タイヤの点検は、法律で義務付けられています。日常点検として必ずタイヤを点検してください。
タイヤの摩耗を均等にし寿命をのばすために、タイヤローテーション(タイヤ位置交換)を5,000kmごとに行ってください。
タイヤの点検は、法律で義務付けられています。日常点検として必ずタイヤを点検してください。
タイヤの摩耗を均等にし寿命をのばすために、タイヤローテーション(タイヤ位置交換)を5,000kmごとに行ってください。
タイヤは次の項目を点検してください。
点検方法は別冊「メンテナンスノート」を参照してください。
タイヤ空気圧
空気圧の点検は、タイヤが冷えているときに行ってください。
タイヤの亀裂・損傷の有無
タイヤの溝の深さ
タイヤの異常摩耗(極端にタイヤの片側のみが摩耗していたり、摩耗程度が他のタイヤと著しく異なるなど)の有無
タイヤの指定空気圧は、運転席側のタイヤ空気圧ラベルで確認することができます。
タイヤ・ディスクホイール・ホイール取り付けナットを交換するときは、トヨタ販売店にご相談ください。
雪道や凍結路では、普通のタイヤとくらべてグリップ力が低下します。冬用タイヤを使用し、道路状態に応じた速度で注意深く運転するようにしてください。
低偏平タイヤは、走行性能を優先したタイヤです。特に空気圧は定期的に点検してください。2週間に1回(最低でも1ヶ月に1回)、または長距離ドライブの前には、必ず空気圧を点検してください。
タイヤを交換するときは、バルブに変形・亀裂・損傷がないか点検してください。
必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安定な操縦特性により、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
タイヤはすべて同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで、摩耗差のないタイヤを使用する
メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない
ラジアルタイヤ・バイアスベルテッドタイヤ・バイアスプライタイヤを混在使用しない
サマータイヤ・オールシーズンタイヤ・冬用タイヤを混在使用しない
他の車両で使用していたタイヤを使用しない
以前どのように使用されていたか不明なタイヤは使用しない
異常があるタイヤをそのまま装着していると、走行時にハンドルをとられたり、異常な振動を感じることがあります。また、次のような事態になり、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
破裂などの修理できない損傷を与える
車両が横すべりする
車両の本来の性能(燃費・車両の安定性・制動距離など)が発揮されない
ねじ部にオイルやグリースをぬらないでください。
ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディスクホイールが損傷するおそれがあります。
またナットがゆるみホイールが落下して、重大な事故につながるおそれがあります。
オイルやグリースがねじ部についている場合はふき取ってください。
亀裂や変形などがあるホイールは使用しないでください。
走行中にタイヤの空気が抜けて、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
低偏平タイヤのホイールは、路面から衝撃を受けたとき、ホイールに通常より大きなダメージを与えることがあります。そのため次のことに注意してください。
適切なタイヤ空気圧で使用する
空気圧が低すぎると簡単に損傷することがあります。
段差や凹凸のある路面、路上に空いた穴、平らでない舗道・縁石や他の障害物を避ける
タイヤおよびホイールがひどく損傷することがあります。
走行を続けないでください。
タイヤまたはホイールが損傷することがあります。
段差や凹凸のある路上を走行するときは注意してください。
タイヤの空気が抜けて、タイヤのクッション作用が低下します。また、タイヤ・ホイール・車体などの部品も損傷するおそれがあります。
図で示すようにタイヤのローテーションを行います。
タイヤの摩耗状態を均一にし、寿命をのばすために、トヨタは定期点検ごとのタイヤローテーションをおすすめします。
グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
ディスクホイールに装着された空気圧バルブ、および送信機が一定周期ごとに各輪のタイヤ空気圧を監視し、タイヤの空気圧の低下を早期に知らせるタイヤ空気圧警報システムが付いています。
このシステムは状況に応じてマルチインフォメーションディスプレイで2種類の警報とブザーでお知らせをします。
“空気圧を調整してください”が表示されたとき
通常の使用によって、タイヤの空気圧が低下した場合に表示されます。
表示された画面の指示に従ってください。
“すみやかに安全な場所でタイヤ点検”が表示されたとき
急激にタイヤの空気圧が低下した場合に表示されます。
表示された画面の指示に従ってください。
ただし、このシステムはパンク等を検出することができない場合があります。
タイヤ空気圧警報システムが検知した空気圧をマルチインフォメーションディスプレイに表示できます。
表示される単位を変更することができます。
タイヤ空気圧警報システムは、日常点検の代用ではありません。
日常点検として必ずタイヤを点検してください。
タイヤの点検方法は、別冊「メンテナンスノート」を参照してください。
エンジンスイッチをONにしたあと、空気圧が表示されるまで2、3分かかります。また、空気圧が調節された場合も、表示が更新されるまで2、3分かかります。
タイヤ空気圧は温度によって変化します。また、表示された空気圧は、空気圧計で測定した数値と異なる場合があります。
次の場合は、タイヤ空気圧警報システムが正しく作動しない場合があります。
純正ホイール以外を使用したとき
純正装着タイヤ以外に交換したとき
指定サイズ以外のタイヤに交換したとき
タイヤチェーンなどを装着しているとき
電波を遮断するフィルムがウインドウに貼り付けられているとき
車両(特にホイール・ホイールハウスの周辺)に多くの雪や氷などが付着しているとき
タイヤ空気圧が指定空気圧より極端に高いとき
タイヤ空気圧警報バルブ/送信機を搭載していないホイールを使用しているとき
タイヤ空気圧警報バルブ/送信機のIDがタイヤ空気圧警報コンピューターに登録されていないとき
次の場合は正しい性能が確保できない場合があります。
近くにテレビ塔や発電所・ガソリンスタンド・放送局・大型ディスプレイ・空港など、強い電波やノイズの発生する場所にいるとき
無線機や携帯電話・コードレス式電話などの無線通信機器が車両付近にあるとき
電波状況によってタイヤ位置情報が正しく表示されない場合は、走行して電波状況がかわることで正しく表示されることがあります。
停車時は警報開始・警報解除までの時間が長くなる場合があります。
タイヤが破裂(バースト)したときなど、空気圧が急激に低下したときは、検出できません。
タイヤ空気圧警報システムの警報精度は、システムを初期化したときの状況によって異なります。このため、空気圧がわずかに低下している場合や、初期化したときより高い空気圧の場合でも警報することがあります。
タイヤやホイールを交換するときは、付けかえたホイールにも空気圧バルブ/送信機を装着してください。
バルブ/送信機を装着する場合は、専用のIDコードをコンピューターに登録する必要があります。(→IDコードを登録するには(タイヤ空気圧警報システム装着車))
タイヤ空気圧バルブ/送信機のIDコードが登録されていないと、タイヤ空気圧警報システムは正しく作動しません。その場合、約10分走行したあとシステム異常となり、タイヤ空気圧警告灯が約1分間点滅、その後点灯します。
タイヤをホイールから脱着する際は、空気圧バルブ/送信機が損傷しないよう注意してください。脱着手順の詳細は、トヨタ販売店へご相談ください。
トヨタ指定の純正ホイールを使用してください。
トヨタ指定の純正ホイール以外を使用すると、空気圧警報システムが正しく作動しないおそれがあります。
ホイールを交換したときは、空気圧バルブ/送信機を装着してください。空気圧バルブ/送信機が装着されていないと、タイヤ空気圧警告灯が消灯しません。
バルブキャップを必ず取り付けてください。バルブキャップをはずしていると、水が浸入してバルブが腐食し、固着やエアー漏れの原因となります。
バルブキャップを交換するときは、指定以外のバルブキャップを使用しないでください。バルブキャップが固着するおそれがあります。
空気圧が正確に計測できなくなることがあります。できるだけ早くトヨタ販売店で点検を受け、空気圧バルブ/送信機を交換してください。
タイヤローテーションを実施したとき
タイヤサイズの変更をしたとき
指定空気圧が複数ある場合に、タイヤの指定空気圧を変更したとき
IDコードの登録を実施したとき
システムを初期化すると、現在のタイヤの空気圧が標準値として記憶されます。
通常は約30分以内の走行で初期化が完了します。
車速が約40km/h以上のときに行われます。
必ず指定空気圧に調整した上で初期化してください。
なお、空気圧の調整および初期化操作は、タイヤが冷えた状態で行ってください。
タイヤ空気圧警報システムはお客様自身で初期化することができます。適度に右左折もしながら、直進走行をすることで初期化されますが、走行条件や走行環境によっては、初期化が完了するまでに時間がかかる場合があります。
初期化中にエンジンスイッチをOFFにしてしまった場合は、次回 ONにしたとき、自動的に初期化処理が再開されるため、あらためて初期化し直す必要はありません。
初期化の必要がない状態で誤って初期化操作を行ってしまったときは、タイヤが冷えている状態で指定空気圧に調整し、再度初期化操作を行ってください。
タイヤ位置判定中にタイヤ空気圧が表示されない場合でも、空気圧低下時はタイヤ空気圧警告灯が点灯します。
次の場合は、初期化に時間がかかる場合や、初期化できない場合があります。
約40km/h以上で走行していない
未舗装の場所を走行した
1 時間以上走行しても初期化できない場合は、安全な場所に約15分以上停車したあと、再度走行し直してください。
初期化中に車を後退させると、それまでのデータがリセットされるため、再度走行し直してください。
初期化操作時に警告灯が3回点滅しない場合、初期化されていないおそれがありますので、初期化手順を最初からやり直してください。
上記の方法でも初期化できない場合は、トヨタ販売店にご相談ください。
必ず指定空気圧に調整してから初期化操作をしてください。お守りいただかないと、タイヤ空気圧が低下してもタイヤ空気圧警告灯が点灯しない、または適切な空気圧でもタイヤ空気圧警告灯が点灯してしまうことがあります。
新しいバルブ/送信機を装着したとき
タイヤ空気圧バルブ/送信機には固有のIDコードが設定されているため、車両のコンピューターにIDコードを登録する必要があります。
通常は約30分以内の走行で登録が完了します。すでにIDコードの登録がされているタイヤセットを使用する場合は、ID切りかえ(→タイヤ空気圧警報システムのIDコードを切りかえるには(タイヤ空気圧警報システム装着車))を行うと短い時間で切りかえることができます。
IDコードの登録は、車速が約40km/h 以上のときに行われます。
登録操作を行う前に、車両の近くにタイヤ空気圧バルブ/送信機を装着したホイールがないことを確認してください。
IDコードの登録をしたあとに初期化を行ってください。IDコードの登録前に初期化すると、初期化が無効になります。
IDコードの登録が完了したあとは、走行によりタイヤが熱くなっているためタイヤが十分に冷えたあとで初期化操作を行ってください。
IDコードはお客様自身で登録することができます。適度に右左折もしながら、直進走行をすることで登録されますが、走行条件や走行環境によっては、登録が完了するまでに時間がかかる場合があります。
IDコードの登録を中止するには、マルチインフォメーションディスプレイで“センサID/位置登録”を再度選択してください。(→IDコード登録のしかた)
IDコードの登録を中止した場合、次回エンジンスイッチをONにしたとき、タイヤ空気圧警告灯が約1 分間点滅した後点灯します。
タイヤ空気圧警報システムが正常に作動できるようになると、タイヤ空気圧警告灯が消灯します。
しばらく待ってもタイヤ空気圧警告灯が消灯しないときは、IDコードの登録が正常に中止できていないおそれがあります。正しく中止するためには、再度IDコードの登録操作を初めから行い、走行する前にエンジンスイッチをOFFにしてください。
次の場合は、IDコードの登録に時間がかかる場合や、登録できない場合があります。
走行前に約15分以上駐車していない
約40km/h以上で走行していない
未舗装の場所を走行した
他車と併走し、自車のセンサーと他車のセンサーが判別できない
タイヤ空気圧バルブ/送信機を装着したホイールが車内や車両の近くにある
1時間以上走行しても登録できない場合は、IDコードの登録手順を最初からやり直してください。
登録中に車を後退させると、それまでのデータがリセットされるため、再度走行し直してください。
登録操作時に警告灯がゆっくり3回点滅しない場合、IDコードが登録されていないおそれがありますので、登録手順を最初からやり直してください。
上記の方法でも IDコードを登録できない場合はトヨタ販売店にご依頼ください。
この車両は2セット分のIDコードを登録することができるタイヤ空気圧警報システムが備わっています。
通常使用するタイヤと冬用タイヤの2セットを登録しておくと便利です。
IDコードの登録は、トヨタ販売店で行ってください。
この機能は2セット目のタイヤを登録してある場合のみ、切りかえをすることができます。
2セット目のタイヤが登録されていない場合、マルチインフォメーションディスプレイで“センサID/位置登録”を選択し2分待機してもID切りかえはできません。
IDコードを登録したときのセットでタイヤの交換をしたときのみ切りかえをすることができます。
他のセットのIDコードを混在させた場合は作動しません。