パワー(イグニッション)スイッチ(スマートエントリー&スタートシステム装着車)

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電子キーを携帯して次の操作を行うことで、EVシステムの始動またはパワースイッチのモードを切りかえることができます。

EVシステムを始動するには

  1. 正しい運転姿勢(→正しい運転姿勢について)がとれるようにシートの位置を調整し、ペダルの各位置を確認する
  2. パーキングブレーキがかかっていることを確認する
  3. ブレーキペダルをしっかり踏む
  4. パワースイッチを短く確実に押す
    短く確実に押せば、押し続ける必要はありません。
    READYインジケーターが点灯すれば、EVシステムは正常に始動しています。
    READYインジケーターが点灯するまでブレーキペダルを踏み続けてください。
    パワースイッチのどのモードからでもEVシステムを始動できます。
  5. READYインジケーターが点灯したことを確認する
    READYインジケーターが消灯している状態では走行できません。

知識

EVシステムが始動しないとき

イモビライザーシステムが解除されていない可能性があります。(→イモビライザーシステム
トヨタ販売店へご連絡ください。

外気温が低いときは
  • EVシステム始動時にREADYインジケーターの点滅時間が長くなることがあります。READYインジケーターが点灯すれば走行可能になりますので点灯するまでそのままお待ちください。

  • 外気温の影響により駆動用電池の温度が著しく低くなっている場合(およそ-30 ℃以下)、EVシステムが始動できなくなることがあります。その場合は気温の上昇を待つなど、駆動用電池の温度が上がってから再度始動操作をしてください。

電気自動車特有の音と振動について

電気自動車特有の音と振動について

補機バッテリーがあがったときは

スマートエントリー&スタートシステムでEVシステムを始動することができません。EVシステムを始動するには、補機バッテリーがあがったときはを参照してください。

電子キーの電池の消耗について

電池の消耗について(スマートエントリー&スタートシステム装着車)

スマートエントリー&スタートシステムが正常に働かないおそれのある状況

機能が正常に働かないおそれのある状況

ご留意いただきたいこと

ご留意いただきたいこと

ステアリングロック機能
  • パワースイッチをOFFにしたあとにドアを開閉すると、ステアリングロック機能によりハンドルが固定されます。パワースイッチを操作すると、ステアリングロックは自動で解除されます。

  • ステアリングロックが解除できないときは、スマートエントリー&スタートシステム表示灯が緑色に点滅します。ハンドルを左右にまわしながらパワースイッチを短く確実に押してください。

  • 短時間にEVシステムの始動・停止をくり返すと、モーターのオーバーヒート防止のために作動制限することがあります。その場合は操作を控えてください。10秒程度でもとの状態にもどります。

万一、READYインジケーターが点灯しないときは

正しい手順で始動操作を行ってもREADYインジケーターが点灯しない場合は、ただちにトヨタ販売店へご連絡ください。

EVシステムに異常があるときは

EVシステム異常警告灯(警告ブザー), ただちに処置してください(スマートエントリー&スタートシステム装着車)

電子キーの電池交換

キーの電池交換

パワースイッチの操作について
  • スイッチを短く確実に押せていない場合は、モードの切りかえやEVシステムの始動ができない場合があります。

  • パワースイッチOFF後、すぐに再始動した場合は、EVシステムが始動しない場合があります。パワースイッチOFF後の再始動は、数秒待ってから操作してください。

カスタマイズ機能

カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたときは、電子キーが正常に働かないときは(スマートエントリー&スタートシステム装着車)を参照してください。

警告

EVシステムを始動するとき

必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まないでください。
思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

走行中の警告

EVシステムの停止などで車両滑走状態になったときは、車両が安全な状態で停止するまでドアを開けたり、ロック操作をしたりしないでください。ステアリングロック機能が作動し、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。

注意

EVシステムを始動するとき

もしEVシステムが始動しにくい場合は、ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。

パワースイッチの操作について

パワースイッチ操作時に引っかかりなどの違和感があるときは、故障のおそれがあります。すみやかにトヨタ販売店にご連絡ください。

EVシステムを停止するには

  1. 車両を完全に停止させる
  2. パーキングブレーキをかける(→パーキングブレーキ
    メーター内のパーキングブレーキ表示灯が点灯していることを確認します。
  3. パワースイッチを押す
    EVシステムが停止し、メーター表示が消えます。

警告

緊急時のEVシステム停止方法
  • 走行中にEVシステムを緊急停止したい場合には、パワースイッチを2秒以上押し続けるか、素早く3回以上連続で押してください。(→車両を緊急停止するには)ただし、緊急時以外は走行中にパワースイッチにふれないでください。走行中にEVシステムを停止してもハンドルやブレーキの操作は可能ですが、車のコントロールがしにくくなるおそれがあります。安全を確認した上で、すみやかに道路脇に停車してください。

パワースイッチを切りかえるには

ブレーキペダルを踏まずにパワースイッチを押すと、モードを切りかえることができます。(スイッチを押すごとにモードが切りかわります)

  1. OFF
    非常点滅灯が使用できます。
  2. ACC
    アクセサリーソケットなどの電装品が使用できます。
  3. ON
    すべての電装品が使用できます。
    スマートエントリー&スタートシステム表示灯が緑色にゆっくりと点滅します。
※:

パーキングブレーキをかけないと、OFFに切りかえることはできません。パーキングブレーキをかけずにパワースイッチを押すと、警告ブザーが鳴ります。

注意

補機バッテリーあがりを防止するために
  • EVシステム停止中は、パワースイッチをACCまたはONにしたまま長時間放置しないでください。