GPS(Global Positioning System:汎地球測位システム)は、米国が開発・運用しているシステムで、通常4個以上、場合により3個の人工衛星を利用して、利用者の現在位置(緯度・経度など)を知ることができるものです。本機はGPS情報と各種センサー、道路地図データなどを利用して、ナビゲーションを行っています。
GPS情報を利用できないとき
以下のようなときは、GPS情報を利用できないことがあります。
ビル・トラック・トンネルなどで人工衛星の電波が遮断されるとき
GPSアンテナの上に物を置くなどして電波が遮断されるとき
人工衛星が電波を出していないとき(米国の追跡管制センターで信号をコントロールしているため改良・修理等で電波が止まることがあります。)
デジタル式携帯電話(1.5GHz)をGPSアンテナ付近で使用したとき
システムの特性上、避けられないズレ
このシステムは、GPS情報と各種センサー、道路地図データなどを利用して現在位置表示を行っていますが、人工衛星からの電波の精度状態が良くないときや、2個以下の人工衛星からの電波しか捕捉できないときなどには誤差が生じることがあります。この誤差は、補正などによってなくすことはできません。
みちびき(準天頂衛星システム)は初号機からの電波のみ受信しています。「サブメータ級測位補強サービス」と「センチメータ級測位補強サービス」には対応しておりません。