警告灯が点灯または点滅したままの場合は、落ち着いて次のように対処してください。なお、点灯・点滅しても、その後消灯すれば異常ではありません。ただし、同じ現象が再度発生した場合は、トヨタ販売店で点検を受けてください。
H2警告灯(警告ブザー)
警告内容
水素ガスもれを検知したときに、ブザーと共に点灯し、マルチインフォメーションディスプレイに警告メッセージを表示します。
対処方法
ブレーキ警告灯(警告ブザー)
(赤色)
警告内容
ブレーキ液の不足
ブレーキ系統の異常
対処方法
ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してください。走行を続けると危険です。
ブレーキ警告灯(警告ブザー)
(黄色)
警告内容
回生ブレーキシステムの異常
電子制御ブレーキシステムの異常
パーキングブレーキシステムの異常
対処方法
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
高水温警告灯
(赤色)
警告内容
冷却水の高温異常
対処方法
ただちに安全な場所に停車し、対処方法(→オーバーヒートしたときは)に従ってください。
FCシステム過熱警告灯(警告ブザー)
充電警告灯(警告ブザー)
警告内容
充電系統の異常
対処方法
ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してください。
メッセージと一緒にマルチインフォメーションディスプレイに表示されます。
SRSエアバッグ/プリテンショナー警告灯
警告内容
SRSエアバッグシステムの異常
プリテンショナー付きシートベルトシステムの異常
対処方法
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
ポップアップフード警告灯
警告内容
ポップアップフードが作動した
対処方法
ポップアップフードは、一度作動すると再使用できません。トヨタ販売店で交換してください。
警告内容
ポップアップフードの異常
対処方法
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
ABS&ブレーキアシスト警告灯
警告内容
ABSの異常
ブレーキアシストの異常
対処方法
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
パワーステアリング警告灯(警告ブザー)
(赤色)
(黄色)
警告内容
EPS(エレクトリックパワーステアリング)の異常
対処方法
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
PCS警告灯
(点滅または点灯)
警告内容
警告ブザーが鳴った場合:
プリクラッシュセーフティの異常
対処方法
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
警告内容
警告ブザーが鳴らない場合:
プリクラッシュセーフティが一時的、または対処を行うまで作動停止している
対処方法
マルチインフォメーションディスプレイに表示されているメッセージの指示に従ってください。(→マルチインフォメーションディスプレイに警告メッセージが表示されたとき, 警告メッセージが表示されたときは)
警告内容
プリクラッシュセーフティがOFF、またはVSC(ビークルスタビリティコントロール)システムが停止しているときも点灯します。
対処方法
LTA表示灯(警告ブザー)
(橙色)
警告内容
LTA(レーントレーシングアシスト)の異常
対処方法
マルチインフォメーションディスプレイに表示されているメッセージの指示に従ってください。(→警告メッセージ)
LCA表示灯(警告ブザー)
(橙色)
警告内容
LCA(レーンチェンジアシスト)の異常
対処方法
マルチインフォメーションディスプレイに表示されているメッセージの指示に従ってください。
グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
「Toyota Teammate Advanced Drive取扱書」を参照してください。
クリアランスソナーOFF表示灯(警告ブザー)
(点滅)
警告内容
クリアランスソナーの異常
対処方法
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
警告内容
センサー部の汚れなどによりシステムが一時的に使用できない
対処方法
マルチインフォメーションディスプレイに表示されているメッセージの指示に従ってください。(→マルチインフォメーションディスプレイに“ソナーの汚れを除去してください”が表示されたときは)
PKSB OFF表示灯(警告ブザー)
(点滅)
警告内容
ブザーが鳴った場合:
PKSB(パーキングサポートブレーキ)の異常
対処方法
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
警告内容
ブザーが鳴らなかった場合:
センサー部の汚れなどによりシステムが一時的に使用できない
対処方法
マルチインフォメーションディスプレイに表示されているメッセージの指示に従ってください。(→マルチインフォメーションディスプレイに“パーキングサポートブレーキ 現在使用できません”が表示され、PKSB OFF表示灯が点灯したときは)
RCTA OFF表示灯(警告ブザー)
(点滅)
警告内容
RCTA(リヤクロストラフィックアラート)の異常
対処方法
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
警告内容
レーダーセンサー周辺のリヤバンパー(→システムを正しく作動させるために)に汚れや付着物がある
対処方法
マルチインフォメーションディスプレイに表示されているメッセージの指示に従ってください。(→マルチインフォメーションディスプレイに“RCTA 現在使用できません”が表示されたときは)
RCD OFF表示灯(警告ブザー)
(点滅)
警告内容
ブザーが鳴った場合:
RCD(リヤカメラディテクション)の異常
対処方法
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
警告内容
ブザーが鳴らなかった場合:
カメラの汚れなどによりシステムが一時的に使用できない
対処方法
マルチインフォメーションディスプレイに表示されているメッセージの指示に従ってください。(→マルチインフォメーションディスプレイに“リヤカメラ検知現在使用できません レンズの汚れを除去してください”が表示されたときは)
グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
スリップ表示灯
警告内容
VSC(ビークルスタビリティコントロール)システムの異常
TRC(トラクションコントロール)システムの異常
ヒルスタートアシストコントロールシステムの異常
対処方法
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
ペダル誤操作警告灯(警告ブザー)
警告内容
ブザーが鳴った場合:
ブレーキオーバーライドシステムの異常
ドライブスタートコントロールの異常
対処方法
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
警告内容
アクセルペダルを踏んだ状態でシフト操作が行われたことにより、ドライブスタートコントールが作動
対処方法
ただちにアクセルペダルを離してください。
警告内容
速く強くアクセルペダルを踏み込んだことにより、急アクセル時加速抑制が作動
対処方法
アクセルペダルを離し、ブレーキペダルを踏んでください。
警告内容
衝突時の急加速抑制が作動
対処方法
ただちにアクセルペダルを離してください。
警告内容
ブザーが鳴らなかった場合:
アクセルペダルとブレーキペダルが同時に踏まれたことにより、ブレーキオーバーライドシステムが作動
対処方法
アクセルペダルを離し、ブレーキペダルを踏んでください。
メッセージと一緒にマルチインフォメーションディスプレイに表示されます。
グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
ブレーキホールド作動表示灯(警告ブザー)
(点滅)
警告内容
ブレーキホールドシステムの異常
対処方法
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
パーキングブレーキ表示灯(警告ブザー)
(点滅)
警告内容
パーキングブレーキシステムの異常
対処方法
ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
燃料残量警告灯
警告内容
燃料残量計が約12%以下になった
対処方法
燃料を充てんする
タイヤ空気圧警告灯
警告内容
警告灯が約1分間点滅したあとに点灯した場合:
タイヤ空気圧警報システムの異常
対処方法
トヨタ販売店で点検を受けてください。
警告内容
警告灯が点灯した場合:
次のようなタイヤ空気圧の低下を表します。
自然要因
タイヤのパンク
対処方法
ただちに安全な場所に停車し、対処方法(→タイヤ空気圧警告灯が点灯した場合)に従ってください。
運転席・助手席シートベルト非着用警告灯(警告ブザー)
警告内容
運転席・助手席シートベルトの非着用
対処方法
シートベルトを着用する
助手席乗員がいるときは、助手席乗員もシートベルトを着用してください。
運転席・助手席シートベルト非着用警告ブザー:
運転席・助手席シートベルト非着用のまま車速が一定以上になると、警告ブザーが一定時間断続的に鳴ります。
リヤ席シートベルト非着用警告灯(警告ブザー)
警告内容
リヤ席シートベルトの非着用
対処方法
シートベルトを着用する
リヤ席シートベルト非着用警告ブザー:
リヤ席シートベルト非着用(いずれかのシートベルト脱着により、リヤ席シートベルト非着用警告灯が点灯している状態)のまま車速が一定以上になると、警告ブザーが一定時間断続的に鳴ります。
知識
- 警告ブザーについて
状況によっては、外部の騒音やオーディオの音などにより、ブザー音が聞こえない場合があります。
- シートベルト非着用警告灯の乗員検知センサーの作動について
助手席に乗員がいなくても、シートに荷物などを置くと、センサーが重量を検知して警告灯が点滅し、ブザーが鳴ることがあります。
助手席に座布団などを敷くと、センサーが乗員を検知せず警告灯が作動しないことがあります。
- パワーステアリング警告灯/警告ブザーについて
補機バッテリーの充電が不十分な場合、または一時的に電圧が下がった場合に警告灯が点灯し、警告ブザーが鳴ることがあります。
- タイヤ空気圧警告灯が点灯した場合
タイヤがパンクしていないか確認してください。
パンクしているときは:→パンクしたときは
パンクしていないときは:
パワースイッチをOFFにしたあとで再度ONにして、タイヤ空気圧警告灯が点灯しているか点滅しているかを確認してください。タイヤ空気圧警告灯が約1分間点滅したあとに点灯した場合
タイヤ空気圧警報システムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてください。
タイヤ空気圧警告灯が点灯した場合
- タイヤが十分に冷えてから空気圧を確認し、適切な値に調整する
- 数分たっても警告灯が消灯しない場合は、指定空気圧であることを確認し、タイヤ空気圧警報システムの初期化を行う(→初期化のしかた)
- 自然要因によるタイヤ空気圧警報について
自然な空気もれ、外気温による空気圧の変化など、自然要因によりタイヤ空気圧警告灯が点灯することがあります。この場合、タイヤ空気圧を適切な値に調整してください。数分後に警告灯が消灯します。
- タイヤ空気圧警報システムが正常に働かないおそれがある状況
警告
- ABS警告灯とブレーキ警告灯が同時に点灯したときは
ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店にご連絡ください。
ABSまたはブレーキアシストシステムに異常が発生しているだけでなく、強めのブレーキの際に車両が不安定になるおそれがあり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
- パワーステアリング警告灯が点灯したときは
黄色に点灯したときは操作力補助が制限され、赤色に点灯したときは操作力補助がなくなるため、ハンドル操作が非常に重くなることがあります。
ハンドル操作が通常より重いときは、ハンドルをしっかりと持ち、通常より強く操作してください。
- タイヤ空気圧警告灯が点灯した場合
次のことを必ずお守りください。
お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安定な操縦特性により、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
ただちにタイヤ空気圧を確認・調整してください。
タイヤ空気圧を調整したあとも警告灯が点灯する場合は、タイヤがパンクしている可能性があります。最寄りのトヨタ販売店でタイヤを交換してください。
急ハンドル・急ブレーキを避けてください。
タイヤの状態が悪化すると、ハンドル操作やブレーキが効かなくなるおそれがあります。
- タイヤの破裂、突然の空気もれが発生した場合
急激にタイヤ空気圧が低下した場合は、タイヤ空気圧警報システムによる警報ができない場合があります。
注意
- タイヤ空気圧警報システムについて
純正ホイール以外を使用した場合、バルブ/送信機から発信する電波の飛び方がかわり、システムが正常に作動しないことがあります。
構造・メーカー・銘柄・トレッドパターンが異なるタイヤを使用しないでください。タイヤ空気圧警報システムが正常に作動しないことがあります。
タイヤ空気圧警告灯の点灯および点滅は、初期化操作(→初期化のしかた)では解除できません。