電子キーを携帯して次の操作を行うことで、EVシステムの始動またはパワースイッチのモードを切りかえることができます。
- 正しい運転姿勢(→正しい運転姿勢について)がとれるようにシートの位置を調整し、ペダルの各位置を確認する
- パーキングブレーキがかかっていることを確認する
- ブレーキペダルをしっかり踏む
- パワースイッチを短く確実に押す短く確実に押せば、押し続ける必要はありません。READYインジケーターが点灯すれば、EVシステムは正常に始動しています。READYインジケーターが点灯するまでブレーキペダルを踏み続けてください。パワースイッチのどのモードからでもEVシステムを始動できます。
- READYインジケーターが点灯したことを確認するREADYインジケーターが消灯している状態では走行できません。
知識
- EVシステムが始動しないとき
イモビライザーシステムが解除されていない可能性があります。(→イモビライザーシステム)
トヨタ販売店へご連絡ください。
- 外気温が低いときは
EVシステム始動時にREADYインジケーターの点滅時間が長くなることがあります。READYインジケーターが点灯すれば走行可能になりますので点灯するまでそのままお待ちください。
外気温の影響により駆動用電池の温度が著しく低くなっている場合(およそ-30 ℃以下)、EVシステムが始動できなくなることがあります。その場合は気温の上昇を待つなど、駆動用電池の温度が上がってから再度始動操作をしてください。
- 電気自動車特有の音と振動について
- 補機バッテリーがあがったときは
スマートエントリー&スタートシステムでEVシステムを始動することができません。EVシステムを始動するには、補機バッテリーがあがったときはを参照してください。
- 電子キーの電池の消耗について
- スマートエントリー&スタートシステムが正常に働かないおそれのある状況
- ご留意いただきたいこと
- ステアリングロック機能
パワースイッチをOFFにしたあとにドアを開閉すると、ステアリングロック機能によりハンドルが固定されます。パワースイッチを操作すると、ステアリングロックは自動で解除されます。
ステアリングロックが解除できないときは、スマートエントリー&スタートシステム表示灯が緑色に点滅します。ハンドルを左右にまわしながらパワースイッチを短く確実に押してください。
短時間にEVシステムの始動・停止をくり返すと、モーターのオーバーヒート防止のために作動制限することがあります。その場合は操作を控えてください。10秒程度でもとの状態にもどります。
- 万一、READYインジケーターが点灯しないときは
正しい手順で始動操作を行ってもREADYインジケーターが点灯しない場合は、ただちにトヨタ販売店へご連絡ください。
- EVシステムに異常があるときは
- 電子キーの電池交換
- パワースイッチの操作について
スイッチを短く確実に押せていない場合は、モードの切りかえやEVシステムの始動ができない場合があります。
パワースイッチOFF後、すぐに再始動した場合は、EVシステムが始動しない場合があります。パワースイッチOFF後の再始動は、数秒待ってから操作してください。
- カスタマイズ機能
カスタマイズ機能でスマートエントリー&スタートシステムを非作動にしたときは、電子キーが正常に働かないときは(スマートエントリー&スタートシステム装着車)を参照してください。
警告
- EVシステムを始動するとき
必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まないでください。
思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
- 走行中の警告
EVシステムの停止などで車両滑走状態になったときは、車両が安全な状態で停止するまでドアを開けたり、ロック操作をしたりしないでください。ステアリングロック機能が作動し、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
注意
- EVシステムを始動するとき
もしEVシステムが始動しにくい場合は、ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
- パワースイッチの操作について
パワースイッチ操作時に引っかかりなどの違和感があるときは、故障のおそれがあります。すみやかにトヨタ販売店にご連絡ください。