車両に充電ケーブルを接続した状態のとき、外部電源からの電力により、エアコンやオーディオなどの電装品を使用することができます。
- 車両に充電ケーブルを接続して充電を開始する
普通充電するとき:→普通充電のしかた
急速充電するとき:→急速充電・V2H充電/V2H給電のしかた - 充電の実施中にパワースイッチをONにするマルチメディアにマイルームモードの設定画面が自動表示されます。
- “はい”を選択するマイルームモードが開始され、車内でエアコンやオーディオなどが利用可能になります。マイルームモードを使用しないときは、“いいえ”を選択します。
マイルームモードを停止するときは、パワースイッチをOFFにします。
急速充電が完了すると、マイルームモードは自動的に停止します。
知識
- 充電中のマルチメディア表示について
充電中にパワースイッチをONにしたあと、マイルームモードを選択しない状態が約100秒間続くと、パワースイッチが自動でOFFになります。
- マイルームモードの使用中は
次のようなことが起こる場合があります。
駆動用電池の残量が下限に達すると、マイルームモードが自動的に停止する
その場合は、駆動用電池の残量が増えるまでエアコンなどを操作できなくなります。いったんパワースイッチをOFFにし、駆動用電池の残量が回復したあとで、マイルームモードを使用してください。
駆動用電池の充電時間が長くなる
電波の状況によっては、ラジオに雑音が入る
普通充電中・充電完了後は、車載充電器が搭載されているモータールーム周辺が温かくなることがあります。
パワーステアリング警告灯(黄色)が点灯することがありますが、異常ではありません。
普通充電時はマイル―ムモードを維持するために満充電終了しないよう充電量を制御をしています。
- 急速充電中のマイルームモード使用について
急速充電中にマイルームモードを使用するときは、使用しないときと比べて、充電完了時の充電量が低下します。また、外気温が低く湿度が高い環境での急速充電時は、窓が曇る場合があります。冷房・除湿機能をON(→エアコン(冷房・除湿機能)を切りかえるには)にすることで車室内を除湿し、窓の曇りを取り除くことができます。その際は、駆動用電池の温度管理が停止するため充電量が低下する場合があります。
急速充電時は満充電になるとマイル―ムモードが終了します。
- 駆動用電池が満充電の状態でマイルームモードを使用するとき
駆動用電池が満充電の状態でマイルームモードを使用すると、駆動用電池量の電力が消費されることがあります。その場合は、再度充電を行うことがあります。
- マイルームモードに関するメッセージが表示されたとき
マイルームモードを開始しようとしたとき、またはマイルームモードの使用中に、マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示されたときは、それぞれ次のように対処してください。
“駆動用電池残量不足 マイルームモード起動不可”
マイルームモードの開始に必要な駆動用電池の残量がない状態です。
駆動用電池の残量が増えるまでしばらく待ってから、マイルームモードを開始してください。“駆動用電池残量不足 マイルームモードを終了します”
駆動用電池の残量が不足しています。
マイルームモードの使用を中止して、駆動用電池を充電してください。“駆動用電池残量低下 使用電力抑制下さい”
駆動用電池への充電量よりも車内の電力消費量が多く、駆動用電池の残量が低下しています。
車内の電力消費状況が改善されない場合は、マイルームモードが終了します。
マイルームモードを継続したいときは、エアコンやオーディオなどの電源をOFFにして、駆動用電池の残量を増やしてください。
※:マルチメディアに表示される駆動用電池の残量表示画面で、マイルームモード中の電力収支の状況を確認できます。
警告
- マイルームモードの使用上の警告
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な健康障害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
お子さまや介護を必要とする方、ペットを車内に残さないでください。システムの自動停止等により車室内が高温または低温になり、熱中症・脱水症状・低体温症になるおそれがあります。また、ワイパーなどが使用できる状態になるため、誤操作による事故につながるおそれもあります。
車両の周囲の安全を十分に確認してから使用してください。