駆動用電池冷却用吸入口

 
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燃費性能の低下を防ぐために、駆動用電池冷却用吸入口にほこりがたまっていたり、目づまりしたりしていないか、定期的に点検してください。ほこりがたまっているときやマルチインフォメーションディスプレイに“駆動用電池の冷却部品のメンテナンス必要 取扱書を確認”が表示されたときは、次の要領で清掃してください。

吸入口の清掃

次の要領でカバーを取りはずして、フィルターを清掃してください。

  1. パワースイッチをOFFにする
  2. カバーを取りはずす
    1. カバーを車両の前側に引っ張り、図で示す2ヶ所のツメをはずす
    2. カバーを矢印の方向に持ち上げてツメをはずし、カバーを取りはずす
  3. 吸入口ベゼルを取りはずす
  4. フィルターを取りはずす
    1. 図で示すツメからフィルターをはずす
    2. 残りの2ヶ所のツメを取りはずし、吸入口ベゼルからフィルターを取りはずす
  5. 掃除機などでほこりを吸い込み、フィルターを清掃する
  6. 吸入口ベゼルにフィルターを取り付ける
    1. 図で示す2ヶ所のツメにフィルターを引っかける
    2. 残りのツメにフィルターを取り付ける
    フィルターがずれたり変形したりしていないことを確認してください。
  7. 吸入口ベゼルを取り付ける
    1. 吸入口ベゼル右端のガイドを差し込む
    2. 図で示すツメを取り付ける
  8. カバーを取り付ける
    1. 図で示すようにカバーのツメを下端から順に差し込む
    2. 図で示す2ヶ所のツメを取り付ける

知識

定期的な清掃が必要なとき

お車の使用頻度が高い場合や、大都市や寒冷地などの交通量や粉じんの多い地区でお車を使用される場合は、25,000kmごとを目安にフィルターを清掃してください

吸入口の清掃について
  • フィルターにほこりがたまるなどして目づまりした状態で走行し続けると、駆動用電池の冷却に悪影響をおよぼします。駆動用電池の入出力に制限がかかるなどすると、電気モーターでの走行距離が短くなり、燃費性能の低下につながります。フィルターにほこりなどがたまらないよう、定期的に点検・清掃をしてください。

  • 誤った取り扱いをすると、カバー、吸入口ベゼルまたはフィルターが損傷するおそれがあります。ご自身での清掃に不安がある場合は、トヨタ販売店にご相談ください。

マルチインフォメーションディスプレイに“駆動用電池の冷却部品のメンテナンス必要 取扱書を確認”が表示されたときは
  • カバーと吸入口ベゼルを取りはずして、フィルターを清掃してください。(→吸入口の清掃

  • 清掃したあとは、ハイブリッドシステムを始動してマルチインフォメーションディスプレイの警告メッセージが消えたことを確認してください。
    始動後に警告メッセージが再び表示され、表示が消えるまでに20分ほど走行が必要な場合があります。しばらく走行しても消えないときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。

警告

吸入口の清掃をするときは
  • 水や液体などで清掃しないでください。駆動用電池などに水がかかると、故障や車両火災につながるおそれがあり危険です。

  • 清掃前に必ずパワースイッチをOFFにしてハイブリッドシステムを停止してください。

注意

吸入口の清掃をするときは

必ず掃除機などで吸引してほこりを取り除いてください。
エアガンなどを使用するとほこりが押し込まれてしまい、駆動用電池の性能が低下したり、故障の原因となったりするおそれがあります。

車両の故障を防ぐために
  • 吸入口ベゼルを取りはずしたときは、内部に水や異物などが入らないように注意する

  • 取りはずしたフィルターは損傷しないよう、慎重に取り扱う
    フィルターが損傷した場合は、トヨタ販売店で新しいフィルターに交換してください。

  • 清掃後は、必ずカバー・フィルター・吸入口ベゼルをもとどおりに取り付ける

  • この車両用のフィルター以外のものを吸入口ベゼルに取り付けたり、フィルターを取りはずした状態で車を使用したりしない

マルチインフォメーションディスプレイに“駆動用電池の冷却部品のメンテナンス必要 取扱書を確認”が表示されたときは

警告メッセージが表示されている状態(駆動用電池に入出力の制限がかかった状態)で走行を続けると、駆動用電池の故障の原因になる場合があります。警告メッセージが表示されたときは、すみやかに清掃してください。

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