タイヤの点検は、法律で義務付けられています。日常点検として必ずタイヤを点検してください。
タイヤの摩耗を均等にし寿命をのばすために、タイヤローテーション(タイヤ位置交換)を5,000kmごとに行ってください。

タイヤの点検項目

タイヤは次の項目を点検してください。
点検方法は別冊「メンテナンスノート」を参照してください。

  • タイヤ空気圧

    空気圧の点検は、タイヤが冷えているときに行ってください。

  • タイヤの亀裂・損傷の有無

  • タイヤの溝の深さ

  • タイヤの異常摩耗(極端にタイヤの片側のみが摩耗していたり、摩耗程度が他のタイヤと著しく異なるなど)の有無

知識

タイヤ空気圧の数値
  • 225/65R17 102H

    前輪:230kPa(2.3kg/cm2

    後輪:230kPa(2.3kg/cm2

  • 225/60R18 100H

    前輪:240kPa(2.4kg/cm2

    後輪:240kPa(2.4kg/cm2

  • 225/55R19 103H XL

    前輪:260kPa(2.6kg/cm2

    後輪:260kPa(2.6kg/cm2

  • 応急用タイヤ

    前輪:420kPa(4.2kg/cm2

タイヤの指定空気圧は、運転席側のタイヤ空気圧ラベルで確認することができます。

※:

タイヤが冷えているときの空気圧

★:

グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。

タイヤ関連の部品を交換するとき

タイヤ・ディスクホイール・ホイール取り付けナットを交換するときは、トヨタ販売店にご相談ください。

応急用タイヤについて(応急用タイヤ装着車)

応急用タイヤは指定の場所(→工具とジャッキの位置)に搭載し、留め具をしっかり締め付けて、確実に固定してください。応急用タイヤの留め具がゆるんでいると、走行中に異音が発生することがあります。

警告

点検・交換時の警告

必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安定な操縦特性により、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • 工場出荷時に設定されているサイズ以外のタイヤは使用しない

    次のようなおそれがあります。

  • ハンドルをきった際に、タイヤと車体が干渉する

  • 最低地上高が確保できない

  • 操縦安定性の悪化による横転事故

  • ABS / VSC が正しく作動しない

  • タイヤはすべて同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで、摩耗差のないタイヤを使用する

  • メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない

  • ラジアルタイヤ・バイアスベルテッドタイヤ・バイアスプライタイヤを混在使用しない

  • サマータイヤ・オールシーズンタイヤ(マッド&スノータイヤ)・冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)を混在使用しない

  • 他の車両で使用していたタイヤを使用しない

    以前どのように使用されていたか不明のタイヤは使用しない

異常があるタイヤの使用禁止

異常があるタイヤをそのまま装着していると、走行時にハンドルをとられたり、異常な振動を感じることがあります。また、次のような事態になり、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

  • 破裂などの修理できない損傷を与える

  • 車両が横すべりする

  • 車両の本来の性能(燃費・車両の安定性・制動距離など)が発揮されない

異常があるホイールの使用禁止

亀裂や変形などがあるホイールは使用しないでください。走行中にタイヤの空気が抜けて、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

注意

走行中に空気もれが起こったら

走行を続けないでください。
タイヤまたはホイールが損傷することがあります。

悪路走行に対する注意

段差や凹凸のある路上を走行するときは注意してください。
タイヤの空気が抜けて、タイヤのクッション作用が低下します。また、タイヤ・ホイール・車体などの部品も損傷するおそれがあります。

タイヤローテーションをするには

図で示すようにタイヤのローテーションを行います。

タイヤの摩耗状態を均一にし、寿命をのばすために、トヨタは定期点検ごとのタイヤローテーションをおすすめします。

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