電子キーを携帯して次の操作を行うことで、ハイブリッドシステムの始動またはパワースイッチのモードを切りかえることができます。

ハイブリッドシステムを始動するには

  1. パーキングブレーキがかかっていることを確認する
    メータ内のパーキングブレーキ表示灯が点灯します。
  2. ブレーキペダルをしっかり踏む
    マルチインフォメーションディスプレイにとメッセージが表示されます。
    表示されないと、ハイブリッドシステムは始動しません。
    エレクトロシフトマチックタイプシフトレバー装着車:
    シフトポジションがNと表示されているときは、ハイブリッドシステムを始動できません。
    ハイブリッドシステムの始動時は、シフトポジションをPにしてください。(→トランスミッション(エレクトロシフトマチックタイプ)
    ストレートタイプシフトレバー装着車:
    シフトレバーをPの位置にしてください。
  3. パワースイッチを短く確実に押す
    短く確実に押せば、押し続ける必要はありません。
    READYインジケーターが点灯すれば、ハイブリッドシステムは正常に始動しています。
    READYインジケーターが点灯するまでブレーキペダルを踏み続けてください。
    パワースイッチのどのモードからでもハイブリッドシステムを始動できます。
    プラスサポートをご使用の方は、プラスサポート(販売店装着オプション)も併せて参照してください。
  4. READYインジケーターが点灯したことを確認する
    READYインジケーターが消灯している状態では走行できません。

知識

電子キーの検知に関する留意事項

電子キーはポケットなどに携帯してください。

電子キーがフロア上、ダッシュボード上、小物入れ内、荷室内などにあるときは、スマートエントリー&スタートシステムが正常に作動しない可能性があります。(作動範囲:→作動範囲(電子キーの検知エリア)

ハイブリッドシステムが始動しないとき
  • イモビライザーシステムが解除されていない可能性があります。(→イモビライザーシステム
    トヨタ販売店へご連絡ください。

  • 始動操作に関するメッセージがマルチインフォメーションディスプレイに表示されている場合は、画面の指示に従ってください。

補機バッテリーがあがったとき

スマートエントリー&スタートシステムでハイブリッドシステムを始動することができません。ハイブリッドシステムを始動するには、補機バッテリーがあがったときはを参照してください。

電池の消耗について

電池の消耗について(スマートエントリー&スタートシステム装着車)

スマートエントリー&スタートシステムが正常に働かないおそれのある状況

機能が正常に働かないおそれのある状況

ご留意いただきたいこと

ご留意いただきたいこと

スマートエントリー&スタートシステムに異常があるとき

マルチインフォメーションディスプレイに“スマートエントリー&スタートシステム故障 取扱書を確認”が表示されたときは、システムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

電子キーの電池交換

キーの電池交換

パワースイッチの操作について
  • スイッチを短く確実に押せていない場合や早く連続して押した場合は、モードの切りかえやハイブリッドシステムの始動ができない場合があります。

  • パワースイッチOFF後、すぐに再始動した場合は、ハイブリッドシステムが始動しない場合があります。パワースイッチOFF後の再始動は、数秒待ってから操作してください。

カスタマイズ機能

カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたときは、電子キーが正常に働かないときは(スマートエントリー&スタートシステム装着車)を参照してください。

警告

ハイブリッドシステムを始動するとき

必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まないでください。

思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

注意

ハイブリッドシステムを始動するとき

もしハイブリッドシステムが始動しにくい場合は、ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

パワースイッチの操作について

パワースイッチ操作時に引っかかりなどの違和感があるときは、故障のおそれがあります。すみやかにトヨタ販売店にご連絡ください。

ハイブリッドシステムを停止するには

  • ストレートタイプシフトレバー装着車

    1. 車両を完全に停止させる
    2. パーキングブレーキをかけて(→パーキングブレーキ)、シフトレバーをPの位置にする(→トランスミッション(ストレートタイプ)
      シフトレバーをPにしたあとは、シフトレバーのボタンを押さないでください。
    3. パワースイッチを短く確実に押す
    4. ブレーキペダルから足を離してマルチインフォメーションディスプレイの“アクセサリー”や“イグニッションON”の表示が消灯していることを確認する
  • エレクトロシフトマチックタイプシフトレバー装着車

    1. 車両を完全に停止させる
    2. パーキングブレーキをかける(→パーキングブレーキ
    3. Pポジションスイッチを押す(→トランスミッション(エレクトロシフトマチックタイプ)
      シフトポジション表示灯がPであることと、パーキングブレーキ表示灯が点灯していることを確認します。
    4. パワースイッチを短く確実に押す
      ハイブリッドシステムが停止し、メーター表示が消えます。(シフトポジション表示灯は、メーター表示が消えたあとも数秒間表示されています。)
    5. ブレーキペダルから足を離してメーターの“アクセサリー” や“イグニッションON”の表示が消灯していることを確認する

警告

緊急時のハイブリッドシステム停止方法
  • 走行中にハイブリッドシステムを緊急停止したい場合には、パワースイッチを2秒以上押し続けるか、素早く3回以上連続で押してください。(→車両を緊急停止するには
    ただし、緊急時以外は走行中にパワースイッチにふれないでください。走行中にハイブリッドシステムを停止してもハンドルやブレーキの操作は可能ですが、操作力補助がなくなり、ハンドルとブレーキの操作が困難になります。安全を確認した上で、すみやかに道路脇に停車してください。

  • 走行中にパワースイッチを操作すると、マルチインフォメーションディスプレイに警告メッセージが表示され、警告ブザーが鳴ります。

  • ストレートタイプシフトレバー装着車:走行中にハイブリッドシステムを緊急停止したあと、走行中にハイブリッドシステムを再始動させる場合は、シフトレバーをNにしてパワースイッチを短く確実に押してください。

  • エレクトロシフトマチックタイプシフトレバー装着車:走行中にハイブリッドシステムを緊急停止したあと、走行中にハイブリッドシステムを再始動させる場合は、シフトポジションをNにしてパワースイッチを短く確実に押してください。

パワースイッチを切りかえるには

ブレーキペダルを踏まずにパワースイッチを押すと、モードを切りかえることができます。(スイッチを押すごとにモードが切りかわります)

  1. アクセサリー
  2. イグニッションON
  1. OFF
    非常点滅灯が使用できます。
  2. ACC
    オーディオなどの電装品が使用できます。
    マルチインフォメーションディスプレイに“アクセサリー”が表示されます。
  3. ON
    すべての電装品が使用できます。
    マルチインフォメーションディスプレイに“イグニッションON”が表示されます。
※1:

ストレートタイプシフトレバー装着車は、シフトレバーがP以外またはシフトレバーのボタンを押しているときはONのままになり、OFFになりません。

※2:

マルチメディアシステム装着車は、カスタマイズメニューでON/OFFを切りかえることができます。(→パワースイッチ

知識

自動電源OFF機能

シフトポジションがPにあり、シフトレバーのボタンを押していないとき(ストレートタイプシフトレバー装着車)、20分以上ACCかON(ハイブリッドシステムが作動していない状態)にしたままにしておくと、パワースイッチが自動でOFFになります。

また、シフトポジションがP にあり、シフトレバーのボタンを押していないとき(ストレートタイプシフトレバー装着車)、ACC またはON(ハイブリッドシステムが作動していない状態)にしたままで補機バッテリーの残量が少なくなると、ブザーが鳴りマルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示されます。そのままにしておくと、パワースイッチが自動でOFF になります。

ただし、自動電源OFF機能は、補機バッテリーあがりを完全に防ぐものではありません。ハイブリッドシステムが作動していないときは、パワースイッチをACCまたはONにしたまま長時間放置しないでください。

シフト制御システムについて(エレクトロシフトマチックタイプシフトレバー装着車)

シフト制御システムが故障すると、パワースイッチを操作してOFFにしようとしてもONになることがあります。その場合は、パーキングブレーキをかけてからパワースイッチを操作するとOFFにすることができる場合があります。
システムが故障した場合は、すみやかにお近くのトヨタ販売店で点検を受けてください。

ACCカスタマイズが「OFF」のとき(マルチメディアシステム装着車)

パワースイッチOFFの状態でも、節電機能が働くまでの一定時間はマルチメディアシステムが使用できます。

自動Pポジション切りかえ機能について(エレクトロシフトマチックタイプシフトレバー装着車)

自動Pポジション切りかえ機能について

注意

補機バッテリーあがりを防止するために
  • ハイブリッドシステム停止中は、パワースイッチをACCまたはONにしたまま長時間放置しないでください。

  • ハイブリッドシステム停止中に、マルチインフォメーションディスプレイの“アクセサリー”または“イグニッションON”の表示が消灯していない場合、パワースイッチがOFFになっていません。パワースイッチをOFFにしてから車両を離れてください。

シフトレバーがP以外でハイブリッドシステムを停止したとき(ストレートタイプシフトレバー装着車)

シフトレバーがP以外またはシフトレバーのボタンを押しているときにハイブリッドシステムを停止させた場合、ハイブリッドシステムは停止しますが、パワースイッチのモードはOFFになりません。次の手順でOFFにしてください。

  1. パーキングブレーキがかかっていることを確認する
  2. シフトレバーをPの位置にする
    シフトレバーをPにしたあとは、シフトレバーのボタンを押さないでください。
  3. マルチインフォメーションディスプレイに“イグニッションON”が表示されていることを確認し、パワースイッチを短く確実に1回押す
  4. マルチインフォメーションディスプレイの“アクセサリー”または“イグニッションON”の表示が消灯していることを確認する

注意

補機バッテリーあがりを防止するために

シフトレバーがP以外またはシフトレバーのボタンを押している状態でハイブリッドシステムを停止させないでください。シフトレバーがP以外またはシフトレバーのボタンを押している状態でハイブリッドシステムを停止させた場合、パワースイッチがONのままとなるため、そのまま放置すると補機バッテリーあがりの原因になります。

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