シフトポジションがD・B・N またはP でブレーキホールドシステムがON のとき、ブレーキペダルを踏んで停車するとブレーキがかかったまま保持されます。シフトポジションがDまたはBのとき、アクセルペダルを踏むと同時に解除され、スムーズに発進できます。
スイッチを押して、ブレーキホールドシステムをONにする
ブレーキホールドスタンバイ表示灯(緑)が点灯します。ブレーキ保持中はブレーキホールド作動表示灯
(黄)が点灯します。

知識
- システムの作動条件
次のときはブレーキホールドシステムをONにできません。
運転席ドアが閉まっていない
運転席シートベルトを着用していない
マルチインフォメーションディスプレイに、「EPB動作が途中で停止しました」や「EPB故障 販売店で点検してください」が、表示されている
ブレーキホールドシステムがON のときに上記いずれかを検出したときは、ブレーキホールドスタンバイ表示灯(緑)が消灯しブレーキを保持できません。ブレーキ保持中に、運転席ドアが閉まっていないことや運転席シートベルトを着用していないことを検出した場合は、警告音と共にマルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示され、自動的にパーキングブレーキがかかります。
ブレーキホールドシステムのONおよびOFF設定は、パワースイッチをOFFにしても維持されます。
- ブレーキ保持について
ブレーキホールドスタンバイ表示灯(緑)が消灯しているときは、ブレーキを保持できません。
ブレーキ保持中にブレーキペダルが踏まれていない状態が約3分継続すると、自動的にパーキングブレーキがかかります。このときはブザーが鳴り、マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示されます。
急坂路ではブレーキ保持できないことがあり、その場合運転者が、ブレーキをかける必要があります。このときブザーが鳴り、マルチインフォメーションディスプレイにメッセージが表示されます。表示された画面の指示に従ってください。
ブレーキ保持中にシステムをOFFにするときは、ブレーキペダルをしっかり踏み、もう一度スイッチを押してください。
パーキングブレーキを自動的に作動させたくない場合は、ブレーキホールドスイッチを押してスタンバイ表示灯(緑)が消灯したのを確認してからパワースイッチをOFFにしてください。
- ブレーキ保持中にパーキングブレーキが自動的にかかったとき
発進時は次のいずれかの操作でパーキングブレーキを解除してください。
運転席シートベルトを着用した状態でアクセルペダルを踏む
ブレーキペダルを踏みながら、パーキングブレーキスイッチを操作して手動で解除する
操作したあとパーキングブレーキ表示灯が消灯したことを確認してください。(→マニュアルモード)
- トヨタ販売店で点検が必要なとき
ブレーキホールドシステムの作動条件を満たしているときに、ブレーキホールドスイッチを押してもブレーキホールドスタンバイ表示灯(緑)が点灯しないときはシステムの異常が考えられます。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
- マルチインフォメーションディスプレイに「BrakeHold故障 ブレーキを踏み解除ください 販売店で点検してください」または「BrakeHold故障 販売店で点検してください」と表示されたときは
システムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
- 警告メッセージ・警告ブザーについて
操作に関して注意が必要な場合や、システムに異常が発生したときには、警告メッセージ・警告ブザーで注意をうながします。マルチインフォメーションディスプレイに警告メッセージが表示されたときは、表示された画面の指示に従ってください。
- ブレーキホールド作動表示灯(黄)が点滅したときは
警告
- 次のようなときは、ブレーキホールドシステムをOFFにしてください。
急坂路
すべりやすい路面
自動洗車機を使用するとき
けん引されるとき
注意
- 駐車するとき
ブレーキホールドは長時間駐車するための機能ではありません。ブレーキ保持中にパワースイッチをOFFにすると、保持が解除されて車が動き出す場合があります。パワースイッチを操作するときは、ブレーキペダルを踏み、シフトポジションをPにして、パーキングブレーキをかけてください。