普通充電インレットに専用変換アダプタ(ヴィークルパワーコネクタ)を取り付け、外部給電開始操作を行うことで、AC100Vで消費電力の合計が1500W以下の電気製品を使用することができるシステムです。
車両から屋外での外部給電が可能という点で一般家庭のコンセントと異なるため、取り扱いには注意が必要です。
ご使用前に、必ずここで説明している内容をよくお読みいただいた上で、正しく取り扱ってください。

AC外部給電モードについて

次の2種類からご希望のモードを選択して、AC外部給電を行うことができます。

EV給電モード

駆動用電池に蓄えられている電力のみを使用してAC外部給電を行います。外部給電可能な駆動用電池の残量を下まわると、外部給電を終了します。

HV給電モード

AC外部給電中に外部給電可能な駆動用電池の残量を下まわると、エンジンが作動して外部給電を継続します。燃料残量警告灯が点灯すると、外部給電を終了します。

知識

アイドリングストップ条例について

HV給電モードでの使用時は、外部給電可能な駆動用電池の残量を下まわると、自動でエンジンが始動し、充電を行います。一部の自治体では、駐車または停車中にエンジンを始動した場合、アイドリングストップに関する条例にふれる可能性があります。AC外部給電システムの使用については関係する自治体に確認した上で、適切にご使用ください。

スマートフォンとの連携について

T-Connect にお申込みいただいた方は、T-Connect 対応アプリで、AC 外部給電システムに関する情報を確認したり、一部の操作を行ったりすることができます。

T-Connect サービスの詳細については、別冊「マルチメディア取扱書」を参照してください。

駐車中に使用するときの重要確認事項

必ず、給電作業前に次の点をご確認ください。

  • HV給電モードのときは、AC外部給電中にエンジンが作動する場合があるため、車庫内等、換気の悪い場所を避け、換気のよい場所に駐車すること

  • 地面が固く平らな場所に駐車すること

    輪止めの使用をおすすめします。輪止めはトヨタ販売店で購入することができます。

  • ボンネットが閉まっていること

  • パーキングブレーキがかかっていること

  • シフトポジションがPになっていること

  • パワースイッチがOFFになっていること

  • 給電中はオートアラームを設定することができません。盗難を防ぐために、車内やラゲージルーム内に貴重品などを放置しないこと

知識

AC外部給電システムについて
  • AC100Vで消費電力の合計が1500W以下の電気製品を使用してください。規定容量をこえる電気製品を使用すると、保護機能が働き、給電機能が停止することがあります。

  • 消費電力が大きな電気製品(ホットプレートなど)の中には、コンセントを単独で使うことを必須としているものがあります。その場合は、他の電気製品と併用しないでください。

  • 複数の電気製品に給電する場合、電気製品によっては正常に作動しない可能性があります。その場合は、単独で電気製品を使用してください。

  • コンセントの使用中、使用する電気製品によっては、大きな電流が流れ、瞬間電力が1500Wをこえるときがあります。この場合は、保護機能が働き、給電機能が停止することがあります。

  • コンセントの使用中、使用する電気製品によっては、テレビやラジオに雑音が入ることがあります。

  • コンセントの使用中、ラゲージルーム付近から冷却用ファンの音がすることがありますが、異常ではありません。

  • AC外部給電システムを開始した時点で、いったんエアコンがOFFになります。AC外部給電中にエアコンを使用したい場合は、エアコンの操作スイッチを操作して、エアコンを作動させてください。

※:

AC外部給電システムの使用中にエアコンを使用すると、マルチインフォメーションディスプレイに表示される外部給電可能時間と実際の外部給電時間が異なる場合があります。

正しく作動しないおそれがある電気製品

次のような電気製品は、消費電力の合計が1500W以下でも正常に作動しないおそれがあります。

  • 起動時の電力が大きい電気製品

  • 取扱説明書などに記載されている消費電力よりも大きな供給電力を必要とする電気製品

  • 精密なデータ処理をする計測機器

  • 極めて安定した電力供給を必要とする電気製品

  • タイマー設定する機器など、コンセントの出力が連続して必要な電気製品

警告

電源周波数について
  • 工場出荷時、車両側の電源周波数は、50Hzに設定されています。コンセントと電源周波数が異なる電気製品を使用しないでください。誤作動や故障などの原因になるおそれがあります。電気製品によっては、電源周波数の切りかえ(50/60Hz)機能があるので、車両と電気製品の電源周波数を同じにしてください。車両側の電源周波数切りかえが必要な場合は、トヨタ販売店にご相談ください。

  • 特に電子レンジは使用中に発熱するおそれがあるため、必ずコンセントと電源周波数が合っていることを確認してください。

ヴィークルパワーコネクタ各部の名称

  1. ヴィークルパワーコネクタ
  2. ロック解除ボタン
  3. 電源スイッチ
  4. 車外コンセント
  5. 防水カバー
  6. 防水ゴム

警告

ご使用前の点検について

次のことを確認してください。点検をしないで使い続けると、思わぬ事故の原因となり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • ヴィークルパワーコネクタに破損などがないこと

    異常がある場合はただちに使用を中止して、トヨタ販売店にご連絡ください。

  • 電源プラグに破損・変形などがないこと

    異常がある場合はただちに使用を中止してください。

  • 車外コンセントに汚れや破損などがないこと

ヴィークルパワーコネクタを取り扱うとき
  • 強い衝撃を与えたり落としたりしない

  • 水にぬれたときや汚れがあるときは、乾いた布でふく

  • 水洗いしたり、水やほかの液体に浸けたりしない

    水やほかの液体に浸けた場合は使用しないでください。

  • シールなどを貼り付けない

  • 警告ラベルを汚したり、はがしたりしない

  • お子さまにはさわらせない

  • 対応していない、ほかの車両には接続しない

ヴィークルパワーコネクタを清掃するとき
  • 水洗いによる清掃は行わないでください。ヴィークルパワーコネクタ内部に水が浸入すると、使用時に火災や感電事故が発生し、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • ヴィークルパワーコネクタが汚れたときは、固くしぼった布で汚れをふき取ったあと、乾いた布でからぶきしてください。

  • ガソリン等の溶剤・酸またはアルカリ性の溶剤は使用しないでください。

注意

ヴィークルパワーコネクタを使用しないとき

衝撃やほこりから保護するため、すみやかに車両から取りはずして保管してください。
なお、長期間使用しないときは、水気がなく、直射日光があたらない場所に保管してください。

AC外部給電を使用するには

マルチインフォメーションディスプレイでの操作

  1. ブレーキペダルを踏まずにパワースイッチを押して、ONにする
    メーターに“パワーON”と表示されていることを確認してください。
    ブレーキペダルを踏んだままパワースイッチを押すと、ハイブリッドシステムが始動してしまい、AC外部給電システムが使用できません。
    ONにしたあとは、シフトレバーを操作しないでください。シフトポジションがPでないと、AC外部給電システムを使用できません。
  2. 始動操作に関するアドバイス画面が表示されたときは、メーター操作スイッチのを押して前の画面にもどす
    一定時間、メーター操作スイッチを操作しないと、始動操作に関するアドバイス画面が再表示されます。
    その場合は、そのつどを押して前の画面にもどしてください。
  3. メーター操作スイッチのまたはを押してを選択する
  4. メーター操作スイッチのまたはを押して“車両設定”を選択し、を押し続ける
  5. メーター操作スイッチのまたはを押して“外部給電”を選択し、を押す
    外部給電モードの選択画面が表示されます。
  6. メーター操作スイッチのまたはを押してご希望の外部給電モードを選択し、を押す
    外部給電モードの選択画面上に、各モードでの外部給電可能時間の目安が表示されます。
    ※1:

    外部給電に必要な燃料が不足しているときは、HV給電モードを選択できません。

    ※2:

    駆動用電池の残量が低下しているときは、EV給電モードを選択できません。

    ※3:

    使用する電気製品や使用環境などにより、表示されている時間と実際の外部給電可能時間が異なる場合があります。

  • EV給電モードを選択した場合

    1. 操作ガイド画面の表示に従う
      ※:

      燃料残量警告灯が点灯していると、操作ガイド画面の前に、警告画面が表示されます。そのままAC外部給電を行うと、駆動用電池の残量不足、かつ燃料不足により、走行できなくなるおそれがあります。AC外部給電を行う前に給油することをおすすめします。

  • HV給電モードを選択した場合

    1. 使用上の注意に関する画面を確認してを押し、操作ガイド画面の表示に従う
    2. ヴィークルパワーコネクタを用意する
      ヴィークルパワーコネクタに異常がないことを確認してください。(→ご使用前の点検について
    3. ヴィークルパワーコネクタの防水カバーを開け、使用する電気製品の電源プラグを車外コンセントに接続する
      電源プラグは奥までしっかり挿し込んでください。(→電気製品の電源プラグを接続するとき
    4. 防水ゴムに電源コードを通し、防水カバーを閉じる
      防水カバーがロックされたことを確認してください。(→安全にお使いいただくために
    5. 充電リッドを開け(→充電リッドの開閉)、ヴィークルパワーコネクタを普通充電インレットに接続する
      ヴィークルパワーコネクタの下側にあるガイドの位置を合わせて、まっすぐにいっぱいまで挿し込み、“カチッ”という音がして、確実にロックされたことを確認してください。
      ヴィークルパワーコネクタを挿し込むと、自動的にロックされます。
      ※:

      普通充電コネクターのロック・アンロック方法がOFFの場合は、ロックされません。(→普通充電コネクターのロック・アンロック方法を変更するには

    6. ヴィークルパワーコネクタの電源スイッチを2回連続で押す
      充電ポートの充電インジケーターがゆっくり点滅します。(→充電インジケーター
      電源スイッチを2回連続で押す間隔が3秒以上空いたり、2回よりも多く押したりした場合は、充電インジケーターは点滅しません。
    7. 充電インジケーターが点滅から点灯にかわったら、接続した電気製品の電源をONにする
      充電インジケーターは一定時間点滅します。点滅中はAC外部給電が開始されていないため、点灯にかわるまでお待ちください。(AC外部給電が開始されないときは:→ヴィークルパワーコネクタの電源スイッチを押してもAC外部給電が開始されない
      AC外部給電中は、マルチインフォメーションディスプレイの表示で、現在の外部給電状況をお知らせします。

マルチメディアディスプレイでの操作

  1. ブレーキペダルを踏まずにパワースイッチを押して、ONにする
    メーターに“パワーON”と表示されていることを確認してください。
    ブレーキペダルを踏んだままパワースイッチを押すと、ハイブリッドシステムが始動してしまい、AC外部給電システムが使用できません。
    ONにしたあとは、シフトレバーを操作しないでください。シフトポジションがPでないと、AC外部給電システムを使用できません。
  2. メインメニューのにタッチし、サブメニューの“外部給電”にタッチする
    外部給電モードの選択画面が表示されます。
  3. ご希望の外部給電モードを選択する
    外部給電モードの選択画面上に、各モードでの外部給電可能時間の目安が表示されます。
    ※1:

    外部給電に必要な燃料が不足しているときは、HV給電モードを選択できません。

    ※2:

    駆動用電池の残量が低下しているときは、EV給電モードを選択できません。

    ※3:

    使用する電気製品や使用環境などにより、表示されている時間と実際の外部給電可能時間が異なる場合があります。

  • EV給電モードを選択した場合

    1. 操作ガイド画面の表示に従う
      ※:

      燃料残量警告灯が点灯していると、操作ガイド画面の前に、警告画面が表示されます。そのままAC外部給電を行うと、駆動用電池の残量不足、かつ燃料不足により、走行できなくなるおそれがあります。AC外部給電を行う前に給油することをおすすめします。

  • HV給電モードを選択した場合

    1. 使用上の注意に関する画面を確認してにタッチし、操作ガイド画面の表示に従う
    2. ヴィークルパワーコネクタを用意する
      ヴィークルパワーコネクタに異常がないことを確認してください。(→ご使用前の点検について
    3. ヴィークルパワーコネクタの防水カバーを開け、使用する電気製品の電源プラグを車外コンセントに接続する
      電源プラグは奥までしっかり挿し込んでください。(→電気製品の電源プラグを接続するとき
    4. 防水ゴムに電源コードを通し、防水カバーを閉じる
      防水カバーがロックされたことを確認してください。(→安全にお使いいただくために
    5. 充電リッドを開け(→充電リッドの開閉)、ヴィークルパワーコネクタを普通充電インレットに接続する
      ヴィークルパワーコネクタの下側にあるガイドの位置を合わせて、まっすぐにいっぱいまで挿し込み、“カチッ”という音がして、確実にロックされたことを確認してください。
      ヴィークルパワーコネクタを挿し込むと、自動的にロックされます。
      ※:

      普通充電コネクターのロック・アンロック方法がOFFの場合は、ロックされません。(→普通充電コネクターのロック・アンロック方法を変更するには

    6. ヴィークルパワーコネクタの電源スイッチを2回連続で押す
      充電ポートの充電インジケーターがゆっくり点滅します。(→充電インジケーター
      電源スイッチを2回連続で押す間隔が3秒以上空いたり、2回よりも多く押したりした場合は、充電インジケーターは点滅しません。
    7. 充電インジケーターが点滅から点灯にかわったら、接続した電気製品の電源をONにする
      充電インジケーターは一定時間点滅します。点滅中はAC外部給電が開始されていないため、点灯にかわるまでお待ちください。(AC外部給電が開始されないときは:→ヴィークルパワーコネクタの電源スイッチを押してもAC外部給電が開始されない
      AC外部給電中は、マルチインフォメーションディスプレイの表示で、現在の外部給電状況をお知らせします。

知識

外部給電モードの選択画面の表示方法

次の手順でも外部給電モードの選択画面を表示することができます。

  1. 充電リッドを開け、ヴィークルパワーコネクタを普通充電インレットに接続する
  2. ブレーキペダルを踏まずにパワースイッチを押して、ON にする
AC外部給電システムの使用中は
  • スマートエントリー&スタートシステムでドアを解錠・施錠することはできません。

  • ワイヤレスリモコンでドアの解錠・施錠をすることができます。使用する電気製品から発生するノイズにより、正常に作動しない場合があります。

  • 給電中に周囲が暗くなると、自動でヘッドランプなどが点灯します。ランプを消灯したいときは、消灯するを参照してください。

AC外部給電中のいたずらなどを防ぐために

普通充電コネクターロック設定がオートロック、またはオートロック&アンロックの状態で、ヴィークルパワーコネクタを接続すると、 ヴィークルパワーコネクタを施錠できます。(→普通充電コネクターのロック・アンロック方法を変更するには

エアコンの使用について

外気温が低いときには、エアコンの作動が制限され、暖房が効きにくくなる場合がありますが、故障ではありません。

警告

安全にお使いいただくために

次のことを必ずお守りください。

お守りいただかないと、思わぬ事故の原因となり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • 給電システムの使用中は、お子さまや介護を必要とする方、ペットを車内に残さないでください。エアコンを使用していても、システムの自動停止等により室内が高温、または低温になる場合があり、熱中症・脱水症状・低体温症になるおそれがあります。

  • お子さまなど、不慣れな方だけで給電作業を行わないでください。また、ヴィークルパワーコネクタは幼児の手の届かない場所で保管してください。

  • ぬれた手で電気製品の電源プラグを抜き挿ししたり、ピンなどをヴィークルパワーコネクタの端子・コンセントに挿したりしないでください。また、コンセントに雨水・飲料水・雪などが付着した場合は乾燥させてから使用してください。

  • ヴィークルパワーコネクタの改造・分解・修理・塗装などはしないでください。修理についてはトヨタ販売店にご相談ください。

  • コンセントに液体やほこりが付着しないようにしてください。また、定期的にコンセントを掃除してください。

  • コンセントへは電源プラグ本体を持って抜き挿しをし、プラグの刃にふれないようにしてください。コードを引っ張って電源プラグを抜くと、電源プラグやコードが損傷するおそれがあります。

  • 車外コンセントが水没または雪に埋もれている場合は、電源プラグを挿さないでください。すでに電源プラグが挿してあり、抜く必要がある場合は、まずパワースイッチをOFF にし、ヴィークルパワーコネクタを車両から取りはずしたあと、電源プラグを抜いてください。

  • 車外コンセントに電源プラグを接続したあとは、防水カバーを閉じてください。確実にロックがかかるまで閉じてください。防水カバーがロックできないような大きな電源プラグは使用しないでください。

  • ヴィークルパワーコネクタの上に重量物を置いたり、ものを引っかけたりしないでください。

  • コードやコンセントに異常な発熱を感じたらただちに使用を中止してください。また、コードやコンセントの発熱を防ぐために、次のことをお守りください。

  • コンセントに、分岐用コンセントを複数接続しない

  • コードリーを使用する場合、コードはリールからすべて引き出す

  • アース線のある電気製品を使用するときは、市販の変換アダプターを使用してアース線を変換アダプターのアース端子に接続してください。

  • 電気製品の電源プラグをコンセントに挿し込んでもゆるいときは、ヴィークルパワーコネクタを交換してください。交換についてはトヨタ販売店にご相談ください。

  • コンセントは、照明器具などの電気製品と直接接続して使用するものです。家屋などへ電気を供給する発電機として使用しないでください。また、家屋などに設置されている非常時の給電システム(外部電源と接続ができる専用設備、外部電源からの供給回路が電力会社からの電気配線と分離されている設備など)に使用する場合は、当該システムの製造業者または販売業者にご相談ください。

  • コンセントの使用中はパーキングブレーキをしっかりとかけて、シフトポジションをP から切りかえないでください。車両が動いて思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

  • コンセントの使用中は車両から離れないでください。

  • 落雷の可能性がある天候のときは給電を行わないでください。給電中、雷に気付いたときは給電を停止してください。

  • 車両をカーカバーなどで覆った状態で使用しないでください。

  • 傾いた場所や坂道などに停めて使用しないでください。使用中に車両を移動させたり、傾けたりしないでください。

  • 給油や洗車は行わないでください。

  • ボンネットが閉まっていることを確認してください。

    状況によっては、エンジンが自動で始動するため排気管付近に近付いたり、荷物を置いたりしないでください。

    また、エンジンルーム内に顔や手を近付けないでください。ラジエーター冷却用のファンが急にまわりだすことがあります。ファンの回転部分にふれたり、近付いたりすると、手や着衣(特にネクタイ・スカーフ・マフラーなど)が巻き込まれるおそれがあります。

  • 燃えやすいものの近くに停めて使用しないでください。

    過熱した排気管で発火するおそれがあります。

  • 腐食性のガスまたは溶液の発散する場所では使用しないでください。

  • 破損したヴィークルパワーコネクタ・コード・電源プラグ・コンセントは使用しないでください。使用中は不要な荷重がかからないようにし、コードなどを足や車両で踏まないようにしてください。

  • ヴィークルパワーコネクタと普通充電インレットは、必ず直接接続してください。ヴィークルパワーコネクタと普通充電インレットとのあいだに、変換アダプターや延長コードなどを接続しないでください。

  • 普通充電インレットに普通充電コネクター・ヴィークルパワーコネクタ以外のものを挿し込まないでください。

  • ヴィークルパワーコネクタに破損箇所がないか確認してください。

  • ヴィークルパワーコネクタ・普通充電インレットに異物がないか、または雪・氷が付着していないか確認してください。付着している場合は、ヴィークルパワーコネクタを接続する前にしっかりと取り除いてください。

  • ヴィークルパワーコネクタの端子部がぬれないようにしてください。

  • ヴィークルパワーコネクタの端子・車外コンセントに金属製の鋭利なもの(ピンや針金など)を挿し込まないでください。

  • HV給電モードでの使用時は、駆動用電池の残量減少により、自動的にガソリンエンジンが作動します。

    車庫内など換気が悪い場所や囲まれた場所(雪が積もった場所)などでは、酸素欠乏や排気ガスの充満、滞留を防ぐため、給排気を可能とする関連装置などを適切に設置して、使用してください。設置できない場合は使用しないでください。

接続する電気製品について
  • 使用する電気製品に付属の取扱説明書や、製品に記載されている注意事項を必ずお守りください。

  • 電源プラグや、電気製品が故障しているときは使用しないでください。

  • 特に外気温が低いときや高いときは、故障や作動不良になる可能性があります。

  • 水平設置が必要な電気製品は、正常に作動しない可能性があります。

  • 防水仕様の電気製品を除き、雨や水のかかる場所、湿気の多い場所では使用しないでください。

  • 水没や浸水した、またそのおそれのある電気製品は使用しないでください。

  • 車両の状態によっては、一時的に給電機能が停止することがあります。

注意

ショートや故障を防ぐために

次のことをお守りください。

お守りいただかないと、正常に作動しなかったり、車両や電気製品が損傷したりするおそれがあります。

  • 車内のトリムの近くやシートの上などで、トースターなどの熱気を出す電気製品を使用しないでください。熱により溶損や焼損のおそれがあります。

  • 振動や熱などに弱い電気製品を使用しないでください。車両の振動や、炎天下での駐車時の熱などにより、電気製品が故障するおそれがあります。

  • 使用中はヴィークルパワーコネクタを揺するなどの不要な振動を与えないでください。外部給電を停止することがあります。

  • 晴天であっても、防水カバーを確実に閉めた状態で使用してください。

車両を長時間駐車して外部給電を行うとき
  • 長時間給電をするときは、エンジン始動中に排気管から水が出ることがありますが、異常ではありません。

  • HV給電モードでの使用時、特に外気温が低いときは、排気管の中にある水が凍り、エンジンが始動しにくくなったり、排気管からにおいが発生する場合があります。その場合は、いったん外部給電作業を中断して、15~30分ほど走行してください。

AC外部給電を停止するときは

  1. 使用している電気製品の電源をOFFにする
  2. 車両のドアの解錠操作をして、ヴィークルパワーコネクタをアンロックする(→ロックするときは
    ドアを解錠すると、普通充電インレット照明が点灯します。
  3. ロック解除ボタンを押しながら手前に引いて、ヴィークルパワーコネクタを取りはずす
    パワースイッチが自動でOFFになります。
    ロック解除ボタンを押すだけでも、AC外部給電は停止します。また、パワースイッチを押して、AC外部給電を停止することもできます。
  4. 車外コンセントから電源プラグを取りはずす
    ヴィークルパワーコネクタと電気製品を片付けてください。

注意

AC外部給電システムを使用したあとの注意
  • 必ず電気製品の電源を切ってから、ヴィークルパワーコネクタを取りはずしてください。

    電気製品の電源をOFFにしないまま、先に車両からヴィークルパワーコネクタを取りはずすと、電気製品が正常に終了せず、電気製品の故障につながるおそれがあります。

  • 普通充電インレットからヴィークルパワーコネクタを取りはずしたあとは、必ず充電リッドを閉めてください。

    普通充電リッドを開けたまま放置すると、普通充電インレットに水や異物が入り、車両故障につながるおそれがあります。

  • 車両から離れる際は、ドアを確実に施錠したことを確認してください。

電気製品の電源プラグを接続するとき

電源プラグを接続するとき

各電気製品の取扱説明書に記載されている注意事項に従ってください。

電源プラグをコンセントに接続する前に、電気製品の電源がOFFになっていることを確認してください。

  1. 防水カバーを開けて電気製品の電源プラグをコンセントの奥までしっかり挿し込む
    電源プラグが半挿しの状態にならないようにしてください。

次の場合は、延長ケーブルなどを使用し、電源プラグを確実に接続してご使用ください。

  • 電源プラグが大きくコンセントの奥までしっかり挿し込めない

  • 電源プラグが重くコンセントから抜けるおそれがある

アース線のある電気製品を使用するときは、市販の変換アダプターを使用してアース線を変換アダプターのアース端子に接続してください。

AC外部給電に関する情報の表示

AC外部給電システムの使用中は、マルチインフォメーションディスプレイに外部給電中画面が表示され、外部給電可能時間などの情報を確認することができます。

マルチメディアディスプレイに表示されるエネルギーモニターからも、AC外部給電システムの作動状況を確認することができます。(→エネルギーモニターの見方

※1:

表示される時間は400W消費時の目安であり、電気製品の使用状況や、使用環境などにより実際の外部給電可能時間が異なる場合があります。

※2:

エネルギーモニターの見方については、エネルギーモニターの見方を参照してください。

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