車両後方カメラの映像をミラー内のディスプレイに表示する装置です。
切りかえレバーを操作することで、鏡面ミラーからデジタルインナーミラーに切りかえることができます。
ヘッドレストや荷物、リヤサンシェードなどで視界をさえぎられずに後方を確認することができるため、優れた後方視認性を確保できます。また、リヤ席を映さないことで乗員のプライバシーを保護することができます。
グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
車両後方カメラの映像をミラー内のディスプレイに表示する装置です。
切りかえレバーを操作することで、鏡面ミラーからデジタルインナーミラーに切りかえることができます。
ヘッドレストや荷物、リヤサンシェードなどで視界をさえぎられずに後方を確認することができるため、優れた後方視認性を確保できます。また、リヤ席を映さないことで乗員のプライバシーを保護することができます。
グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
次のことをお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
走行前に必ずミラーの調整を行ってください。(→調整するには)
鏡面ミラーモードに切りかえて、鏡面を後方が正しく映る位置に調整する
デジタルミラーモードに切りかえて、ディスプレイに表示される映像を調整する
ディスプレイに表示される映像と鏡面ミラーに映る範囲は異なりますので、あらかじめ違いを確認してください。
切りかえレバーを操作することで、デジタルミラーモードと鏡面ミラーモードを切りかえることができます。
パワースイッチがONのとき
パワースイッチをONからOFFまたはACCまたはONにすると、数秒後に表示が消えます。
カメラに水滴やホコリが付いているなどで、ディスプレイに表示される車両後方の状態が見えにくい場合は、リヤウォッシャー(→操作のしかた)を作動させてください。それでも見えにくい場合は、鏡面ミラーモードに切りかえてください。
ミラーの反射や汚れ、カメラに水滴や雪が付いているなどでディスプレイに表示される映像が見えにくい場合や、後続車のランプのちらつきや圧迫感が気になる場合は、鏡面ミラーモードに切りかえてください。
トランクが開いているときは、デジタルインナーミラーの映像が正しく表示されません。走行前に必ずトランクが閉まっていることを確認してください。
ディスプレイが反射して見えにくい場合は、サンシェードを閉めてください。
夜間など暗いところでは、次のような現象が発生することがありますが、異常ではありません。
映像の色と実際の色が異なって見える
後続車のランプの高さなどによっては、後続車の周囲が白くぼやけて見える
周辺を明るく見せるために映像が自動的に調整されることにより、特有のちらつきが発生する
映像が見えにくい場合や、ちらつきが気になる場合は、鏡面ミラーモードに切りかえてください。
デジタルインナーミラー本体が発熱することがありますが、異常ではありません。
体調、年齢などにより、ディスプレイに表示される映像に焦点が合うまで時間がかかる場合があります。焦点が合わせづらいと感じたときは、鏡面ミラーモードに切りかえてください。
主に同乗者がディスプレイを凝視すると、車酔いを起こす恐れがあります。
グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
デジタルミラーモード時に、図で示すシンボルが表示されます。シンボルの表示は数秒後に消えます。ディスプレイスイッチを操作し、光学ミラーモードに切りかえて、トヨタ販売店で点検を受けてください。
運転姿勢に合わせてインナーミラーの角度を調整することができます。
鏡面ミラーモードに切りかえて、インナーミラー本体を持って、角度を調整する。
フロントウインドウガラス側の回転軸は固定されているため、回転させないでください。
運転姿勢に合わせてインナーミラーの高さを調整することができます。
鏡面ミラーモードに切りかえて、インナーミラー本体を持って、上下方向に調整する
運転姿勢に合わせてインナーミラーの高さを調整することができます。
鏡面ミラーモードに切りかえて、インナーミラー本体を持って、上下方向に調整する
デジタルミラーモードの調整ができます。
調整アイコン | 設定内容 |
---|---|
ディスプレイの明るさを調整することができます。 | |
ディスプレイの表示映像を上下に調整することができます。 | |
ディスプレイの表示映像を左右に調整することができます。 | |
ディスプレイの表示映像の傾きを調整することができます。 | |
ディスプレイの表示映像を拡大縮小することができます。 |
デジタルミラーモードの調整、機能のON/OFFの切りかえができます。
調整アイコン | 設定内容 |
---|---|
ディスプレイの明るさを調整することができます。 | |
ディスプレイの表示範囲を上下に調整することができます。 | |
ディスプレイの表示範囲を左右に調整することができます。 | |
ディスプレイの表示範囲の傾きを調整することができます。 | |
ディスプレイの表示範囲を拡大縮小することができます。 | |
自動防眩機能のON/OFFを切りかえることができます。 ONにすることで、後続車のヘッドランプのまぶしさに応じて鏡面の反射光を自動的に低減させます。 パワースイッチをONにしたときは、常に自動防眩機能がONになっています。 |
鏡面ミラーモード時の機能ですが、デジタルミラーモード時にも設定できます。
防眩設定画面が表示されているときに、選択したい防眩機能アイコンのスイッチを押すことで、鏡面ミラーモードの防眩機能を切りかえることができます。
鏡面ミラーモードでいずれかのスイッチを押したとき、またはデジタルミラーモードから鏡面ミラーモードへ切りかえたときに防眩設定画面が表示されます。約5秒以上スイッチ操作をしないと防眩設定画面の表示が消えます。
防眩機能アイコン | 設定内容 |
---|---|
スイッチを押すごとに、自動防眩機能のON/OFFが切りかわります。 自動防眩機能ON:車両前方が暗いとき、車両後方の明るさに応じて、自動的に防眩状態のON(ミラーの反射率が低い状態)/OFF(ミラーの反射率が高い状態)を切りかえて、まぶしさを低減します。 :防眩ONの状態 :防眩OFFの状態 自動防眩機能OFF:ミラーの反射率が高い状態で固定されます。 | |
自動防眩機能OFFかつ防眩ON状態(ミラーの反射率が低い状態)で固定されます。 | |
自動防眩機能OFFかつ防眩OFF状態(ミラーの反射率が高い状態)で固定されます。 |
鏡面ミラーモードの自動防眩機能のON/OFFを変更できます。
調整アイコン | 設定内容 |
---|---|
デジタルミラーモード時に調整できます。(→ディスプレイの調整(デジタルインナーミラーモード)) | |
デジタルミラーモード時に調整できます。(→ディスプレイの調整(デジタルインナーミラーモード)) | |
デジタルミラーモード時に調整できます。(→ディスプレイの調整(デジタルインナーミラーモード)) | |
デジタルミラーモード時に調整できます。(→ディスプレイの調整(デジタルインナーミラーモード)) | |
デジタルミラーモード時に調整できます。(→ディスプレイの調整(デジタルインナーミラーモード)) | |
自動防眩機能のON/OFFを切りかえることができます。 ONにすることで、後続車のヘッドランプのまぶしさに応じて鏡面の反射光を自動的に低減させます。 パワースイッチをONにしたときは、常に自動防眩機能がONになっています。 |
約5秒以上スイッチを操作しなかったときは、調整アイコンの表示が消えます。
ディスプレイ表示の調整を行うと、映像がゆがむ場合がありますが故障ではありません。
ディスプレイ表示が明るすぎると、目が疲れることがあります。適度な明るさに調整してください。
目が疲れた場合には、鏡面ミラーモードに切りかえてご使用ください。
ディスプレイ表示の明るさは、車両前方の明るさに合わせて自動でかわります。
センサーの誤作動を防ぐため、センサーにふれたりセンサーを覆ったりしないでください。
タイプA
タイプB
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
走行中は、デジタルインナーミラーの位置やディスプレイに表示される映像を調整しないでください。
デジタルインナーミラーの操作スイッチは、安全な場所に停車して操作してください。走行中に操作すると、ハンドル操作を誤るなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
必ず車両周辺の状況を直接確認してください。
デジタルミラーモード使用時は、ディスプレイ上に映る車両や障害物が実際の大きさと異なる場合があります。後退時は、必ず後方や周囲の安全を直接確認しながら運転してください。また、夜間など暗いところで後続車が接近したときは、周囲が暗く映る場合があります。
煙が出る、異臭がするなど異常な状態で使用すると、発火の原因になります。ただちに使用を中止してトヨタ販売店にご相談ください。
ミラー本体を“カチッ”と音がして固定されるところ(通常使用位置)まで引き上げてください。下がった状態のままでは、運転者の視界のさまたげとなり、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
ミラー表面が汚れていると、映像が見えにくくなることがあります。あらかじめ、乾いたやわらかい布などで汚れをそっとふき取ってください。
カメラに水滴、雪、泥などの異物や汚れが付着していると、鮮明な画像を見ることができません。この場合、リヤウォッシャーでカメラレンズの汚れを流してください。
ワイパーレバーを前方へ押すとリヤウォッシャーが作動します。(→操作のしかた)
デジタルインナーミラーのカメラは、図の位置にあります。
カメラ洗浄中は、噴射されるウォッシャー液により、車両後方の状態が見えにくくなることがありますので、周囲の状況に注意して運転してください。
カメラ洗浄後にウォッシャー液がカメラレンズ面に残った場合、夜間に後方車両のヘッドランプの高さや傾きにより、車両後方の状態が見えにくくなることがあります。この場合、鏡面ミラーモードに切りかえてください。
カメラ洗浄をしても、汚れによっては完全にきれいにならない場合があります。この場合、大量の水でカメラの汚れを流し、水で湿らせた柔らかい布でカメラレンズの水滴をふき取ってください。
カメラ洗浄は、カメラレンズ面にウォッシャー液を噴射するため、カメラ周辺に付着した氷や雪などの映り込むものについては、洗浄することができません。
ミラー本体の取り外し、分解、改造はしないでください。
ミラーをふくときはシンナー・ベンジン・アルコールなどの溶剤を使用しないでください。変色・劣化・故障の原因になります。
ミラーの近くでは、喫煙したりマッチやライターなどで火を起こしたりしないでください。故障や車両火災につながるおそれがあり危険です。
デジタルインナーミラーの取りはずし・改造・分解・塗装などをしないでください。システムが正常に作動しなくなるおそれがあります。
ミラーの通風口をふさがないでください。ミラー内部に熱がこもり、故障や車両火災につながるおそれがあり危険です。
デジタルインナーミラーが正常に作動しなくなるおそれがありますので、次のことにご注意ください。
カメラ部を強くたたいたり、ものをぶつけるなど、強い衝撃を与えないでください。カメラの位置、取り付け角度がずれるおそれがあります。
カメラ部は取りはずし・分解・改造をしないでください。
カメラレンズを洗うときは、大量の水でカメラの汚れを流した後、水で湿らせた柔らかい布でカメラレンズをふき取ってください。
カメラレンズを強くこするとカメラレンズが傷ついて、鮮明な画像を見ることができなくなるおそれがあります。
カメラのカバーは樹脂ですので、有機溶剤・ボディワックス・油膜取り剤・ガラスコート剤などを付着させないでください。付着したときは、すぐにふき取ってください。
寒いときにお湯をかけるなどして急激な温度変化を与えないでください。
洗車時に高圧洗浄機でカメラやカメラ周辺に直接水を当てないでください。強い水圧により衝撃が加わり、装置が正常に作動しなくなるおそれがあります。
カメラ部をぶつけたときは、カメラの故障などのおそれがあります。早めにトヨタ販売店で点検を受けてください。
デジタルミラーモード使用時に下記のような症状で気になったりお困りになった時は、考えられる原因と処置を参考に、もう一度確認してください。
処置をしても直らないときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。
症状 | 考えられる原因 | 処置 |
---|---|---|
ディスプレイに表示される映像が見にくい。 | ミラー表面が汚れている。 | 乾いたやわらかい布などで汚れをそっとふき取ってください。 |
強い光(太陽やヘッドランプの光など)がデジタルインナーミラーにあたった。 | 鏡面ミラーモードに切りかえてください。 (パノラマルーフからの光があたっているときは、サンシェードを閉めてください。) | |
| 鏡面ミラーモードに切りかえてください。 (カメラおよびその周辺環境が改善されてから、再びデジタルミラーモードをご使用ください。) | |
カメラのレンズに水滴、雪、泥など異物や汚れが付着している。 | リヤウォッシャーを作動させ、カメラレンズの汚れを洗浄してください。(→操作のしかた) 鏡面ミラーモードに切りかえてください。 大量の水でカメラの汚れを流した後、水で湿らせた柔らかい布でカメラレンズをふき取ってから、再びデジタルミラーモードをご使用ください。 | |
ディスプレイに表示される映像がずれている。 | トランクが完全に閉まっていない。 | トランクを閉めてください。 |
カメラ部に強い衝撃が与えられた。 | 鏡面ミラーモードに切りかえて、トヨタ販売店で点検を受けてください。 | |
ディスプレイ上にが表示され、ディスプレイに表示される映像が暗くなった。 | システムに異常が発生した。 | 鏡面ミラーモードに切りかえて、トヨタ販売店で点検を受けてください。 |
ディスプレイ上のが消灯した。 | ||
ディスプレイ上にが表示された。 | デジタルインナーミラーの温度が非常に高い。 (徐々にディスプレイ上が暗くなり、その後も温度が上がり続けると映像が消えます。) | ミラーの温度を下げるために、車室内の温度を下げることを推奨します。 (ミラーの温度が下がるとが消えます。) ミラーの温度が下がってもが消えない場合は、鏡面ミラーモードに切りかえて、トヨタ販売店で点検を受けてください。 |
切りかえレバーが正常に作動しない。 | 切りかえレバーに異常が発生した。 | 鏡面ミラーモードに切りかえて、トヨタ販売店で点検を受けてください。 (メニュー/決定スイッチを約10秒間押し続けることで、鏡面ミラーモードに切りかえることができます。) |
グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。