充電の前に知っておいていただきたいこと

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車両に充電ケーブルを接続して充電を行う前に、必ず次の事項をご確認ください。

知識

充電電流について

普通充電の最大電流は16Aです。ただし、普通充電器(スタンド)の最大電流によっては、充電電流は16Aよりも小さくなることがあります。

安全機能について
  • 車両に充電ケーブルが接続されているときは、パワースイッチを操作してもEVシステムを始動することはできません。(→充電コネクター接続表示灯

  • READYインジケーターが点灯しているときに充電ケーブルを接続すると、EVシステムは自動的に停止し、走行できなくなります。(→充電コネクター接続表示灯

  • 車両に充電ケーブルが接続されているときは、シフトポジションを切りかえられません。

警告

充電するときの警告

ペースメーカー(植込み型心臓ペースメーカー/植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ)装着のお客様は、充電の操作はご自身ではなさらず、ほかの方にお願いしてください。

  • 充電時は、普通充電器(スタンド)、充電ケーブルに近付かないでください。充電により、ペースメーカーの動作に影響を与えるおそれがあります。

  • 充電中は車内にとどまらないでください。充電により、ペースメーカーの動作に影響を与えるおそれがあります。

  • ものを取るときなどに、ラゲージルームなど含めた車内に入り込まないでください。充電により、ペースメーカーの動作に影響を与えるおそれがあります。

車両に充電ケーブルが接続されているとき

シフトスイッチを操作したり、パーキングブレーキを解除したりしないでください。

万一、充電ケーブルが故障していた場合はシフトポジションが切りかわったり、車両が動いたりして思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

充電に関する留意事項

この車は一般家庭用のACコンセントに接続して駆動用電池を充電できますが、一般的な電気製品と次の点が大きく異なるため、取り扱いを誤ると火災や感電事故が発生し、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

  • 200Vでの普通充電時は、大電流で長時間電流が流れる(→充電時間の目安

  • お客さまの充電環境によっては、屋外で充電作業を行う

    充電作業は、本書で説明している内容をよくお読みいただいた上で、正しい手順に沿って行ってください。

  • お子さまなど、不慣れな方だけで充電作業を行わないでください。

  • 充電器(スタンド)で充電する場合は、機器の使用手順に従って作業を行ってください。

充電前の重要確認事項

必ず次の点をご確認ください。

普通充電ケーブルの点検

知識

駆動用電池の容量低下について

駆動用電池は使用していくうちに、徐々に電池容量が低下していきます。低下する割合は車の使い方、使用環境により異なります。電池容量の低下を抑えるために、次のことを心がけてください。

  • 満充電状態での高温炎天下での駐車は極力避ける

  • 走行中にひんぱんな急加速、急減速をしない

  • 最高車速付近での走行を控える

なお、電池の容量が低下すると走行できる距離が減少しますが、車両性能などが著しく低下するものではありません。

充電後に駆動用電池の残量が低下するとき

次の場合、システムの保護のために、充電完了後の駆動用電池の残量が通常よりも少なくなる(満充電後の走行可能距離が短くなる)ことがあります。

  • 気温が低い、または高い環境で充電したとき

  • 高負荷走行の直後、かつ炎天下で充電したとき

上記に該当しないのに、充電完了後の駆動用電池残量が大幅に低下したときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。

※:

この場合、駆動用電池の残量表示が満充電になっていても、通常よりも早く残量が低下します。

駆動用電池への充電量が減少するとき

普通充電器(スタンド)の供給電力が小さい場合、駆動用電池への充電量が減少することがあります。

極寒の環境での充電について

外気温が著しく低くなっている場合(およそ-20℃以下)では、充電ができなくなることがあります。