駐車時や低速走行時において、壁などの静止物への衝突のおそれがあるときや、アクセルペダルの踏み間違いや踏みすぎによる急発進、および、シフトレバーの入れ間違いによる発進時に、センサーが前後進行方向の静止物を検知するとシステムが作動し、衝突を緩和し衝突被害低減に寄与します。
次のようなときに進行方向の静止物を検知してシステムが作動します。
グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
駐車時や低速走行時において、壁などの静止物への衝突のおそれがあるときや、アクセルペダルの踏み間違いや踏みすぎによる急発進、および、シフトレバーの入れ間違いによる発進時に、センサーが前後進行方向の静止物を検知するとシステムが作動し、衝突を緩和し衝突被害低減に寄与します。
次のようなときに進行方向の静止物を検知してシステムが作動します。
センサー(→システムの構成部品)について、以下のことをお守りください。お守りいただかないと、センサーが正しく作動せず、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
改造・分解・塗装などをしない
純正品以外に交換しない
センサー周辺へ衝撃を与えない
センサーに傷を付けたりせずに、常にきれいにしておく
車高や車の傾きが変化すると、センサーが作動対象物を正しく検知できなくなり、システムが正しく作動しなくなるおそれがあり危険です。サスペンションの改造はしないでください。
万一、踏切内などでパーキングサポートブレーキ(静止物)が誤って作動しても、ブレーキ制御は約2秒で解除されるため、そのまま前進することで脱出できます。また、ブレーキペダルを踏むことで、ブレーキ制御は解除されるため、再度アクセルペダルを踏むことで前進し、脱出できます。
高圧洗車機を使用して洗車するときは、センサー部に直接水をあてないでください。強い水圧により衝撃が加わり、正常に作動しなくなるおそれがあります。
スチームを使用した洗車機などで洗車するときは、スチームをセンサー部に近付けすぎないようにしてください。スチームにより、正常に作動しなくなるおそれがあります。
次のときは、PKSB(パーキングサポートブレーキ)をOFFにしてください。衝突の可能性がなくてもシステムが作動する場合があります。
点検などで、シャシーローラー・シャシーダイナモ・フリーローラーなどを使用する場合
船舶・トラックなどへ積載する際の進入時
ローダウンサスペンションや、純正と異なるサイズのタイヤを取り付けた場合
積載状況などにより車高が著しく変化した場合(ノーズアップ、ノーズダウンなど)
けん引フックを取り付けた場合
洗車機を使用する場合
PKSB OFF表示灯が点灯・点滅(→警告灯一覧, 表示灯一覧)しておらず、次の条件をすべて満たすと作動します。
ハイブリッドシステム出力抑制制御
PKSB(パーキングサポートブレーキ)をON(作動)にしているとき
車速が15km/h以下
車両進行方向に作動対象となる静止物があるとき(2~4m先まで)
衝突回避には、通常よりやや強めのブレーキ操作が必要とシステムが判断したとき
ブレーキ制御
ハイブリッドシステム出力抑制制御作動中
衝突回避には、急ブレーキ操作が必要とシステムが判断したとき
次のいずれかの条件のときに作動が終了します。
ハイブリッドシステム出力抑制制御
PKSB(パーキングサポートブレーキ)をOFF(非作動)にしたとき
通常のブレーキ操作で衝突回避が可能になったとシステムが判断したとき
車両進行方向の作動対象となる静止物がなくなったとき(2~4m先まで)
ブレーキ制御
PKSB(パーキングサポートブレーキ)をOFF(非作動)にしたとき
ブレーキ制御により車両が停止して約2秒が経過したとき
ブレーキ制御により車両が停止したあとに、ブレーキペダルを踏んだとき
車両進行方向の作動対象となる静止物がなくなったとき(2~4m先まで)
パーキングサポートブレーキ(静止物)の検知範囲は、クリアランスソナーの検知範囲(→静止物を検知できる範囲)とは異なります。そのため、クリアランスソナーが静止物との接近をお知らせしても、パーキングサポートブレーキ(静止物)は作動を開始していない場合があります。
次のようなものは、センサーが検知しない場合があります。
歩行者
綿、雪など音波を反射しにくいもの
地面に対して垂直でないもの、車両進行方向に対して直角でないもの、凸凹なもの、波打っているもの
背の低いもの
針金、フェンス、ロープ、標識の支柱などの細いもの
バンパーに非常に近いもの
鋭角的な形のもの
背が高く上部が張り出しているもの
クリアランスソナーのON/OFFに関係なく(→システムを作動させるには)、パーキングサポートブレーキ(静止物)を停止させていなければ(→システムを作動させるには)、前側センサーまたは後側センサーが作動対象を検知してブレーキ制御とハイブリッドシステム出力抑制制御が作動すると、クリアランスソナーのブザーも鳴り、作動対象とのおよその距離をお知らせします。
次のような状況では、衝突の可能性がなくてもシステムが作動する場合があります。
周辺環境の影響
狭い道路を走行するとき
砂利道・草むらなどを走行するとき
垂れ幕や旗やのれん、垂れ下がった枝、遮断機(踏切のバー・ETCのバー・駐車場のバーなど)に向かって走行するとき
道路脇に構造物があったとき(狭いトンネル・狭い鉄橋・狭い道路などを走行したとき)
縦列駐車時
地面にわだちや穴がある場合
排水溝などの金属のフタ(グレーチング)走行時
急な登坂路や降坂路を走行するとき
冠水している道路でセンサーに水がかぶったとき
天候の影響
センサーに氷、雪、泥などが付着したとき(取り除けば、正常に復帰します)
どしゃぶりの雨や水しぶきがかかったとき
霧、雪、砂嵐などの悪天候の状況
風が強いとき
他の音波の影響を受けたとき
他車のホーン、オートバイのエンジン音、大型車のエアブレーキ音、車両感知器、他車のクリアランスソナーなど超音波を発生するものが付近にいたとき
センサー付近に市販の電装部品(字光式ナンバープレート<特に蛍光灯タイプ>・フォグランプ・フェンダーポール・無線アンテナなど)を取り付けているとき
車両の変化
車両姿勢が大きく傾いたとき
積載状況などにより車高が著しく変化した場合(ノーズアップ・ノーズダウンなど)
衝突などで、センサーの方向ズレが発生したとき
次のような状況では、システムが正常に作動しない場合があります。
天候の影響
炎天下や寒冷時でセンサー周辺部が著しく高温または低温の場合
風が強いとき
センサーに氷、雪、泥などが付着したとき(取り除けば、正常に復帰します)
どしゃぶりの雨や水しぶきがかかったとき
霧、雪、砂嵐などの悪天候の状況
センサー部が凍結したとき(解ければ、正常に復帰します)
周辺環境の影響
作動対象物と車両のあいだに、検知できない対象物がある場合
車、二輪車、自転車、歩行者などの作動対象が車両の横から割り込んだり、飛び出してきたとき
背の高い縁石や直角の縁石に向かって進んだとき
凸凹道・坂道・砂利道・草むら走行時など
センサーに静止物が近づきすぎたとき
他の音波の影響
他車のホーン、オートバイのエンジン音、大型車のエアブレーキ音、車両感知器、他車のクリアランスソナーなど超音波を発生するものが付近にいたとき
センサー付近に市販の電装部品(字光式ナンバープレート<特に蛍光灯タイプ>・フォグランプ・フェンダーポール・無線アンテナなど)を取り付けたとき
車両の変化
車両姿勢が大きく傾いたとき
積載状況などにより車高が著しく変化した場合(ノーズアップ・ノーズダウンなど)
衝突などで、センサーの方向ズレが発生したとき
バンパプロテクター、バンパトリム、サイクルキャリア、除雪装置(スノープラウ)などを取り付けたとき
ローダウンサスペンション、純正と異なる径のタイヤ等を取り付けたとき
センサーにペイントやステッカーなどを貼ったとき