タイヤの点検は、法律で義務付けられています。日常点検として必ずタイヤを点検してください。
タイヤの摩耗を均等にし寿命をのばすために、タイヤローテーション(タイヤ位置交換)を5,000kmごとに行ってください。
タイヤは次の項目を点検してください。
点検方法は別冊「メンテナンスノート」を参照してください。
- タイヤ空気圧 - 空気圧の点検は、タイヤが冷えているときに行ってください。 
- タイヤの亀裂・損傷の有無 
- タイヤの溝の深さ 
- タイヤの異常摩耗(極端にタイヤの片側のみが摩耗していたり、摩耗程度が他のタイヤと著しく異なるなど)の有無 
知識
- タイヤ空気圧について
- タイヤの指定空気圧は、運転席側のタイヤ空気圧ラベルで確認することができます。 - 195/60R17 90H - 前輪:250kPa(2.5kg/cm2) - 後輪:240kPa(2.4kg/cm2) 
- 195/50R19 88H - 前輪:240kPa(2.4kg/cm2) - 後輪:230kPa(2.3kg/cm2) 
 ※:- タイヤが冷えているときの空気圧  
- タイヤ関連の部品を交換するとき
- タイヤ・ディスクホイール・ホイール取り付けナットを交換するときは、トヨタ販売店にご相談ください。 
- 低偏平タイヤについて(195/50R19 タイヤ装着車)
- 低偏平タイヤは、走行性能を優先したタイヤです。特に空気圧は定期的に点検してください。2 週間に1 回(最低でも1ヶ月に1 回)、または長距離ドライブの前には、必ず空気圧を点検してください。 
 また、雪道や凍結路では、普通のタイヤとくらべてグリップ力が低下します。冬用タイヤを使用し、道路状態に応じた速度で注意深く運転するようにしてください。
警告
- 点検・交換時について
- 必ず次のことをお守りください。 
 お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安定な操縦特性により、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。- タイヤはすべて同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで、摩耗差のないタイヤを使用する 
 
- メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない 
 
- ラジアルタイヤ・バイアスベルテッドタイヤ・バイアスプライタイヤを混在使用しない 
 
- サマータイヤ・オールシーズンタイヤ(マッド&スノータイヤ)・冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)を混在使用しない 
 
- 他の車両で使用していたタイヤを使用しない 
 以前どのように使用されていたか不明のタイヤは使用しない
 
- 異常があるタイヤの使用禁止
- 異常があるタイヤをそのまま装着していると、走行時にハンドルをとられたり、異常な振動を感じることがあります。また、次のような事態になり、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。 - 破裂などの修理できない損傷を与える 
 
- 車両が横すべりする 
 
- 車両の本来の性能(燃費・車両の安定性・制動距離など)が発揮されない 
 
- 異常があるホイールの使用禁止
- 亀裂や変形などがあるホイールは使用しないでください。走行中にタイヤの空気が抜けて、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。 
- タイヤ交換時の注意
- 必ずナットのテーパー部を内側にして取り付けてください。(→タイヤの取りつけ)テーパー部を外側にして取り付けると、ホイールが破損しはずれてしまい、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。 
 
- ねじ部にオイルやグリースを塗らないでください。ナット部を締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディスクホイールが損傷するおそれがあります。またナットがゆるみホイールが落下して、重大な事故につながるおそれがあります。オイルやグリースがねじ部に付いている場合はふき取ってください。 
 
注意
- 低偏平タイヤについて(195/50R19 タイヤ装着車)
- 低偏平タイヤのホイールは、路面から衝撃を受けたとき、ホイールに通常より大きなダメージを与えることがあります。そのため次のことにご注意ください。 
- 適切なタイヤ空気圧で使用する 
 空気圧が低すぎると簡単に損傷することがあります。
 
- 段差や凹凸のある路面、路上にあいた穴、平らでない舗道・縁石や他の障害物を避ける 
 タイヤおよびホイールがひどく損傷することがあります。
 
- 走行中に空気もれが起こったら
- 走行を続けないでください。 
 タイヤまたはホイールが損傷することがあります。
- 悪路走行に対する注意
- 段差や凹凸のある路上を走行するときは注意してください。 
 タイヤの空気が抜けて、タイヤのクッション作用が低下します。また、タイヤ・ホイール・車体などの部品も損傷するおそれがあります。

