ヒルスタートアシストコントロール

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上り坂での前進時および下り坂での後退時に、ブレーキペダルから足を離しても一時的に制動力を保持し、発進操作を補助します。

ヒルスタートアシストコントロール作動表示灯について

エンジンスイッチをONにすると、ヒルスタートアシストコントロール作動表示灯が点灯します。

ヒルスタートアシストコントロールが作動している場合は、点滅します。

ヒルスタートアシストコントロールを解除するには

  1. 車両を安全で平坦な場所に停車させる
    パーキングブレーキが確実にかかっていることを確認してください。
  2. エンジンスイッチをOFFにしてエンジンを停止する
  3. エンジンを始動し、ABS&ブレーキアシスト警告灯とスリップ表示灯が消灯していることを確認する
  4. スイッチを長押しする(約30秒)
    TRC OFF表示灯とVSC OFF表示灯が点灯し、その後消灯することを確認してください。
  5. 消灯後、5秒以内にスイッチを離し、2秒以内に再度スイッチを押す
    ヒルスタートアシストコントロール作動表示灯が消灯し、その後点灯します。
  6. エンジンスイッチをOFFにする
  7. 再度エンジンを始動し、ヒルスタートアシストコントロール作動表示灯が消灯していることを確認する
    ヒルスタートアシストコントロールが解除されます。

ヒルスタートアシストコントロールを作動可能状態にもどすには、上記手順1から手順7を行ってください。

知識

ヒルスタートアシストコントロール設定時の留意事項
  • ヒルスタートアシストコントロール作動表示灯が消灯しない場合や途中で操作を間違えた時は、一度エンジンスイッチをOFFにして、手順4からやり直してください。

  • スイッチを30秒以上押し続けるとTRC OFF表示灯とVSC OFF表示灯が消灯し、以後の操作を受け付けなくなります。この場合、VSCはノーマルモードで作動します。(→VSC モードの切りかえ)一度エンジンスイッチをOFFにし、再度エンジンを始動すればスイッチの操作が有効になります。

ヒルスタートアシストコントロールの作動条件

次のときにシステムが作動します。

  • オートマチック車:上り坂での前進時にシフトレバーの位置がDまたはMのとき、または下り坂での後退時にシフトレバーの位置がRのとき

  • マニュアル車:上り坂での前進時にシフトレバーの位置がR以外のとき、または下り坂での後退時にシフトレバーの位置がRのとき

  • 車両停止状態のとき

  • アクセルペダルを踏んでいないとき

  • パーキングブレーキがかかっていないとき

ヒルスタートアシストコントロールが作動しないとき

次のときシステムは作動しません。

  • オートマチック車:上り坂での前進時にシフトレバーの位置がDまたはM以外のとき、または下り坂での後退時にシフトレバーの位置がR以外のとき

  • マニュアル車:上り坂での前進時にシフトレバーの位置をRにしたとき、または下り坂での後退時にシフトレバーの位置をR以外にしたとき

  • オートマチック車:アクセルペダルを踏んだとき

  • マニュアル車:クラッチがつながったとき

  • パーキングブレーキをかけたとき

  • ブレーキペダルから足を離して約2秒経過したとき

  • ヒルスタートアシストコントロール作動表示灯が消えているとき

  • エンジンスイッチをACCまたはOFF にしたとき

ヒルスタートアシストコントロールについて
  • シフトレバーをRに入れて後退した後に前進する場合、わずかに衝撃を感じることがあります。

  • ヒルスタートアシストコントロールのブレーキ力が不十分なときは、再度ブレーキペダルを踏んでください。

  • 停車中はブレーキペダルを確実に踏んでください。

システムの故障について

次の場合はシステムが故障しているおそれがあります。トヨタ販売店で点検を受けてください。

  • スリップ表示灯が点灯したとき

  • ヒルスタートアシストコントロール作動表示灯が消灯してブザーが鳴ったとき

警告

ヒルスタートアシストコントロールについて
  • ヒルスタートアシストコントロールを過信しないでください。急勾配の坂や凍った路面では、ヒルスタートアシストコントロールが効かないことがあります。

  • ヒルスタートアシストコントロールはパーキングブレーキのように車を長時間駐停車するための機能ではありませんので、同機能を坂道での駐停車のために使用しないでください。思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。

  • ヒルスタートアシストコントロール作動中に、エンジンを停止しないでください。ヒルスタートアシストコントロールが解除され、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。