエアコンの臭いについて
  • 車室外の空気を車室内に取り入れたいときは、外気導入にしてください。

  • エアコン使用中に、車室内外のさまざまな臭いがエアコン装置内に取り込まれて混ざり合うことにより、吹き出し口からの風に臭いがすることがあります。

  • エアコン始動時に発生する臭いを抑えるために:

    • 駐車時は外気導入にしておくことをおすすめします。

    • オート設定での使用時にはエアコン始動直後、しばらく送風が停止する場合があります。

  • 駐車時に自動的に外気導入に切りかえることにより駐車中の換気をうながし、始動時に発生する臭いを緩和します。

暖房について
  • HV モード時は、エンジン冷却水の排熱による暖房を行うため、ガソリンエンジンが作動することがあります。

  • EV モード・AUTO EV / HV モード時は、水加熱ヒーターによる暖房を行います。

    “AUTO”スイッチがONのときに設定温度を調整することで安定的に最適な空調を行うように設定されています。

  • 次のときは、EV モードであってもエンジン冷却水の排熱による暖房を行うため、ガソリンエンジンが作動することがあります。

    • 外気温が約- 10 ℃以下のとき

    • フロントデフロスタースイッチがON のとき

音声対話サービスについて

音声対話サービスを使用して、エアコンを操作することができます。詳しくは、別冊「マルチメディア取扱書」を参照してください。

エアコンフィルターについて

エアコンフィルターの交換

カスタマイズ機能

機能の一部は設定を変更することができます。(→ユーザーカスタマイズ機能一覧

警告

フロントウインドウガラスの曇りを防止するために

外気の湿度が非常に高いときにエアコンを低い設定温度で作動させているときは、フロントデフロスタースイッチを押さないでください。外気とガラスの温度差でガラスの外側が曇り、視界をさまたげる場合があります。

リヤウインドウデフォッガー&ミラーヒーターが作動しているとき

ドアミラーの表面が非常に熱くなります。やけどをするおそれがあるのでふれないでください。

ウインドシールドデアイサーが作動しているとき

フロントウインドウガラス下部およびフロントピラー横の表面が熱くなります。やけどをするおそれがあるのでふれないでください。

ナノイーX発生装置について

高電圧の部品を含むため、分解・修理はしないでください。修理が必要な場合は、トヨタ販売店にお問い合わせください。

注意

補機バッテリーあがりを防ぐために

ハイブリッドシステム停止中は、エアコンを必要以上に使用しないでください。

ナノイーX発生装置の損傷を防ぐために

リヤ席中央のコンソール吹き出し口の近くでスプレーを使用したり、吹き出し口にものをはめ込んだり貼ったりしないでください。正常に働かなくなるおそれがあります。

オート設定で使用する

次のように操作して、風向きの調整や吹き出し口の開閉をします。

  1. エアコン操作スイッチの“AUTO”スイッチを押します
  2. 温度を設定します
  3. ファンを止めたいときは、“OFF”スイッチを押します

風量や吹き出し口を切りかえると、“AUTO”スイッチの作動表示灯が消灯しますが、操作した機能以外のオート設定は継続します。

知識

オート設定の作動について

風量は温度設定と外気の状態により自動で調整されるため、“AUTO” をON にした直後、温風や冷風の準備ができるまでしばらく送風が停止する場合があります。

日射の影響により、暖房時でも上半身付近に冷風が出る場合があります。

各席の設定温度を連動して設定する(SYNC モード)

SYNC モードをON にするには、“SYNC”スイッチを押します。

運転席側温度調整スイッチで運転席・助手席・リヤ席の設定温度を調整できます。運転席・助手席・リヤ席の設定温度を別々に設定するには、助手席側温度調整スイッチまたはリヤ席温度調整スイッチを操作するか、“SYNC”スイッチを押してください。

SYNC モードがON のときは、“SYNC”スイッチの作動表示灯が点灯します。

運転席と助手席およびリヤ席の設定温度を別々に設定する(独立モード)

次のいずれかの操作をすると、独立モードがON になります。

  • SYNC がON の時に、エアコン操作スイッチの“SYNC”スイッチを押します。

  • 助手席およびリヤ席の設定温度を変更します。

独立モードになり“SYNC”スイッチの作動表示灯が消灯します。

エアコン操作画面について

マルチメディアディスプレイの操作方法については、別冊「マルチメディア取扱書」を参照してください。

表示のしかた

  1. マルチメディアディスプレイのメインメニューから を選択します
  2. サブメニューの“エアコン” を選択します
  3. 各画面を選択します
  1. フロントエアコン操作画面を表示する
  2. リヤエアコン操作画面を表示する
  3. オプション操作画面を表示する

フロントエアコン操作画面

  1. 吹き出し口を切りかえる
    選択するたびに、吹き出し口が切りかわります。
    :上半身に送風
    :上半身と足元に送風
    :足元に送風
    :足元に送風・ガラスの曇りを取る
    状況によっては、選択した吹き出し口以外からも送風する場合があります。
  2. 各機能のON / OFF を切りかえる
    選択するたびに、機能のON / OFFが切りかわります。
    機能がON のとき、表示灯が点灯します。
    “A/C”:冷房・除湿機能(→エアコン(冷房・除湿機能)を切りかえるには
    :フロント席集中送風モード(S-FLOW)(→フロント席集中送風モード(S-FLOW)
  3. 風量表示
    現在の風量が表示されます。

オプション操作画面

各機能の(作動)・(非作動)を選択します。

  1. ALL AUTO 制御を作動させる
  2. エコ空調モードを作動させる
  3. フロントウインドウガラスとワイパーブレードの凍結を防ぐ(ウインドシールドデアイサー)

吹き出し口の配置・操作

吹き出し口の位置

吹き出し口の切りかえ設定により、風が出る位置や風量が変化します。

風向きの調整と吹き出し口の開閉

  • フロント

    風向きの調整

    吹き出し口の開閉

    1. 開ける
    2. 閉じる
  • リヤ

    1. 風向きを調整する
    2. 吹き出し口を開閉する

警告

フロントウインドウガラスの曇り取りを妨げないために

吹き出し口を遮るようなものを置かないでください。送風がさえぎられ、曇りが取れにくくなることがあります。

フロント席集中送風モード(S-FLOW)

S-FLOWがONの時、リヤ席の送風を止めることで燃費の向上に貢献します。
S-FLOWをOFFにしても、長時間ハイブリッドシステムをOFFにした後にパワースイッチをONにすると自動的にONになります。

自動的にONの時に限り、リヤドアを開閉するとS-FLOWが自動的にOFFになります。

作動中は、が点灯します。

手動でフロント席集中送風モードの作動/非作動を切りかえる

フロント席集中送風モードは、スイッチ操作によりフロント席のみへの送風と全席への送風を切りかえることができます。このとき、送風の自動制御は作動しなくなります。

エアコン操作パネルのを押し、送風を切りかえます。

  • 表示灯が点灯:フロント席のみへの送風

  • 表示灯が消灯:全席への送風

知識

送風の自動制御について
  • 車室内を快適に保つために、ハイブリッドシステム始動直後や外気温によっては、乗員がいないシートにも送風されることがあります。

  • ハイブリッドシステム始動後に乗員が車室内を移動した場合や乗降した場合は、乗員の有無を正しく検知できず、送風の自動制御は作動しません。

  • リヤ席の乗員検知は、長時間ハイブリッドシステムをOFFにした後にパワースイッチをONにすると、乗員なしと判定します。
    リヤ席の乗員あり判定は、リヤドアの開閉で判定します。一度乗員ありと判定すると、その運転中は乗員なし判定になりません。

  • とても暑い時や寒い時など、車両全体を空調させる必要がある場合は、S-FLOW作動中もリヤ席に送風されることがあります。

送風の手動制御について

手動でS-FLOWをONにした場合は、その運転中はリヤドアを開閉してもリヤ席に送風されません。手動でOFFにして送風してください。

送風を自動制御にもどすには
  1. 表示灯が消灯している状態でパワースイッチをOFFにする
  2. 60分以上経過後にパワースイッチをONにする

リモートスタート(アプリ)

駐車中にスマートフォンのT-Connect対応アプリを使用して遠隔でハイブリッドシステムを始動させ、同時にエアコンを始動させることができます。

リモートスタート(アプリ)の詳細については、別冊「マルチメディア取扱書」を参照してください。

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