安心降車アシスト(ドアオープン制御付き)

★:

グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

メニュー
 
ブックマーク
あとで読む

安心降車アシスト(ドアオープン制御付き)は、リヤバンパー内側にある後側方レーダーセンサーを使用し、各席乗員による降車時のドアまたは人と車両・自転車の衝突可能性の判断の支援およびパワースライドドアの自動開作動を停止することで、事故被害低減に貢献するシステムです。

警告

安全にお使いいただくために
  • 安全運転を行う責任は運転者にあります。常に周囲の状況を把握し、安全運転に努めてください。

  • 安心降車アシストは、停車中に接近してくる車両や自転車の存在を乗員に提供する補助的なシステムです。本システムだけで安全を判断できるものではないため、システムを過信すると思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

    状況によっては本システムが有効に機能しないことがあるため、乗員は自らの目視やミラーなどによる安全確認を行う必要があります。

システムの構成部品

  1. メーター操作スイッチ
    安心降車アシストのON/OFFを切りかえます。
  2. ドアミラーインジケーター
    開いたドア(バックドアを除く)または降車した人と衝突する可能性がある車両・自転車を検知したときは、検知した側のドアミラーインジケーターが点灯します。検知している側のドアを開いた場合やパワースライドドア自動開作動が停止された場合は、ドアミラーインジケーターが点滅します。ただし、パワースライドドアの自動閉作動している場合は、ドアミラーインジケーターは点滅せず点灯します。
  3. メーター/ブザー
    ドアミラーインジケーターが点灯または点滅した状態でパワースライドドアの自動開作動が停止された場合に対象のドアをメーターに表示します。また、ドアミラーインジケーターが点灯した状態でドアが開けられた場合などは、上記に加えてブザーで警報を行います。ただし、パワースライドドアが閉作動している場合は、メーターの表示およびブザーによる警報は行いません。
  4. スピーカー
    ドアミラーインジケーターが点滅した場合、音声にてシステムが作動したことを通知します。音声による通知が行われた後は、そのドアが全閉されるまで音声による再通知は実施されません。
  5. パワースライドドア
    ドアミラーインジケーターが点灯中はパワースライドドア開スイッチを使用しても自動開作動しません。また、スライドドアが自動開作動中に衝突する可能性のある車両・自転車を検知し、一定時間警報ブザーが継続した場合、自動開作動を停止します。

知識

ドアミラーインジケーターの視認性について

強い日差しのもとでは、ドアミラーインジケーターが見えづらいことがあります。

ブザー音の聞こえ方について

大音量のオーディオや周辺環境など大きな音がする場合、ブザー音が聞こえづらくなる場合があります。

音声の通知について

以下のとき、音声による通知は実施されません。

  • ドアを開いて乗車後、エンジンをONするまで

  • エンジンスイッチをOFF後3分以上経過したとき

  • マルチメディアディスプレイの言語設定で音声発話に対応していない言語が設定されているとき

  • 外部より全ドアがロックされているとき

  • エンジンスイッチをOFF後、同一のドアが開いている状態が1分以上継続しているとき

  • マルチメディアディスプレイのACCモードのカスタマイズが有効となっている状態で、エンジンが停止しているとき

  • マルチメディアディスプレイの駐車支援音量設定がOFFとなっているとき

  • ドアが開いた状態で音声による通知が行われ、そのドアが全閉されていないとき

パワースライドドアの自動開作動の停止について
  • パワースライドドア開閉スイッチまたはインサイドドアハンドルを操作した場合に作動します。それ以外の操作で自動開作動を行った場合、作動しません。

  • パワードアオフスイッチがONのとき、またはスライドドアの自動開閉機能(パワースライドドア)がついていないときは作動しません。

  • ミラーインジケーター点灯中に全閉状態からインサイドドアハンドルを操作した場合、ドアが少し開いてから自動開作動を停止します。

  • パワードアオフスイッチがONのときは安心降車アシストに関わらずパワースライドドアの自動開作動は作動しません。

カスタマイズ機能

機能の一部は、設定を変更することができます。(→ユーザーカスタマイズ機能

警告

システムを正しく作動させるために

安心降車アシストのセンサーは、車両リヤバンパー内側に左右ひとつずつ設置されています。システムを正しく作動させるために次のことをお守りください。

  • センサー周辺のリヤバンパーは常にきれいにしておく

    センサー周辺のリヤバンパーに汚れや着雪がある場合、警告表示とともにシステムが作動しなくなることがあります。その場合、汚れや雪を落としたあと、安心降車アシスト機能がONの状態でしばらく走行してください(目安:約10分)。それでも警告表示が消えない場合はトヨタ販売店にて点検を受けてください。

  • センサーやセンサー周辺のリヤバンパーにアクセサリーを付けたり、ステッカー(透明なものを含む)やアルミテープなどを貼ったりしない

  • センサー周辺のリヤバンパーへの強い衝撃を避ける
    センサーの位置や向きが少しでもずれると、車両を正しく検知できなくなったり、装置が正常に動作しなくなるおそれがあります。
    次のような場合には、必ずトヨタ販売店にて点検を受けてください。

  • センサーやセンサー周辺に強い衝撃を受けた

  • センサー周辺のリヤバンパーなどに傷や凹みがある、一部が外れている

  • センサーを分解しない

  • センサーやセンサー周辺のリヤバンパーを改造しない

  • センサーやリヤバンパーの脱着や交換が必要な場合は、トヨタ販売店にご相談ください。

  • リヤバンパーの塗装修理の際にはトヨタ設定色以外への変更は行わないでください

安心降車アシストのON/OFFを切りかえるには

メーター操作スイッチを使ってON/OFFを切りかえます。(→表示を切りかえるには

  1. またはを押してを選択する
  2. またはを押して“SEA”を選択し、を押す

安心降車アシストがOFFになると、運転支援情報表示灯(→警告灯一覧)が点灯します。

エンジンスイッチがONになるたび、安心降車アシストはONになります。

検知できる対象

安心降車アシストは後側方レーダーセンサーにより自車の後方を走行する次の車両・自転車を検知し、ドアミラーインジケーター、ブザー、メーターの表示および音声通知によってその車両の存在を乗員に知らせます。

  1. 降車するときにドアまたは人と衝突する可能性が高いと判断された車両・自転車

検知できる範囲

次の範囲に入った車両・自転車を検知します。

  1. フロントドアから後方約45mの領域
※1:

接近する車両・自転車の速度が速いほど、ドアミラーインジケーターは車両・自転車がより遠くにいる状況で点灯・点滅します。

知識

作動条件

次の条件をすべて満たしているときに作動します。

  • エンジンスイッチがONのとき、エンジンOFF 後3分以内、およびドアを開けて車内に乗り込んでから3分以内(ドア開閉が行われた場合は、作動継続時間がさらに延長される場合があります。)

  • 安心降車アシストがONのとき

  • 停車中

  • シフトポジションがR以外のとき

センサーが車両を検知する条件

安心降車アシストは、次のような状況で検知範囲に入った車両を検知します。

停車している自車と並行に走行する車両や自転車がドア(バックドアを除く)を開けた範囲付近を通過するとき

センサーが車両を検知しない条件

安心降車アシストは、次のような車両・自転車や車両・自転車以外のものを検知対象としません。

  • 接近する車両・自転車の速度が遅いとき

  • ドア(バックドアを除く)を開いたときに、衝突する可能性が低いと判断する車両・自転車

  • 真うしろから接近する車両・自転車

  • 前方から接近する車両・自転車

  • ガードレール・壁・標識・駐車車両などの静止部

  • 動物など

システムがパワースライドドアの自動開作動を停止したときの開き方

接近してくる車両・自転車が通過、または進路変更したあと、周囲を確認してから再度車内のインサイドドアハンドルまたはパワースライドドア開閉スイッチを操作してください。緊急時など、警報中に周囲の安全を確認したうえで、ドアを開きたい場合は、インサイドドアハンドルを再度操作してください。

システムが正しく作動しないおそれがある状況
  • 次のような状況では車両・自転車を有効に検知しないおそれがあります。

    • センサーやセンサー周辺への強い衝撃などにより、センサーの位置や向きがずれているとき

    • 泥・雪・氷・ステッカーなどがセンサーやセンサー周辺のリヤバンパーに付着したとき

    • 大雨・雪・霧などの悪天候時、水たまりなどの濡れた路面に停車しているとき

    • 隣の駐車車両に後続する車両・自転車

    • 後方で急な進路変更をして接近する車両・自転車

    • 発進した直後の車両・自転車

    • バックドアが開いているとき

    • 車両後部に自転車キャリアなどのアクセサリーやスロープを装着しているとき

    • 後方に駐車車両や壁・標識などの静止物や人がいるとき

    • 道路に対して傾いて停車しているとき

    • 接近する車両・自転車の周囲に走行する車両があるとき

    • 接近する車両・自転車が壁・標識などの静止物の横を走行しながら接近しているとき

    • 車両・自転車が高速で接近するとき

    • けん引しているとき

    • 急勾配の坂道に停車しているとき

    • カーブの途中や終了地点に停車しているとき

  • 特に次のような状況では不要な検知が増えることがあります。

    • センサーやセンサー周辺への強い衝撃などにより、センサーの位置や向きがずれているとき

    • 自車の後方からずれた状態で車両・自転車が接近するとき

    • 道路に対して傾いて停車しているとき

    • 斜めに駐車している後方を車両・自転車が接近するとき

    • 後方に駐車車両や壁・標識などの静止物や人がいるとき

    • 後方で急な進路変更をして接近する車両・自転車

    • 接近する車両・自転車が壁・標識などの静止物の横を走行しながら接近しているとき

    • バックドアが開いているとき

    • 車両後部に自転車キャリアなどのアクセサリーやスロープを装着しているとき

    • 車両・自転車が高速で接近するとき

    • けん引しているとき

    • 急勾配の坂道に停車しているとき

    • カーブの途中や終了地点に停車しているとき

このページは役に立ちましたか?