パノラミックビューモニターは、車両に取り付けたフロント、サイド、バックカメラの映像を合成して画面上につなぎ目のない車両上方からの映像を表示させることで、低速時の運転を補助する装置です。
パノラミックビューモニターの表示と画面の切り替えをします。
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グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
パノラミックビューモニターは、車両に取り付けたフロント、サイド、バックカメラの映像を合成して画面上につなぎ目のない車両上方からの映像を表示させることで、低速時の運転を補助する装置です。
本文中で使用している画面のイラストは例であり、イラストと実際に映し出される映像では車両の映り込みなどが異なることがあります。
パノラミックビューモニターは、車両周囲確認を補助する装置です。必ず周囲の安全を直接確認しながら運転してください。
カメラのレンズの特性により、画面に映る人や障害物は、実際の位置や距離と異なります。
パノラミックビューモニターの表示と画面の切り替えをします。
エンジンスイッチがONの状態で、VIEWスイッチを押したときにシフトレバーの位置に応じて、パノラミックビューモニター画面は表示されます。(以下は一例です)
車速が約20km/h以下でVIEWスイッチを押した場合、約8秒間パノラミックビューモニター画面を表示します。車速が約20km/h以上になると、パノラミックビューモニター画面が消えて元の画面に戻ります。
車速が約20km/h以上でVIEWスイッチを押した場合、車速が約20km/h以下にならない限り、約5分間はパノラミックビューモニター画面が表示されます。ただし、車速が約20km/h以下になった場合は、約8秒間はパノラミックビューモニター画面が表示され、車速が約20km/h以上になると、パノラミックビューモニター画面が消えて元の画面に戻ります。
画面表示タイマー機能を作動していないとき、車速が20km/h以上になると、パノラミックビューモニター画面が消えて元の画面に戻ります
車両周辺の障害物を確認するため、各カメラから合成された映像を表示するモードです。運転席から見たような映像や、車両周りの斜め上方から見たような映像を表示します。
シースルービュー/ムービングビューが表示されます。
シフトレバーがPのときにシースルービュー/ムービングビューを表示できます。
シースルービュー/ムービングビューが表示されているときに、シフトレバーをDまたはNにすると、パノラミックビュー&ワイドフロントビュー表示に切り替わります。
シースルビュー/ムービングビュー画面を選択しても、シースルビュー/ムービングビューの回転を一時停止、再開できます。
クリアランスソナーがONのときのみ、シースルービュー/ムービングビューを表示できます。
パノラミックビューモニターで表示される車両のボディカラーを変更することができます。
見通しの悪い交差点や丁字路などで、車両の前方と左右方向の状況確認をするために、車両上方からの映像と前方カメラからの映像を同時に表示するモードです。
パノラミックビュー&ワイドフロントビューが表示されます。
ハンドル操作と連動して、進路の目安を示す(黄色)。
直進状態から90度以上ハンドル操作をした場合に表示します。
自動表示モードのON/OFFを切り替える。(→自動表示モードについて)
自動表示モードがONのときは作動表示灯が点灯します。
シフトレバーがD、Nのときにパノラミックビュー&ワイドフロントビューを表示できます。
シフトレバーがRでドアミラーが開いているときにVIEWスイッチを押すと、パノラミックビュー&ワイドフロントビューに切り替えできます。
クリアランスソナーの作動対象の接近をお知らせする機能であり、画面に作動対象検知方向の映像が映ることはありません。
クリアランスソナーの表示位置とカメラ映像に映し出される作動対象の位置は合わないことがあります。
乗車人数・積載量・路面の勾配などにより、画面のガイド線の示す位置はかわります。必ず周囲の安全を直接確認しながら運転してください。
クリアランスソナーの表示は、カメラ映像に重畳して表示しているため、周囲の明るさや色などによっては見えにくい場合があります。
ガイド線表示モード切り替えスイッチを選択するごとに、表示モード が切り替わります。
車両前端から約1.0 m先を示します。(青色)
ハンドル操作と連動して、進路の目安を示します。(黄色)直進状態から90度以上ハンドル操作をした場合に表示されます。
VIEWスイッチの操作による表示に加え、車速に応じて自動的にパノラミックビュー&ワイドフロントビュー、両サイドビューが表示される自動表示モードを設定することができます。
自動表示モードをONにすると、次の場合に自動で表示することができます。
シフトレバーをDまたはNにしたとき
車速が約10km/h以下に減速したとき(シフトレバーがR以外)
自動表示モード 切り替えスイッチを選択するごとに、自動表示モードのON/OFFが切り替わります。
クリアランスソナーの検知状態に応じて、パノラミックビュー&ワイドフロントビューが自動的に表示されます。
次の場合に自動で表示されます。
クリアランスソナーが静止物を検知したとき(シフトレバーがDまたはNのとき)
次の場合に自動で元の画面へ戻ります。
クリアランスソナーの検知が終了したとき
左右両サイドに設置されたカメラからの映像を表示し、車両側方の安全確認や狭い小路での接触回避などの操作を補助するモードです。
両サイドビューが表示されます。
自動表示モードのON/OFF を切り替える。(→自動表示モードについて)
自動表示モードがONのときは作動表示灯が点灯します。
シフトレバーがD、Nのときに両サイドビューを表示できます。
クリアランスソナーの表示位置とカメラ映像に映し出される作動対象の位置は合わないことがあります。
ドアミラーを格納しても、両サイドビューを表示できます。
乗車人数・積載量・路面の勾配などにより、画面のガイド線の示す位置はかわります。必ず周囲の安全を直接確認しながら運転してください。
クリアランスソナーの表示は、カメラ映像に重畳して表示しているため、周囲の明るさや色などによっては見えにくい場合があります。
VIEWスイッチの操作による表示に加え、車速に応じて自動的に両サイドビューが表示される自動表示モードを設定することができます。
自動表示モードをONにすると、次の場合に自動で表示することができます。
シフトレバーをDまたはNにしたとき
車速が約10km/h以下に減速したとき(シフトレバーがR以外)
自動表示モード 切り替えスイッチを選択するごとに、自動表示モードのON/OFFが切り替わります。
車幅平行線と障害物との位置関係を確認します。
車幅平行線が実際の障害物などに重ならないようにハンドル操作をして前進します。
車両平行線と路肩の縁石などの目標物との位置関係を確認します。
上記のように車幅平行線が重ならないように車両を幅寄せします。
同時に車幅平行線と目標物が平行になるように運転操作することで、目標物に沿って駐車することができます。
駐車時の安全確認を行うために、車両上方からの映像と後方カメラからの映像を同時に表示するモードです。
パノラミックビュー&バックビュー/ワイドバックビュー/バックビューが表示されます。
シフトレバーがRのときにパノラミックビュー&バックビュー/ワイドバックビュー/バックビューを表示できます。
シフトレバーがRのときにVIEWスイッチを押すと、パノラミックビュー&ワイドフロントビューに切り替えできます。
バックビュー部分を選択することでもワイドバックビューに切り替えることができます。
クリアランスソナーの表示位置とカメラ映像に映し出される作動対象の位置は合わないことがあります。
乗車人数・積載量・路面の勾配などにより、画面のガイド線の示す位置はかわります。必ず後方や周囲の安全を直接確認しながら運転してください。
クリアランスソナー、RCTA(リヤクロストラフィックアラート)の表示は、カメラ映像に重畳して表示しているため、周囲の明るさや色などによっては見えにくい場合があります。
ガイド線表示モード切り替えスイッチを選択するごとに、表示モード が切り替わります。
ハンドル操作に連動した予想進路線などが表示されます。
予想進路線と連動する。
車両後端から約0.5m先(赤色)・約1m先(黄色)を示す。
実際の車幅より広く表示。
直進状態になっているときは、予想進路線と重なる。
ハンドルの切り返し点(駐車ガイド線)が表示されます。予想進路線表示を必要とせずに駐車できる、車両感覚に慣れた方におすすめします。
車両後端から約0.5m先(赤色)を示す。
実際の車幅より広く表示。
駐車時にハンドルを操作する位置の目安。
距離目安線のみ表示されるモードです。ガイド線を必要としない方におすすめします。
車両後端から約0.5m先(赤色)を示す。
バックドアが閉じていないとガイド線は表示されません。バックドアを閉じてもガイド線が表示されない場合は、トヨタ販売店で点検を受けてください。
クリアランスソナーは作動対象の接近をお知らせする機能であり、画面に作動対象検知方向の映像が映ることはありません。
クリアランスソナーの表示位置とカメラ映像に映し出される作動対象の位置は合わないことがあります。
後方車幅延長線は、実際の車幅より広く表示されます。後退するときは、必ず後方や周囲の安全を直接確認しながら運転してください。
以下の手順と逆方向の駐車スペースに駐車するときは、ハンドル操作がすべて左右逆になります。
以下の手順と逆方向の駐車スペースに駐車するときは、ハンドル操作がすべて左右逆になります。
ドアミラーを格納した場合、パノラミックビューの代わりにサイドカメラからの映像が表示されます。狭い場所での幅寄せ駐車の際などに、車両周辺の安全確認を補助します。
ワイドフロントビュー、バックビュー、ワイドバックビューについては、それぞれ「パノラミックビュー&ワイドフロントビューについて」(→パノラミックビュー&ワイドフロントビューについて)、「パノラミックビュー&バックビュー/ワイドバックビュー/バックビュー」(→パノラミックビュー&バックビュー/ワイドバックビュー/バックビューについて)をご覧ください。
シフトレバーがRのときは、ワイドフロントビュー&サイドビューを使用できません。
乗車人数・積載量・路面の勾配などにより、画面のガイド線の示す位置はかわります。必ず周囲の安全を直接確認しながら運転してください。
クリアランスソナー、RCTA(リヤクロストラフィックアラート)の表示は、カメラ映像に重畳して表示しているため、周囲の明るさや色などによっては見えにくい場合があります。
パノラミックビューを表示させているとき、画面に映っているものが小さく見えにくい場合に、パノラミックビューの車両コーナー付近の4カ所のいずれかを拡大して表示させることができます。
選択したエリアが拡大表示されます。
拡大表示を解除するには、再度画面を選択します。
以下の条件をすべて満たすと拡大機能を使用することができます。
車速が12km/h以下
クリアランスソナーがONになっている
以下のいずれかの条件を満たすと拡大表示が自動的に解除されます。
車速が12km/h以上になった
クリアランスソナーをOFFにした
シフトレバーが Rのときの パノラミックビュー&フロントビューでは、拡大機能を使用できません。
パノラミックビューの拡大表示は、通常のパノラミックビューとは違い、ガイド線を表示しません。
クリアランスソナーの割込表示は作動対象の接近をお知らせする機能であり、画面に作動対象検知方向の映像が映ることはありません。
運転操作時は、必ず後方や周囲の安全を直接確認してください。お守りいただかないと、車をぶつけるなど、思わぬ事故を引き起こすおそれがあります。パノラミックビューモニターを使用するときは以下のことをお守りください。
パノラミックビューモニターを過信しないでください。一般の車と同様、必ず後方や周囲の安全を直接確認しながら慎重に運転してください。特に周辺に駐車している車や障害物などに接触しないようにしてください。
運転操作時は、必ず後方や周囲の安全を直接確認しながら運転してください。
画面だけを見ながら運転操作することは絶対にしないでください。画面に映し出されている映像と実際の状況は異なることがあります。また、カメラの映し出す範囲は限られていますので、画面だけを見て右左折、後退することは絶対にしないでください。車をぶつけたり、思わぬ事故を引き起こすおそれがあります。必ず目視やインナーミラー、ドアミラーなどで周囲の安全を確認し、十分注意したうえで運転してください。
乗車人数・積載量・路面の勾配などにより、画面のガイド線の示す位置はかわります。必ず後方や周囲の安全を直接確認しながら運転してください。
以下のような状況では、使用しないでください。
凍結したり、すべりやすい路面、または雪道
タイヤチェーン、応急用タイヤを使用しているとき
フロントドア・バックドアが完全に閉まっていないとき
坂道など平坦でない道路
タイヤをメーカー指定のものから交換しているとき
サスペンションを改造しているとき
画面に映るエリアにトヨタ純正品以外の装備品を装着しているとき
外気温が低い場合、画面が暗くなったり、映像が薄れることがあります。特に動いているものの映像が歪む、または画面から見えなくなることがあるため、必ず周囲の安全を直接目で確認しながら運転してください。
タイヤを交換すると、画面に表示されるガイド線の示す位置に誤差が生じることがあります。
シースルービュー、ムービングビュー、パノラミックビューは、フロントカメラとバックカメラ、左右サイドカメラが撮影した映像を合成処理した映像です。表示可能な範囲や表示内容には限界があるため、パノラミックビューモニターの特性を十分理解したうえで使用してください。
シースルービュー、ムービングビュー、パノラミックビューの四隅には、それぞれのカメラ映像境界位置を中心に映像合成処理領域が存在し、映像の鮮明度が低下することがありますが、故障ではありません。
それぞれのカメラ付近の照度条件により、シースルービュー、ムービングビュー、パノラミックビューに明暗ができる場合があります。
シースルービュー、ムービングビュー、パノラミックビューでは、それぞれのカメラの取り付け位置や撮像範囲より上部は表示されません。
車両付近には死角があり、パノラミックビューモニターには表示されない領域があります。
ワイドフロントビュー または バックビュー、ワイドバックビュー、両サイドビュー、サイドビューに表示されている立体物が、シースルービュー、ムービングビュー、パノラミックビューでは表示されない場合があります。
パノラミックビューモニターは、人物や障害物などの立体物が実際と異なって表示される場合があります。(倒れているように表示される場合や、映像合成処理領域付近で消えてしまう場合、映像合成処理領域付近から現れるように表示される場合、表示位置の距離感が実際と異なるなど)
バックカメラが取り付けられたバックドア、サイドカメラを内蔵したドアミラーが取り付けられたフロントドアが開いている場合、パノラミックビューモニターは正しく表示されません。
シースルービュー、ムービングビュー、パノラミックビューに表示される車両アイコンは、コンピューターグラフィックによる画像を表示しているため、実際の車両とは色や形状、大きさなどが異なります。このため、車両付近の立体物が車両と接触しているように見える場合や、立体物との位置関係が実際の位置関係と異なる場合があります。
シースルービュー、ムービングビュー、パノラミックビュー(拡大表示を含む)について:
車両付近には死角があり、表示されない領域があります。画面では車両の周辺に何も表示されていなくても、実際には障害物が進路上にあるため、接触することがあります。必ず周囲の安全を直接確認してください。
車両アイコンまわりの黒色部分はカメラに映らない部分です。直接確認してください。
シースルービュー、ムービングビュー、パノラミックビュー(拡大表示を含む)は、4つのカメラから得られた画像を平らな路面を基準に加工して表示しているため、以下のように表示されることがあります。
立体物が倒れて細長く、もしくは大きく見える。
路面より高い位置にある立体物が実際より遠くに見える、もしくは見えない。
高さのある物が合成のつぎ目から現れてくるように見える場合がある。
照度条件により、カメラごとの映像の明るさにばらつきが出る場合があります。
乗員人数、積載状況、ガソリン残量による車体の傾きや車高の変化などにより、表示映像がずれる場合があります。
ドアが完全に閉まっていないと、表示映像・ガイド線が正しく表示されない場合があります。
シースルービュー、ムービングビュー、パノラミックビュー(拡大表示を含む)に表示されている車両アイコンと、路面・障害物との位置関係は実際の位置とは異なる場合があります。
字光式ナンバープレートを装着していると、画面上に映り込むことがあります。
下図の○部分は画像を合成しているため、映像が見えにくい場合があります。
カメラの映し出される範囲には限度があり、バンパーの両端付近やバンパーの真下付近にある物は映し出されません。
画面に映る映像の距離感覚は実際の距離とは異なります。
ワイドフロントビューのカメラは特殊なレンズを使用しているため、画面に映る映像の距離感は実際の距離とは異なります。
車や路面の状況により、映る範囲は異なることがあります。
カメラの映し出される範囲には限度があり、バンパーの両端付近やバンパーの真下付近にある物は映し出されません。
画面に映る映像の距離感覚は実際の距離とは異なります。
両サイドビュー・サイドビューのカメラは特殊なレンズを使用しているため、画面に映る映像の距離感は実際の距離とは異なります。
車や路面の状況により、映る範囲は異なることがあります。
カメラの映し出される範囲には限度があり、バンパーの両端付近やバンパーの真下付近にある物は映し出されません。
画面に映る映像の距離感覚は実際の距離とは異なります。
バックビュー・ワイドバックビューのカメラは特殊なレンズを使用しているため、画面に映る映像の距離感は実際の距離とは異なります。
バックカメラより高い位置にあるものについては、モニターに映らないことがあります。
字光式ナンバープレートを装着していると、画面上に映り込むことがあります。
パノラミックビューモニターの各カメラは図の位置にあります。
カメラに水滴、雪、泥などの異物や汚れが付着していると、鮮明な画像を見ることができません。この場合、大量の水でカメラの汚れを流し、水で湿らせた柔らかい布でカメラレンズをふき取ってください。
バックカメラ:カメラ洗浄用のウォッシャーを作動させることで、カメラレンズの汚れを洗浄することができます。(→ワイパー&ウォッシャー(リヤ))
パノラミックビューモニターが正常に作動しなくなるおそれがありますので、以下のことにご注意ください。
カメラ部を強くたたいたり、物をぶつけるなど、強い衝撃を与えないでください。カメラの位置、取り付け角度がずれるおそれがあります。
カメラ部は防水構造となっていますので、取りはずし・分解・改造をしないでください。
カメラレンズを洗うときは、大量の水でカメラの汚れを流した後、水で湿らせた柔らかい布でカメラレンズをふき取ってください。カメラレンズを強くこするとカメラレンズが傷ついて、鮮明な画像を見ることができなくなるおそれがあります。
カメラのカバーは樹脂ですので、有機溶剤・ボディワックス・油膜取り剤・ガラスコート剤などを付着させないでください。付着したときは、すぐにふき取ってください。
寒いときにお湯をかけるなどして急激な温度変化を与えないでください。
洗車時に高圧洗浄機でカメラやカメラ周辺に直接水を当てないでください。強い水圧により衝撃が加わり、装置が正常に作動しなくなるおそれがあります。
カメラ部をぶつけたときは、カメラの故障などのおそれがあります。早めにトヨタ販売店で点検を受けてください。
グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
カメラ洗浄中は、噴射されるウォッシャー液により、映像が見えにくくなることがありますので、必ず周囲の安全を直接目で確認しながら運転してください。
カメラ洗浄後にウォッシャー液がカメラレンズ面に残った場合、夜間に後方車両のヘッドライトの高さや傾きにより、映像が見えにくくなることがあります。
カメラ洗浄をしても、汚れによっては完全にきれいにならない場合があります。この場合、大量の水でカメラの汚れを流し、水で湿らせた柔らかい布でカメラレンズをふき取ってください。
カメラ洗浄は、カメラレンズ面にウォッシャー液を噴射するため、カメラ周辺に付着した氷や雪などの映り込むものについては、洗浄することができません。
ウォッシャーノズル部を強くたたいたり、ものをぶつけるなど、強い衝撃を与えないでください。ウォッシャーノズルの位置・取りつけ角度がずれるおそれがあります。
ウォッシャーノズル部は取りはずし・分解・改造をしないでください。
パノラミックビューモニターの合成映像・ガイド線は、平らな路面に対しての距離の目安を示しています。そのため、以下の状態のときは、画面のガイドと実際の路面上の距離・進路に誤差が生じます。
実際の距離より手前に距離目安線が表示されます。そのため、上り坂にある障害物は実際より遠くに見えます。同様にガイド線と実際の路面上の進路にも誤差が生じます。
実際の距離よりうしろに距離目安線が表示されます。そのため、下り坂にある障害物は、実際より近くに見えます。同様にガイド線と実際の路面上の進路にも誤差が生じます。
乗車人数、積載量などにより車が傾いているときは、実際の距離、進路と誤差が生じます。
画面に表示されるガイド線は路面に対して表示されているため、立体物の位置を判断することができません。張り出しのある立体物(トラックの荷台のような障害物)が近くにあるときは、以下のことにご注意ください。
クリアランスソナーの表示が赤色のときは、必ず直接確認して、それ以上進まないでください。車をぶつけるなど、思わぬ事故を引き起こすおそれがあります。
画面では車両のバンパーとの間に余裕があり、ぶつからないように見えても、実際には車両が進路上にあるためぶつかることがあります。周囲の安全を直接確認してください。
画面では車両のバンパーが予想進路線の外側にあり、ぶつからないように見えても、実際には車両が進路上にあるためぶつかることがあります。周囲の安全を直接確認してください。
高い位置にある立体物(張り出しのある壁やトラックの荷台など)は、画面に映らない場合があります。周囲の安全を直接確認してください。
画面では、トラックの荷台が予想進路線の外側にあり、ぶつからないように見えても、実際は荷台が進路上に張り出しているためぶつかることがあります。周囲の安全を直接確認してください。
画面では、距離目安線によりの位置にトラックが駐車してあるように見えますが、実際には
の位置まで後退すると、ぶつかります。画面では
、
、
の順に近く見えますが、実際の距離は
と
は同じ距離で、
は
と
より遠い距離にあります。後方や周囲の安全を直接確認してください。
約1.0m
下記のような症状で気になったりお困りになった時は、考えられる原因と処置を参考に、もう一度確認してください。
処置をしても直らないときは、トヨタ販売店で点検を受けてください。
症状 | 考えられる原因 | 処置 |
---|---|---|
画面が見にくい |
| 車両周囲の状況を直接確認しながら、運転してください。 カメラおよびその周辺環境が改善されてから、再びパノラミックビューモニターをご使用ください。 パノラミックビューモニターの画質調整の方法は、ナビゲーション画面の調整と同じです。詳しくは別冊「ナビゲーションシステム取扱書」を参照してください。 |
画面が不鮮明 | カメラのレンズに水滴、雪、泥など異物や汚れが付着している。 | 大量の水でカメラの汚れを流した後、水で湿らせた柔らかい布でカメラレンズをふき取ってください。 カメラ洗浄システムを作動させて、カメラレンズを洗浄してください。(→ワイパー&ウォッシャー(リヤ)) |
画面がずれている | カメラ部に強い衝撃が与えられた。 | トヨタ販売店で点検を受けてください。 |
ガイド線が大きくずれる | カメラの位置がずれている。 | トヨタ販売店で点検を受けてください。 |
| 車両周囲の状況を直接確認しながら、運転してください。 | |
ハンドルが直進状態であるにも関わらず予想進路線がまがっている(車幅延長線と予想進路線がずれる) | ステアリングセンサーの信号に異常が発生した。 | トヨタ販売店で点検を受けてください。 |
ガイド線が表示されない | バックドアが開いている。 | バックドアを閉める。 直らない場合は、トヨタ販売店で点検を受けてください。 |
画面に |
| 車を止め、ハンドルを左右いっぱいにまわしてください。 直らない場合は、トヨタ販売店で点検を受けてください。 |
パノラミックビューが拡大できない | クリアランスソナーに異常(汚れ・故障など)が発生した。 | クリアランスソナー異常時の対処方法にしたがってください。(→マルチインフォメーションディスプレイに“クリアランスソナー使用できません ソナーの汚れを除去してください”が表示されたときは) |