タイヤの点検は、法律で義務付けられています。日常点検として必ずタイヤを点検してください。
タイヤの摩耗を均等にし寿命をのばすために、タイヤローテーション(タイヤ位置交換)を5,000kmごとに行ってください。

タイヤの点検項目

タイヤは次の項目を点検してください。
点検方法は別冊「メンテナンスノート」を参照してください。

  • タイヤ空気圧

    空気圧の点検は、タイヤが冷えているときに行ってください。

  • タイヤの亀裂・損傷の有無

  • タイヤの溝の深さ

  • タイヤの異常摩耗(極端にタイヤの片側のみが摩耗していたり、摩耗程度が他のタイヤと著しく異なるなど)の有無

知識

タイヤ空気圧について

タイヤの指定空気圧は、運転席側のタイヤ空気圧ラベルで確認することができます。

  • 235/40R18 91W

    前輪:240kPa(2.4kg/cm2

    後輪:230kPa(2.3kg/cm2

  • 245/40ZR18 (97Y)

    前輪:240kPa(2.4kg/cm2

    後輪:230kPa(2.3kg/cm2

※:

タイヤが冷えているときの空気圧

タイヤ関連の部品を交換するとき

タイヤ・ディスクホイール・ホイール取り付けナットを交換するときは、トヨタ販売店にご相談ください。

低偏平タイヤについて

雪道や凍結路では、普通のタイヤとくらべてグリップ力が低下します。冬用タイヤを使用し、道路状態に応じた速度で注意深く運転するようにしてください。

低偏平タイヤの空気圧点検

低偏平タイヤは、走行性能を優先したタイヤです。特に空気圧は定期的に点検してください。2週間に1回(最低でも1ヶ月に1回)、または長距離ドライブの前には、必ず空気圧を点検してください。

タイヤのバルブについて

タイヤを交換するときは、バルブに変形・亀裂・損傷がないか点検してください。

警告

点検・交換時の警告

必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安定な操縦特性により、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • タイヤはすべて同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで、摩耗差のないタイヤを使用する

  • メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない

  • ラジアルタイヤ・バイアスベルテッドタイヤ・バイアスプライタイヤを混在使用しない

  • サマータイヤ・オールシーズンタイヤ・冬用タイヤを混在使用しない

  • 他の車両で使用していたタイヤを使用しない
    以前どのように使用されていたか不明なタイヤは使用しない

異常があるタイヤの使用禁止

異常があるタイヤをそのまま装着していると、走行時にハンドルをとられたり、異常な振動を感じることがあります。また、次のような事態になり、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

  • 破裂などの修理できない損傷を与える

  • 車両が横すべりする

  • 車両の本来の性能(燃費・車両の安定性・制動距離など)が発揮されない

タイヤ交換時の注意

ねじ部にオイルやグリースをぬらないでください。
ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディスクホイールが損傷するおそれがあります。
またナットがゆるみホイールが落下して、重大な事故につながるおそれがあります。
オイルやグリースがねじ部についている場合はふき取ってください。

異常があるホイールの使用禁止

亀裂や変形などがあるホイールは使用しないでください。
走行中にタイヤの空気が抜けて、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

注意

低偏平タイヤについて

低偏平タイヤのホイールは、路面から衝撃を受けたとき、ホイールに通常より大きなダメージを与えることがあります。そのため次のことに注意してください。

  • 適切なタイヤ空気圧で使用する
    空気圧が低すぎると簡単に損傷することがあります。

  • 段差や凹凸のある路面、路上に空いた穴、平らでない舗道・縁石や他の障害物を避ける
    タイヤおよびホイールがひどく損傷することがあります。

走行中に空気もれが起こったら

走行を続けないでください。
タイヤまたはホイールが損傷することがあります。

悪路走行に対する注意

段差や凹凸のある路上を走行するときは注意してください。
タイヤの空気が抜けて、タイヤのクッション作用が低下します。また、タイヤ・ホイール・車体などの部品も損傷するおそれがあります。

タイヤローテーションをするには

図で示すようにタイヤのローテーションを行います。

タイヤの摩耗状態を均一にし、寿命をのばすために、トヨタは定期点検ごとのタイヤローテーションをおすすめします。

  1. 前側

工場出荷時に装着された245/40ZR18タイヤについて

このタイヤは乾いた路面でのグリップ性能を優先した設計のため、濡れた路面では十分なグリップ性能が発揮できない可能性があります。
降雨時など濡れた路面を走行するときは、路面状況を確認しながら、慎重に運転してください。
また、外気温が7℃以下のときは、制動力の低下など本来の性能を発揮できない場合があります。

知識

工場出荷時に装着された245/40ZR18タイヤについて

乾いた路面でのグリップ性能を優先した設計のため、ハイドロプレーニング現象が発生しやすくなります。

警告

工場出荷時に装着された245/40ZR18タイヤについて

外気温が-10℃以下でタイヤの使用および保管をしないでください。タイヤの表面(トレッド)が、ひび割れるなど損傷するおそれがあります。

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