タイヤの点検は、法律で義務付けられています。日常点検として必ずタイヤを点検してください。
タイヤの摩耗を均等にし寿命をのばすために、タイヤローテーション(タイヤ位置交換)を5,000kmごとに行ってください。
タイヤは次の項目を点検してください。
点検方法は別冊「メンテナンスノート」を参照してください。
タイヤ空気圧
空気圧の点検は、タイヤが冷えているときに行ってください。
タイヤの亀裂・損傷の有無
タイヤの溝の深さ
タイヤの異常摩耗(極端にタイヤの片側のみが摩耗していたり、摩耗程度が他のタイヤと著しく異なるなど)の有無
知識
- タイヤ空気圧について
タイヤの指定空気圧は、運転席側のタイヤ空気圧ラベルで確認することができます。
175/70R14 84S
前輪:250kPa(2.5kg/cm2)
後輪:240kPa(2.4kg/cm2)
185/65R15 88S
前輪:230kPa(2.3kg/cm2)
後輪:220kPa(2.2kg/cm2)
195/55R16 87V
前輪:220kPa(2.2kg/cm2)
後輪:200kPa(2.0kg/cm2)
応急用タイヤ
420kPa(4.2kg/cm2)
※:タイヤが冷えているときの空気圧
★:グレード、オプションなどにより、装備の有無があります。
- タイヤ関連の部品を交換するとき
タイヤ・ディスクホイール・ホイール取り付けナットを交換するときは、トヨタ販売店にご相談ください。
- 低偏平タイヤについて(195/55R16 87V装着車)
雪道や凍結路では、普通のタイヤとくらべてグリップ力が低下します。冬用タイヤを使用し、道路状態に応じた速度で注意深く運転するようにしてください。
- 低偏平タイヤの空気圧点検(195/55R16 87V装着車)
低偏平タイヤは、走行性能を優先したタイヤです。特に空気圧は定期的に点検してください。2週間に1回(最低でも1ヶ月に1回)、または長距離ドライブの前には、必ず空気圧を点検してください。
- タイヤのバルブについて
タイヤを交換するときは、バルブに変形・亀裂・損傷がないか点検してください。
警告
- 点検・交換時の警告
必ず次のことをお守りください。
お守りいただかないと、駆動系部品の損傷や不安定な操縦特性により、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
タイヤはすべて同一メーカー・同一銘柄・同一トレッドパターンで、摩耗差のないタイヤを使用する
メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない
ラジアルタイヤ・バイアスベルテッドタイヤ・バイアスプライタイヤを混在使用しない
サマータイヤ・オールシーズンタイヤ・冬用タイヤを混在使用しない
他の車両で使用していたタイヤを使用しない
以前どのように使用されていたか不明なタイヤは使用しない
- 異常があるタイヤの使用禁止
異常があるタイヤをそのまま装着していると、走行時にハンドルをとられたり、異常な振動を感じることがあります。また、次のような事態になり、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
破裂などの修理できない損傷を与える
車両が横すべりする
車両の本来の性能(燃費・車両の安定性・制動距離など)が発揮されない
- タイヤ交換時の注意
必ずナットのテーパー部を内側にして取り付けてください。応急用タイヤの取り付け
テーパー部を外側にして取り付けると、ホイールが破損しはずれてしまい、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります
ねじ部にオイルやグリースをぬらないでください。
ナットを締めるときに必要以上に締め付けられ、ボルトが破損したり、ディスクホイールが損傷するおそれがあります。
またナットがゆるみホイールが落下して、重大な事故につながるおそれがあります。
オイルやグリースがねじ部についている場合はふき取ってください。
- 異常があるホイールの使用禁止(アルミホイール装着車)
亀裂や変形などがあるホイールは使用しないでください。
走行中にタイヤの空気が抜けて、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
注意
- 低偏平タイヤについて(195/55R16 87V装着車)
低偏平タイヤのホイールは、路面から衝撃を受けたとき、ホイールに通常より大きなダメージを与えることがあります。そのため次のことに注意してください。
適切なタイヤ空気圧で使用する
空気圧が低すぎると簡単に損傷することがあります。
段差や凹凸のある路面、路上に空いた穴、平らでない舗道・縁石や他の障害物を避ける
タイヤおよびホイールがひどく損傷することがあります。
- 走行中に空気もれが起こったら
走行を続けないでください。
タイヤまたはホイールが損傷することがあります。
- 悪路走行に対する注意
段差や凹凸のある路上を走行するときは注意してください。
タイヤの空気が抜けて、タイヤのクッション作用が低下します。また、タイヤ・ホイール・車体などの部品も損傷するおそれがあります。