電子キーを携帯して次の操作を行うことで、ハイブリッドシステムの始動またはパワースイッチのモードを切りかえることができます。

ハイブリッドシステムの始動のしかた

  1. パーキングブレーキがかかっていることを確認する
  2. シフトレバーがPの位置にあることを確認する
  3. ブレーキペダルをしっかり踏む
    マルチインフォメーションディスプレイにとメッセージが表示されます。
    表示されないと、ハイブリッドシステムは始動しません。
  4. パワースイッチを短く確実に押す
    短く確実に押せば、押し続ける必要はありません。
    READYインジケーターが点灯すれば、ハイブリッドシステムは正常に始動しています。
    READYインジケーターが点灯するまでブレーキペダルを踏み続けてください。
    パワースイッチのどのモードからでもハイブリッドシステムを始動できます。
  5. READYインジケーターが点灯したことを確認する
    READYインジケーターが消灯している状態では走行できません。
    プラスサポートをご使用の方は、プラスサポート(販売店装着オプション)も併せて参照してください。
★:

グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

ハイブリッドシステムの停止のしかた

  1. 車両を完全に停止させる
  2. パーキングブレーキをかけて(→パーキングブレーキ)、シフトレバーをPの位置にする(→トランスミッション
  3. パワースイッチを短く確実に押す
  4. ブレーキペダルから足を離してマルチインフォメーションディスプレイの「アクセサリー」や「パワーON」の表示が消灯していることを確認する

パワースイッチの切りかえ

ブレーキペダルを踏まずにパワースイッチを押すと、モードを切りかえることができます。(スイッチを押すごとにモードが切りかわります)

  1. OFF
    非常点滅灯が使用できます。
  2. アクセサリーモード
    オーディオなどの電装品が使用できます。
    マルチインフォメーションディスプレイに「アクセサリー」が表示されます。
  3. ONモード
    すべての電装品が使用できます。
    マルチインフォメーションディスプレイに「パワーON」が表示されます。
※:

カスタマイズメニューでON/OFFを切りかえることができます。
(→ユーザーカスタマイズ機能一覧

シフトレバーがP以外でハイブリッドシステムを停止したとき

シフトレバーがP以外でハイブリッドシステムを停止させた場合、ハイブリッドシステムは停止しますが、パワースイッチのモードはOFFになりません。次の手順でOFFにしてください。

  1. パーキングブレーキがかかっていることを確認する
  2. シフトレバーをPの位置にする
  3. マルチインフォメーションディスプレイに「電源をOffしてください」が表示されていることを確認し、パワースイッチを1回短く確実に押す
  4. マルチインフォメーションディスプレイの「電源をOffしてください」の表示が消灯していることを確認する

知識

ACC カスタマイズがOFFのとき
  • パワースイッチがOFFの状態でも、節電機能が働くまでの一定時間はマルチメディアシステムが使用できます。

パワースイッチ照明

状況に応じて、次のようにパワースイッチ照明が切りかわります。

  • 運転席または助手席ドアが開いているときは、パワースイッチ文字照明が点灯します。

  • パワースイッチがOFFのとき、電子キーを携帯したままブレーキペダルを踏むと、パワースイッチ文字照明が点滅します。

  • パワースイッチがアクセサリーモードまたはONモードのときは、パワースイッチ文字照明が点灯します。

  • パワースイッチをアクセサリーモードまたはONモードからOFFにしたときは、パワースイッチ文字照明がしばらく点灯し、その後消灯します。

自動電源OFF機能
  • シフトレバーがP にあるとき、20分以上アクセサリーモードまたはONモード(ハイブリッドシステムが作動していない状態)にしたままにしておくと、パワースイッチが自動でOFF になります。

  • シフトレバーがP およびパワースイッチがアクセサリーモードまたはONモード(ハイブリッドシステムが始動していない状態)のときに補機バッテリーの残量が少なくなると、ブザーが鳴りマルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示されます。そのままの状態を続けると、パワースイッチが自動でOFFになります。

ただし、自動電源OFF機能は、補機バッテリーあがりを完全に防ぐものではありません。ハイブリッドシステムが作動していないときは、パワースイッチをアクセサリーモード、またはONモードにしたまま長時間放置しないでください。

ハイブリッド車特有の音と振動について

ハイブリッド車特有の音と振動について

電子キーの電池の消耗について

電池の消耗について

外気温が低いときは
  • ハイブリッドシステム始動時にREADYインジケーターの点滅時間が長くなることがあります。READYインジケーターが点灯すれば走行可能になりますので点灯するまでそのままお待ちください。

スマートエントリー&スタートシステムが正常に働かないおそれのある状況

機能が正常に働かないおそれのある状況

ご留意いただきたいこと

ご留意いただきたいこと

ハイブリッドシステムが始動しないとき
  • イモビライザーシステムが解除されていない可能性があります。(→イモビライザーシステム
    トヨタ販売店へご連絡ください。

  • 始動操作に関するメッセージがマルチインフォメーションディスプレイに表示されている場合は、画面の指示に従ってください。

  • メカニカルキーを使ってドアを解錠した場合は、スマートエントリー&スタートシステムでハイブリッドシステムを始動することができません。ハイブリッドシステムを始動するには、電子キーが正常に働かないときはを参照してください。または、乗車中に電子キーを携帯し、施錠した場合(→車内からの施錠/解錠)はハイブリッドシステムを始動できます。

マルチインフォメーションディスプレイに“スマートエントリー&スタートシステム 故障 取扱書を確認”が表示されたときは

システムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

万一、READYインジケーターが点灯しないときは

正しい手順で始動操作を行ってもREADYインジケーターが点灯しない場合は、ただちにトヨタ販売店へご連絡ください。

ハイブリッドシステムに異常があるときは

警告メッセージ

電子キーの電池が切れたときは

電子キーの電池交換

パワースイッチの操作について
  • スイッチを短く確実に押せてない場合は、モードの切りかえやハイブリッドシステムの始動ができない場合があります。

  • パワースイッチOFF後、すぐに再始動した場合は、ハイブリッドシステムが始動しない場合があります。パワースイッチOFF後の再始動は、数秒待ってから操作してください。

カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたときは

電子キーが正常に働かないときは

警告

ハイブリッドシステムを始動するとき

必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まないでください。
思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

走行中の警告

ハイブリッドシステムの停止などで車両滑走状態になったときは、車両が安全な状態で停止するまでドアを開けたり、ロック操作をしたりしないでください。

緊急時のハイブリッドシステム停止方法
  • 走行中にハイブリッドシステムを緊急停止したい場合には、パワースイッチを2秒以上押し続けるか、素早く3回以上連続で押してください。(→車両を緊急停止するには
    ただし、緊急時以外は走行中にパワースイッチにふれないでください。走行中にハイブリッドシステムを停止してもハンドルやブレーキの操作は可能ですが、ハンドルの操作力補助がなくなり、ハンドル操作が困難になります。安全を確認した上で、すみやかに道路脇に停車してください。

  • 走行中にパワースイッチを操作すると、マルチインフォメーションディスプレイに警告メッセージが表示され、警告ブザーが鳴ります。

注意

補機バッテリーあがりを防止するために
  • ハイブリッドシステム停止中は、パワースイッチをアクセサリーモードまたはONモードにしたまま長時間放置しないでください。

  • ハイブリッドシステム停止中に、マルチインフォメーションディスプレイの「アクセサリー」または「パワーON」の表示が消灯していない場合、パワースイッチがOFFになっていません。パワースイッチをOFFにしてから車両を離れてください。

  • シフトレバーがP以外でハイブリッドシステムを停止させないでください。シフトレバーがP以外でハイブリッドシステムを停止させた場合、パワースイッチがアクセサリーモードとなるため、そのまま放置するとバッテリーあがりの原因となります。

ハイブリッドシステムを始動するとき

もしハイブリッドシステムが始動しにくい場合は、ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

パワースイッチの操作について

パワースイッチ操作時に引っかかりなどの違和感があるときは、故障のおそれがあります。すみやかにトヨタ販売店にご連絡ください。

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